2026年2月1日から元マクラーレンのチーフデザインオフィサーがポルシェのデザイントップに就任
Tobias Sühlmann氏(46)が2026年2月1日よりポルシェのデザイン責任者(Head of Design)に就任するということが発表されました。
今まで20年以上にわたりポルシェのデザインを統括されてきたのはMichael Mauer氏(63)で、トビアスさんはこのミヒャエルさんの後任ということになります。
新しくポルシェのデザイントップになるトビアスさんは英国のスポーツカーメーカーのマクラーレンで2023年からチーフデザインオフィサーを務められていた方。

ポルシェのデザイン責任者は歴史上ごくわずかしか交代していないため、今回の交代はかなり大きな出来事として捉えられているようです。
というのも、現在のトップであるMichael Mauerさんはポルシェの長い歴史の中でも「4代目」となるデザイン責任者(2004年に就任)で、その前にはFerdinand Alexander Porsche氏、Anatol Lapine氏、そしてHarm Lagaay氏というたった3名の方しかいないのです。
Michael MauerさんはPforzheimにあるUniversity of Applied Sciencesで自動車デザインを学び、メルセデス・スマート・Saabを経てポルシェに入社。
Dr. Ing. hc F. Porsche AGでの勤務開始当初はカイエン・新型パナメーラ・918スパイダーなど数多くの重要モデルのデザインを統括。その後、ポルシェデザインを電気自動車時代へと移行させることにも貢献されてきました。
今回1月末を持ってポルシェのデザイン責任者を退任されるMichael Mauerさんは以下のようにコメント:
『時代を超越したデザインには耐久性と新たな刺激の両方が必要。ポルシェの戦略的再編を考えると今こそデザインにも新たな視点を取り入れる絶好の機会だと思う。これほど長期間に渡りポルシェのデザイン哲学の形成と発展に貢献出来たことは私にとって大きな喜びであり、光栄』

2026年2月1日から新たにポルシェのデザイントップに就任するトビアスさんはミヒャエルさんと同じくPforzheimにあるUniversity of Applied Sciencesで学ばれた後、2005年にフォルクスワーゲンにてキャリアをスタートしパサートやトゥアレグにも関与、その後ブガッティへ移籍。
エクステリアデザイン責任者としてアストンマーティンを経て、マクラーレンに入社。さらに続いてベントレーでは後にバトゥール(Batur)のデザインに大きく関わられたそうです。

その後、また2023年9月からマクラーレンに復帰されてチーフデザインオフィサーに就任。そして今回2026年2月からポルシェのデザイン責任者に就任されるということになります。
22年ぶりに新しい方がポルシェのデザイン責任者となり、今後出されてくるポルシェ達にどのような影響を与えるのかが楽しみでもあり心配でもあります。
ポルシェは今までモデルチェンジごとに(デザインの観点で)進化をしつつも、それでもやっぱり時代が変わってもひと目でポルシェとわかる『ポルシェのデザイン』が受け継がれてきていると思います。
この「あ、ポルシェだ」「やっぱりポルシェ、ポルシェだからこそカッコいい」と思える『ポルシェ』でありながら、時代にあわせた進化もされているという素敵なポルシェになっていって欲しいと思っています。
斬新なデザイン改革とかが必要になる日もいつかは来るのかもしれませんが、それでもやっぱり新しいモデルが発表された時に「え、これがポルシェ?」という疑問な気持ちが1番に出てきてしまうようなものにはなって欲しくないな。
…と、私がここで心配していてもしかたがないのですが(笑)、まずは今後のポルシェのデザインにも注目し期待をしたいと思います。
Michael Mauerさん、お疲れさまでした。
Source:
◆(公式)Porsche appoints new Head of Design: Tobias Sühlmann succeeds Michael Mauer
