カレラGTの初期スケッチ
少し前にグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで上映されたという、俳優のエイドリアン・ブロディさんがポルシェの舞台裏を自身がインターンとして働く経験をされたドキュメンタリー映画『ザ・インターン (The Intern)』というものが公開されていました。
Reference article:Porsches at the 2025 Goodwood Festival of Speed
動画はこちら(28:33)↓
このドキュメンタリー映画の中でポルシェのスペシャルプロジェクトディレクターであるGrant Larson氏と主演のブロディさんが話す場面があるわけですが、そのワンシーンで話題となったのがこちら。
これが何かというとカレラGTのアーカイブスケッチだそうで↓

カレラGTの初期のスケッチなどがブロディさんに紹介され、このスケッチにはハードトップとターボファンホイールを装備したモデルがあり、その形状は911 GT1をベースにしたものと考えられているようです。
リアディフーザーなども現在実際に存在しているカレラGTとは違うもの。
カレラGTはロードスターとなって作り上げられる前(1999年頃)の初期段階ではGrant Larson氏に「サーキット志向のミッドシップのV10スーパーカーとして、いくつかのスケッチ案を出して」となっていたそうなのです。
だからこそこのハードトップのカレラGTのスケッチが残されているという。
その後、2000年にはカレラGTはまずはコンセプトカーとしてパリのモーターショーで初公開となったわけですが、なぜ最初はハードトップのスケッチからスタートしていたのに最終的にはそれをやめたのでしょうね?
各モデルのおいてコンセプト、アイデア出し、開発段階などでは様々な形態での可能性が探られてからの、現在の形となっているのかと思うと興味深いな^^
Source:Adrien Brody Unearths Old Porsche Carrera GT Sketches During Stuttgart Factory Visit
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