クロマフレア塗装をはじめ様々な特別仕様が特徴的なゾンダーヴンシュによるポルシェ911 ターボS
オーストラリアにおけるポルシェの75周年を記念した特別仕様(ゾンダーヴンシュプログラムによる)のポルシェが発表されました。
モデルは992.2世代のポルシェ911 ターボS。カッコイイ。

この特別モデルは『Land Down Under (ランドダウンアンダー)』と名付けられています。

「Land Down Under」とはオーストラリアを指す言葉。
このポルシェの写真を見ると、美しいポルシェのボディカラーの下の方には美しいオーストラリアの赤っぽい大地がうつりこんでいるように見えるのですが、実際にはこれは見る角度や光によって色が変化するクロマフレア塗装を使い、グラデーションに仕上げられたボディカラーとなっています。

今までのポルシェのクロマフレア塗装は車の前から後ろにかけてグラデーションがかかっているようなパターンしか見たことがなかったので、このように車の上から下にかけてのグラデーションというのは初めて見ました。
ボディの上部はSouthern Cross Blue(サザンクロス・ブルー)で、下部はTerra Australis Red(テラ・オーストラリア・レッド)というカラー。

景色があるとわかりづらいので、雑ですが切り取ってみるとこのような感じ。

さらに明るさを少しあげてみるとこう。うーん、周りの景色がなくなってもやっぱり土の色が反射してうつっているように見える(笑)。

あ、そうか。
でもだからこそこのポルシェを見るだけで、オーストラリアの素晴らしい広大な赤い大地を思い浮かべることが出来る、またはオーストラリアの赤い大地の上を走るポルシェを想像出来るわけですね。
素晴らしいな。

このクロマフレア塗装は完成までに300時間以上を要したそう。
そして私はオーストラリアの赤い広大な大地を思い浮かべたわけですが、見る角度や光の当たり方によって、砂漠のオレンジ、夕暮れの空の色、ユーカリの緑、日の出の金色に変化するとのこと。
後ろ姿を見ると、マフラー周りはボディがチタンというわけではないのに、なんとなくチタンが熱せられて色が変色したのかなとも思えてしまうような印象^^

そしてこの911 ターボS ランドダウンアンダーの特別なところはこの塗装だけではありません。
他にも、シドニーを拠点としているアーティストのWerner Bronkhorst氏にオーストラリアをテーマにしたイラスト集を製作してもらい、その「オーストラリアの風景、野生動物、文化からインスピレーションを得たミニチュアのアートワーク」などたちが車の様々な思いがけない場所に散りばめられていたりします。




遊び心があっていいですね。
このコアラ、可愛い^^

車内はダークナイトブルー(Dark Night Blue)のレザーとクーリバーブラウン(Coolibah Brown)を組み合わせた内装。
ちなみにCoolibahというのはユーカリの一種の名前だそう。

シートには14,417個のパンチング加工が施され、独特のパターンを形成。こういうのも今まで見たことがなかったな~。


オーストラリア産のシルキーオークのウッドトリム、ダッシュボード、そしてドアパネルにはブルーマウンテンズの地形図が描写されているそう。

さらに車内で物凄く特徴的な仕様といえば、天井部分。
これがまた凄いのです。なんとそこには南半球の夜空が描かれているのです。しかもここに描かれている星空というのは、ポルシェが正式にオーストラリアに進出した年である1951年のウルル上空のものだとか。
なにそれ、もうめちゃくちゃ素敵すぎる。考えた人、ロマンティック。

ステアリングホイールは、ダークナイトブルー、クーリバーブラウン、そしてネオジムの3色を組み合わせて、カラハリ(Kalahari )カラーの12時位置マーカーを配置。

あとは、写真はなかったのですがポルシェ911ってある程度の速度があがった時などにリアスポイラーがあがりますよね?
今回、時速80㎞以上でそのスポイラーがあがった時だけに見える部分には『See ya later, mate』と描かれているそうなのです。
遊び心すぎる~。
リアスポイラーがあがる時=加速しはじめた時(を想定)…というわけで、自分の車の後ろにいる人に「またね~」という挨拶であり、つまりそれはポルシェが一瞬にして後ろの車を引き離して走り去っていく想定^^

他にも車のルーフ(外側)には、見る角度や光によって塗装の中から模様が浮かび上がるという『ゴースティング効果』が。これはポルシェとして初めて採用されたものらしい。
確かに角度によっては、普通の何も描かれていないルーフに見えるのですが…↓

角度が変わると、Werner Bronkhorst氏による独特なフォントでの『75』が出現。
この75はオーストラリアにおけるポルシェ75周年だけでなく、ポルシェ・モータースポーツ75周年も記念したものだそう。

今回のポルシェ911 ランドダウンアンダーは、もうなんというか「ゾンダーヴンシュでこんなことも出来ちゃうのよ」を見せつけられたような気持ちになりました。
すでにカスタマイズ合戦みたいになってきているような…。

でも、こうして色々なアイデアを見せてもらえるのは大変嬉しいことで、参考にさせて頂きたいと思います(ゾンダーヴンシュになんて手が出せないのに、何の参考にするのかは私もわかっていません(笑))。
Source:
◆(公式)Porsche Cars Australia presents the 911 Turbo S Land Down Under
◆Porsche’s One-Off 911 Turbo S Celebrates 75 Years in Australia with Remarkable Color Combinations
◆Porsche's one-off Aussie-themed 911 Turbo S – with 'See ya later, mate' on the rear wing
◆Porsche Introduces the One-Off 911 Turbo S Land Down Under - It's Obviously Dedicated to Australia
◆Porsche 911 Turbo S Land Down Under Celebrates 75 Years of Porsche Australia
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