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Porsche 2025 Summary: Annual Press Conference 2026

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ポルシェが体制を再編: よりスリムで、より速く、より魅力的に

2026年3月11日にポルシェAGのアニュアルプレスカンファレンスが開催され2025会計年度のポルシェがどうであったかと、今後についてが発表されました。

The annual reports up to last year are as follows:

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ポルシェAGは現在の厳しい経営環境を受け、製品戦略の加速、経営体制の合理化、そして全社的なコスト削減を進めるという方針を発表。

新たにポルシェAGのCEOに就任されたのミヒャエル・ライタース氏は、現在の困難な状況を単なる危機ではなく企業変革の機会と捉えていると述べられ、ポルシェを包括的に再ポジショニングすることでよりスリムで迅速に意思決定できる組織へと変革、製品の魅力をさらに高めていくと語られました。

また今後の成長に向けてより高い利益率が期待できる分野での拡大を目指し、製品ポートフォリオの拡張も検討していると説明。

2025年の業績はグループ売上高が362億7,000万ユーロ、営業利益は4億1,300万ユーロ、その営業利益率はたったの1.1%に。

一方、ポルシェは依然として高い純流動性と健全なバランスシートを維持していて、強固な財務基盤を背景に今後の課題に柔軟かつ強靭に対応できる体制を保っているとも言われています。

CFOのヨッヘン・ブレックナー氏は、世界的な経済環境の課題と社内の再編が2025年の収益に影響を与えたと説明。

さらに2026年も再調整のための施策により数億ユーロ規模の一時的な収益への影響が続く見込みだそう。

でも中期的にはポルシェの基準に見合う十分な利益率を回復し、長期的には企業のレジリエンス(回復力)を強化するために、こうした一時的な負担を受け入れる方針だと言われています。

Michael Leiters氏とJochen Breckner氏

アニュアルプレスカンファレンス2026:発表内容

ざっとまとめると前述のような感じの発表内容でしたが、ここからはさらに発表された内容の詳細を見ていきたいと思います:

  • ポルシェAGは2025年に開始した会社とその製品ポートフォリオの再編を次の段階に進めている
  • 新CEOのミヒャエル・ライタース氏はそのペースを加速させている
  • ミシャエル氏曰く:
    • 私が就任して以来、経営陣は状況を体系的に分析し、的を絞った一連の初期対策に着手した
    • ここには特に中国の厳しい市場環境において量より価値を重視する原則を一貫して適用すること、フル電動カイエン・エレクトリックの品質重視の生産増強が含まれる
    • 経営体制を合理化し、階層構造を縮小し、官僚主義的な手続きを削減する
    • また、すでにコアビジネスへの注力を強化し始めている
    • 私達は現在の課題をより果断に行動するための機会と捉えている
    • ポルシェのポジショニングを徹底的に見直し『会社をスリムで、より迅速に、そして製品群をさらに魅力的に』進化させていく

新ストラテジー2035とは

  • ミヒャエル氏は会社に対する自身の期待を明確に表明
    • Dr. Ing. h.c. F. Porscheという社名はスポーツカーメーカーとしての卓越した技術を象徴している
    • ポルシェは自ら運転したくなるような楽しくてパフォーマンスと情熱を伝えるような妥協のない優れたスポーツカーを届ける
    • これらはすべてパワートレインの種類に左右されるものではない
  • ミヒャエル氏は2026年1月の就任から70日後に『ストラテジー2035』の最初の具体的な柱となる項目を概説
    • 高利益率セグメントでの成長を目指し、製品ポートフォリオの拡大を検討
    • その過程で現行の2ドアスポーツカーとカイエンの上位モデル、そして派生モデルの開発を検討中
    • 資本市場を視野に入れながら、ストラテジー2035を通してポルシェにふさわしい持続的に強力なキャッシュフロー、堅調な業績、そして利益率の基盤を築きたいと考えている

2025年と2026年に登場の魅力的な新しいスポーツカー

  • 2025年には2台のトップ派生モデルがワールドプレミアを迎えた
    • 2025年9月にポルシェは新型911ターボSを発表
    • 2025年11月にはフル電動のカイエン・エレクトリックのワールドプレミア
  • 新型カイエン・エレクトリックはモデルシリーズの既存の内燃エンジンモデルとプラグインハイブリッドモデルを補完するモデルであり、ポルシェのパワートレインタイプのミックスへの継続的な取り組みを示すものである
  • 2026年、ポルシェは世界中の顧客とファンに感動を与えるエモーショナルなニューモデルを発表する

この図を見ても以前のEV比率を急速に増やす計画から、EVの増加ペースがかなり緩やかになっていることがわかります。→EV、ICE、ハイブリッドの長期併存↓

また、今後はアメリカが最重要市場とのことで、アメリカにおいてもEV戦略がICEを含むパワートレイン構成へ修正されたことがわかります。

特別経費を伴う厳しい会計年度

  • 2025年会計年度は厳しい状況だった
  • グループの売上高は2025年に362億7,000万ユーロ(2024年:400億8,000万ユーロ)に、グループ営業利益は56億4,000万ユーロから4億1,300万ユーロに減少した
  • 理由としてはとりわけ約39億ユーロの特別経費が挙げられる
  • 特別経費の内訳は以下の通り:
    • 製品戦略の再調整と会社の規模の再調整:約24億ユーロ
    • バッテリー事業による追加費用:約7億ユーロ
    • 米国の関税:約7億ユーロ
  • グループの営業利益率は1.1%(2024年:14.1%)で、前回の調整後予測の範囲内
  • 自動車部門のEBITDAマージンは13.3%に低下(2024年:22.7%)、これは前回の調整後予測を上回った
  • 世界的な課題と会社の再編は2025年の収益に影響を与えた
  • 2026年も再調整策は引き続き数億ユーロ規模の一時的な収益への影響をもたらすが、中期的にはポルシェの基準に見合った十分な利益率を確保し、長期的には当社のレジリエンスを強化するためにこれらの負担を受け入れる
Porsche AG GroupFY 2025FY 2024change
Sales362億7000万ユーロ400億8000万ユーロ-9.5%
Operating income4億1000万ユーロ56億4000万ユーロ-92.7%
Operating margin1.1%14.1% 
sales quantity279,449 units310,718 units-10.1%

費用により配当金を調整

  • 自動車部門の純キャッシュフローは15億1,000万ユーロ(2024年:37億3,000万ユーロ)
  • その結果、自動車部門の純キャッシュフローマージンは4.7%(2024年:10.2%)となり、調整後の範囲内となった
  • 純粋なバッテリー駆動の電気自動車のシェア(BEVシェア)は22.2%(2024年:12.7%)となり、当初の予想範囲を上回った
  • 2025年度の販売台数は減少、全体では『279,449台』を納車、これは前年(2024年:310,718台)と比べて10.1%の減少
  • 厳しい状況にもかかわらずポルシェの財務状況は良好
  • 高い純流動性と健全なバランスシートによりポルシェは柔軟性とレジリエンスを備えている
  • 2025年の普通株式1株当たりの収益は0.47ユーロ、優先株1株当たりの収益は0.48ユーロ
  • 取締役会と監査役会はポルシェAGの年次株主総会に普通株式1株当たり1.00ユーロ、優先株1株当たり1.01ユーロの配当を提案する予定
  • 2025年の特別な負担により配当は前年に比べて大幅に減額されるが、当初のガイドラインである50%よりは大幅に高くなる

2026年の予測

  • ポルシェAGは2026会計年度も非常に厳しい市場環境を予測している
  • 例えば中国では高級車セグメントは依然として厳しい状況にあり、特に完全電気自動車では激しい価格競争が続いている
  • ポルシェはまた地政学的な不確実性と米国の関税政策が今後も続くと予想している
  • ※最近の中東情勢の潜在的な影響は考慮されていない
  • これらの前提と追加の一時的影響に基づき、ポルシェは2026年度のグループ営業利益率が5.5~7.5%の範囲で上昇すると予想している
  • この予測では売上高が約350億~360億ユーロの範囲と想定される
  • ポルシェはまた自動車部門の純キャッシュフローマージンも3~5%に上昇すると予想している

これからのポルシェに思うこと

ざっと見てきた今回のアニュアルレポート、数字的になかなか残念な内容ではあるもののこれはQ3の発表があって「今が底」と言われた時点からわかっていた内容ともいえるので、さらに今後はほんの少しずつでも上がってくことを期待したいと思います。

今後のポルシェはより一層『価値重視(Value over Volume/量より質)』を強めていくことは明確であり、直球で言えば「1台あたりの売上をあげる」ということかな。

この図からもポルシェがすでに「台数を減らして価格を上げている(=この図からは正しくは売った台数は減ったが1台当たりの単価は上がっている)」ということがわかり、ポルシェが『Value over Volume』に向かっていることがわかるかと思います。

将来のモデルラインアップを整理して複雑さを減らす(技術の共通化)一方で、パーソナライズ車両や特注仕様(Exclusive ManufakturやSonderwunsch)の提供を拡大するのが今後の戦略。

フェラーリ的な売り方になるとも言われていますが、今すぐに急に「車の販売台数が少なくても利益が出る会社になる」のは難しいと思えるので、まだまだ多くの販売台数をあげながらも1台1台における損益分岐点をさげ、今後は販売台数だけに依存しないブランドを目指していくものかと思われます。

といっても、あまりなんでもかんでも特別仕様を簡単に作れるようにしてしまうと逆に数十年後には個性的なポルシェがあまり価値を持たなくなってしまいそうですし、限定車ばかりだと一般的な顧客層からのポルシェ離れを起こしそう(気持ち的にも)ですし、ハイパーカーが登場しても購入(または運転)出来る人はそれこそ限られてくるでしょうし…。

でもとにかく、私個人としては『Value over Volume』をつらぬく戦略には賛同、今後もポルシェの価値(今はもうなんというか特にブランドとしての?)を守っていって欲しいと思います。

Disclaimer:

This press release contains forward-looking statements and information that reflect Dr. Ing. hc F. Porsche AG's current views about future events. These statements are subject to many risks, uncertainties, and assumptions. materializes or if the assumptions underlying any of the forward-looking statements prove to be incorrect, the actual results may be materially different from those Porsche AG expresses or implies by such statements. Forward-looking statements in this presentation are based solely on the circumstances at the date of publication. We do not update forward-looking statements retrospectively. Such statements are valid on the date of publication and can be superseded. This information does not constitute an offer to exchange or sell or an offer to exchange or buy any securities. 

Source:
(公式)Porsche is realigning itself: "Leaner, faster and even more desirable"
(公式)ポルシェが体制を再編: 「よりスリムで、より速く、より魅力的に」

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