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BMW:ビーエムダブリュー ◆我が家のBMW M3 (2021)

人生初の氷上走行体験:BMW M3で八千穂レイク氷上を走る

投稿日:2023年2月8日 更新日:

凍った湖の上を車で走る体験

はぁぁぁ。ついにです、ついに。

この日が来てしまいました。

明け方から都内自宅を出発し、長野県は佐久平のPAに到着したのが朝の6時くらいかな。この日の車はBMW M3。この日の為にM3のタイヤをスタッドレスに交換しました。

佐久平で少し休憩したのち、さらに最終目的地に向かって走ります。

走っていると目の前には1台のポルシェ。うん、この辺りをこの時間に同じ方向へ走っていくポルシェなんて絶対に目的地は同じはず。

そう思いながらついていくと、道はどんどんと雪だらけになっていきました。

BMW M3用スタッドレスタイヤはミシュラン X-ice Snow

今回、M3用に購入したスタッドレスタイヤは、BMW G80 M3用スタッドレス・ミシュラン・エックスアイススノー(Michelin X-ice Snow)というもの。

普通の道をこのスタッドレスで走ると、普通のタイヤ装着時に比べて少しスピードを出しただけでもふにゃっとしちゃって「M3、どうしたの!!」ってなっちゃう感じでしたが、雪道では素晴らしい性能を発揮してくれたスタッドレスタイヤでした^^

さて前を行くポルシェを追って到着した場所はこちらです。

目的地への入口には何の看板もサインもなかったので、ポルシェが前にいてくれなかったら、どこが入口かわからず1日中路頭に迷うところでした。前にいたポルシェ様に大感謝。

というわけで、こちらが到着した目的地。お天気も最高!↓

そう、ここは八千穂レイクという湖なのですが冬の間はこの湖が完全に凍ることからその氷となった上を車で走ってみましょうという「氷上走行」をするためにやってきたのです。

これが湖↓

以前から私と同じく色々とドライビングレッスンに参加されている方や、教えて下さる方、そしてプロのレーシングドライバーの方にいたるまで多くの皆さまから「ドライビングの練習にはなんといっても氷上がイイ。絶対に1度はやったほうがいいよ」と言われていたのです。

でもでもでも、私、変なところで「(自分が思う)死にそうなこと」に対する恐怖心が強くて、この氷上についても「いやでも、万が一氷が割れて落ちちゃったら」とか考えると恐ろしくて「氷の上を重たい車で走るだなんて私にはまったく無理!」って思っていたのです。

それでもやっぱり毎年「氷上は良いよ」と聞いていると「う、うーん、そうしたらいつかチャンスがあったらやっぱり1度は体験してみようかな」という思いがふつふつと出てきていて、そんなタイミングの今にまさに行かせて頂けるチャンスが出来たことから、もう「えーい」と勢いで行っちゃう!!と決意。

それでも現地に到着するまでは「いざ湖についたら恐ろしくて私は氷(湖)ではない端っこの方で待ってるねってなっちゃうかも」…なんてひるんでいました。

が、しかし。

八千穂レイクについて車を誘導して頂き駐車…からの、皆さまにご挨拶に行った時にふと気づいたことが1つ。

「あれ?もしかして私、もうすでに湖の上にいます?車を停めてるところってすでに氷の上?」

うわぁ。

そう、もうすでに私はBMW M3と共に凍った湖の上にいたのです。わかってなさすぎ(笑)。

「あ、えっと、なに、氷上ってこんなに普通に地面っぽいの?」と。

もちろん、実際には氷の上なのですが私が抱いていたイメージはもっと「ハイ、ここまでが地面でここからが氷です」ってわかれているものだったので。

氷上のコースを整備して下さっている除雪車(?)も可愛く、どんどんテンション上がっていく単純な私。↓

こうして結果として気づけばすでに氷の上にいたということもあり、変な恐怖心はなくなっていきました。

これこそまさに百聞は一見にしかず。行ってみなければわからない「氷上とはどういうものか」。

行く前までは「走行前には遺書を書いていかなきゃ」とか思っていたのが嘘みたいで、実際には私が恐れていたような状況ではありませんでした^^

※それでももちろん、氷上に危険は絶対に伴うものかと思いますので注意事項はしっかり守って安全第一に注力します。

この日、八千穂レイク氷上に作られていたのは1.4キロにおよぶミニコース。

走行するところだけが氷路面になっていて、それ以外のところには雪が積もっていることからコース自体はとてもわかりやすい。コースの目印としてタイヤも置いてくれています。

最初に八千穂レイクを管理されている方から色々な注意事項をしっかり丁寧に教えて頂けたこともありがたく、安心でした。

この日はポルシェクラブ宇都宮様と、もう1つ他のグループ(?)での合同開催であったのですが、今回私と夫はそのもう1つのグループの方の枠で参加させて頂きました。

この場をお借りして、走行枠に入れて下さったドリフト師匠様とお仲間の皆さま、そしてお話をくださったポルシェクラブ宇都宮の会長様&皆さまに感謝申し上げます。人生初の素晴らしい体験をさせて頂きました^^

最初にまずはドリフト師匠様の運転で氷上走行とはどういうものかを助手席体験させて頂き私の氷上体験スタート。

以前、PVCドリフトというものを体験させて頂いた時に「氷上だとまさにこのような感じ」と聞いてはいたので、なんとなくの想像はしていたつもりですが、やっぱりホンモノの氷の上に出るとまた全然違う(当たり前)。

本当にゆ~っくりの速度で車をドリフト状態に持っていくことが出来、とにかくなんだかもうずっと滑っている状態。

少し長めのストレートで気づかぬうちに時速30キロくらいが出ちゃったら「あ、速い、速い」って焦るくらいで、コーナーなどはホント時速10~20キロで十分というスロー感。

この氷上での低速走行からのドリフトへの持っていき方、そしてその後の車の制御の仕方を助手席体験でばっちり見せて&体験させて頂いたのでとてもとても勉強になりました。

この最初の助手席体験があったかないかで、この日1日の私の成果は全然違うものになっていたかと思います。

教えて頂いた感覚を覚えているうちに、続いては自分たちの車で実際に自分の運転で氷上走行です。

いや~、これ、楽しい!!!

最初のうちは「おおお、滑る、滑る」って慌てていて、滑り始めたら車を制御するにも「おわっ」「ふえっ」って意味不明に混乱しながらステアリング操作もガタガタガタガタと慌ただしい。

自分でも「どれだけカッコ悪い運転なの」って笑えちゃうくらいの、車内で阿波踊りみたいなスタートでした(笑)。

それでも少しずつ感覚がわかっていくと、コーナーでドリフトしながら車を制御するにしても(うまく出来ている時には)ほとんどステアリングもガタガタなんて動かす必要がなくなってくることに気づきます。

ドリフトに入るスピードも低速、そしてドリフトしながらの走行も低速。

自分の中で「こんなにも止まりそうなくらいのスピードでもドリフトが続いているなんて!!」というのはとにかく私にとって感動の体験で、今までの自分がいかに無意識のうちに「ドリフト=力技」と思い込んでいたのかということに気づけました。

今回ポルシェで参加されていた方々もいらっしゃって、ポルシェが氷上を走る姿にも見惚れつつの走行~。

今まで(氷上ではない路面で)定常円でさえもまともにまだまだドリフト出来ずにいた私なのですが、氷上だと面白いくらいにドリフト出来てしまうので、この1.4キロのミニコースをドリフトしながら走ることが出来るわけです。

自分の中で「フロントガラスから見える景色が横に流れるのを見ながら車を走らせる」という体験が出来たことは本当に本当に感動で「あ、これ今本当に車は完全に横にスライドしながら走ってるんだな」と実感できました。

自分のなかで「車を横にスライドさせながら走るなんて、そんなの無理」ってやっぱりどこかで無意識に思っていたことが「あ、これなの?」と自分の運転で体験することが出来たというのは本当に大きい。

普通の路面での定常円でドリフトが半周くらい出来た時も、半周すぎたくらいからは「車があらぬ方向に向かって走って行っている気がしてしまって、ハンドルを変にきってしまいドリフトが終わってしまう」ということで悩んだことがありました。

でも今回のこの氷上で改めて、いや、たぶん本当は今回になって初めて「ドリフトとはどういうものか」を知った気がします。

実は何もわかっていなかったのだな。

いや~感動、感動。

って、ここまで書いておいてたぶんまた普通の路面に戻ったら「ドリフト出来ないぃぃ」ってなっているのだと思いますが(笑)。

でも少なくとも自分の中で今までとは全っ然理解度が変わったことだけはわかり、本当に今までの中でもっとも車の動き方を知ることが出来たような気がします。

うん、あの私の場合は「気がする」だけかもしれないので、話半分に聞いておいていただけたらと思いますが。いや、話10%くらいで(笑)。

途中、BMW1シリーズで参加されていた方が「運転されてみます?M3との違いがわかると思いますよ!」とお車を運転させて下さいました。

代わりにといっては何ですが、是非是非M3をどうぞ!と、逆にM3を運転して頂いたのですが、そうすると自分の車(M3)が氷上を走っている姿を見ることも出来て、それもなんとも嬉しかったです。

良い体験をさせて頂き、ありがとうございました^^!

余談ですが、氷上を走っている時にふとナビを見てみると…当たり前なのですが自分がいる位置は湖の上(笑)。

これ、なかなか見れない状況でしょう^^ ↓

あとは、夫が運転している時に助手席からふと地面(氷面)を見てみたのですが、あれ?

えええええ。

あの、この白い線たちってもしかして氷に入っているヒビでは?!

良く見てみると実はヒビだらけ。一気にまた恐怖を感じてしまった瞬間でした(笑)。

もちろん、実際には氷の厚みは結構なものなので表面にクラックが入っていてもだからといってすぐ割れるわけではなく。

でもこれには気づかない方が精神衛生上は良かったかも(笑)。

雪・氷の上を走っているとホイールにも雪がたまっていったりするのですが、こちらのGRヤリスさんの場合…↓

前輪はこのくらいの雪だったのですが

後輪はもうなんというか「それ、タイカンのミッションEデザインホイールですよね?」ってなっていました。そう見えません^^??↓

氷上での助け合いに感動

それから私にとっての初めての氷上走行体験において実はもう1つとても感動したことがありました。

それが何かというと「助け合い」。

車は氷上でじゃんじゃん滑ってしまうので、一瞬の操作ミスで車を制御させられない状態にしてしまうことも多々起きるわけで、そういう時には氷面からそれてサイドの雪につっこんでしまったりするわけです。

そういう時に雪から自力で車を出すことが出来るならそれで良いのですが、ほんの少し雪に乗っただけに見えても雪から自力では抜け出せずになってしまうことも。

そうなると、その雪にささってしまった車のすぐ後ろにいる車と、さらにその後ろにいる車くらいの方々がスタックしてしまった車の救助の向かうのです。

皆さまスコップ(シャベル)を持たれて、タイヤ周りの雪をかき、最後は皆で車を押し出すわけですが、人手が足りなそうだと判断すると後続の車たちからも皆さんがぞろぞろ、道を挟んだ向こう側にいらっしゃる方などもぞろぞろと救助に向かいます。

もうね、その姿は私の目にはさながらこういう光景にうつるわけですよ。いや、ホントに(笑)。カッコイイ。↓

写真出典はPeople (ちなみに映画アルマゲドンからのワンシーン(笑))

この助け合いの精神がなんとも素敵で、救助に向かわれる人たちを見ては感動、そして私自身も出来る限り何か出来る時はお手伝いしたいと思いました。

私くらいだと車を押す力にもたいしてなれないかもですが、それでも少しでも役立てたらという思いになります。

この皆で助け合うのがなんとも良いな~って、寒いなかとても暖かい気持ちになりました。

アヒル製造機で雪アヒルを作る

では、最後の最後にまだどうでも良いことをもう1つ^^

この日「雪があるところに行く」ということで、純粋にその「雪で遊べる」ということも楽しみにしていた私は、最近ポルシェセンターで購入することが出来るようになっていたポルシェミュージアムのアヒルちゃん3匹を連れていっていました。

さらにこの日に備えて「アヒル製造機」(黄緑色のもの)も準備。

このアヒル製造機、いわゆる雪合戦の雪玉を雪をぱかっと挟んで作れるものが変化したものの1つで、雪をぱかっと挟むことでアヒル型の雪が出来るというモノ。

この雪アヒルとポルシェアヒルを並べたかったのですよ~^^!!

あああ、もう、可愛い!

可愛すぎる!!

走行していない時間にひたすら雪アヒル作りして楽しんでいました(笑)。

最初の数匹は上手に型からはずせなかったりしたのですが、何匹か作っているうちにコツがわかってきて、そうなるともうあとは職人のごとくアヒル製造。

無心になって(というか「可愛い~」と思いながら?)ひたすらアヒル製造している怪しい人物。

いや~楽しかったです。満足、満足。

車の上にアヒルちゃんを置いて撮ってみよう!って思ったら滑り落ちてきてしまって、これまた可愛くて1人大爆笑していました。

氷上まで行って何してるのかな、私(笑)。

アヒル製造も出来て、もちろん1番の目的であった氷上走行も出来て、とってもとっても実り多く楽しい1日でした。

気温はマイナス7~14度くらいだったようですが、それでも興奮していたからかそこまで寒さを感じずにいられました(でもさすがにコートなしでふらふらしたら寒かった^^)。

帰り道、しばらくは雪道でしたがある程度走ったらもう道に雪はなくなり、綺麗な景色が。

なんだか少し前までの体験が夢のよう。

都内に戻ってからは、融雪剤などまずは取り除いておきたいので洗車機で車の下まわり洗浄があるガソリンスタンドを検索し、そちらに立ち寄りました。

本当なら手洗い洗車してあげたいところだったのですが、翌日もすぐ洗車出来る時間が取れるかもわからずだったので、ここはもう自動洗車機で。

洗車機に入る前のフロントガラスのこの汚さといったら、わかります?

今回利用させて頂いた洗車機がなかなか優秀で、かなり綺麗になりました。

フロントガラスもこの通り↓

ポルシェを通じて車体験がどんどん充実していっています

もともと免許を取得した16歳の頃から車のことは好きで運転することも好きではあったのですが、それでもポルシェと出会ってからはこれまでとは全然違うレベルでもっと運転を楽しみたい、もっとポルシェの素晴らしさを知りたいという思いで色々なことをしてきました。

そして今回、そういった様々な私の車に関する体験がついに氷上にまでつながったわけで、自分としてもなんとも感慨深く、そしてまだまだ知らない世界がいっぱい目の前に広がっていることに日々気づかせてもらえていることが本当にとても嬉しく、楽しいです。

この日もまた素晴らしい体験をさせて下さった皆さま、本当にありがとうございました!

氷上、めちゃめちゃ楽しかったのでまた機会があれば行かせて頂きたいと思います^^ (今までの恐怖心はどこいったー)

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