表面がはがれちゃったみたいなフロントタイヤ
2025年5月に影山正美さんのドライビングスクールであるマサミミーティングに参加させて頂き、筑波サーキットTC1000を走った際に、私の愛する黒カレラの左フロントタイヤの表面がはがれちゃったような状態になっていました↓

もともとこのTC1000を走る前にいつもお世話になっているポルシェセンターからは
「(また溝が減ってきているので)そろそろタイヤ交換された方が良いですよ」
と言われていたわけですが、私としてはいつもながらのケチケチ計画で
「そうしたら今回のTC1000走行のあとに、さらに最後にもう1回定常円をやってから交換しよう」
なんてギリギリまで使い切るつもりで考えていたのです。
でも5月のTC1000走行でこんな風にタイヤがはがれて(?)しまったら、もう有無を言わせず交換するしかなく、私はまたいつもタイヤ交換でお世話になっているタイヤケア東京様へと向かいました。
ショップ情報:
タイヤケア東京 大森店
URL: http://tirecare-omori.tireweb.net/
電話:03-6404-6930
受付:10:00~18:00
タイヤケアに向かう時にポルシェ911にも遭遇したのですが、私の方はゆっくりめにタイヤを守りつつ走っていたので、あっという間にさようなら…。

タイヤケア様に到着。
毎回のように書かせて頂いていますが、こちらは本当に丁寧に作業してくださるのに交換作業は速く、さらにこちらではタイヤ購入も出来るのですがこれがまたもちろん新品でかつNタイヤ指定にも対応して下さるのに全国的に見てもかなりお安いのです。
※Nタイヤ指定の場合はネット購入からは選択が出来ませんので別途お問い合わせを。
※かなり大きめのタイヤやセンターロックの交換には対応されていません。
私の黒カレラのタイヤは以下の通り(すべてNタイヤ):
◆ YOKOHAMA ADVAN SPORT V105 235/40ZR19 92Y
◆ YOKOHAMA ADVAN SPORT V105 295/35ZR19 100Y

黒カレラのタイヤ交換歴は以下の通り:
- (車の購入が2017年3月)
- 1回目:2019年5月
- 2回目:2021年3月
- 3回目:2022年7月
- 4回目:2023年6月
- 5回目:2024年9月
- 6回目:2025年7月 (←今回)
前回交換したのが2024年の9月末で、今回(しばらくブログには書けていなかっただけで実際には)交換したのが2025年7月頭でしたので、ほぼ約9か月で交換することに。
最初この黒カレラを購入させてもらった時には、ポルシェセンターの営業さんとも
「奥様が乗られるということで、だいたい1万キロくらい走られたらご売却(買い替え?)となる感じかもですね?」
みたいな「あまり走りませんよね」という感じの話から始まっていたので、この車のタイヤを交換をすることなんて車の購入時には考えたこともありませんでした。
…そういう想定だったわけですが、想定外に黒カレラにどっぷりハマってしまった私は気づけばあっという間に6回もタイヤ交換してる(笑)。

以前、タイヤ交換前にワイヤーが出てしまっていたこともありましたが、今回はなんといってもこのハガレが見た目にも怖い。

この状態でTC1000から自宅、そして今回自宅からタイヤケアまで走ってきた時はドキドキだったわけですが、無事ショップに到着してタイヤをはずして頂いてほっと一安心。
改めてこの傷?部分を見ることが出来ました。

ちなみにタイヤ全体としてはフロントがこんな感じで↓

リアがこれ↓

左フロントタイヤの傷部分をせっかくなので測ってもらいます。縦に約15㎝くらい?

横が約5㎝。

TC1000でタイヤがこの状態になった時に、影山さんなどがタイヤの状態を見る為にこのはがれた部分を指で触られるだけで
「やめてぇぇ、さらにはがれた部分がひどくなっちゃう!!」
と大慌てしていた私なのですが、この時点ではもうタイヤをはずして頂いたので、せっかくなのではがれ度合いがどのくらいなのかをじっくり見てみることにしました。
まずは指でえいっとこのはがれた部分からさらにタイヤをむいてみようと試みます。どのくらいの力でどのくらいスルっとはがれちゃうのかの確認で。
えいっ。

…と、やってみたものの、まったくびくともしませんでした。
「大丈夫だから」と言って確認して下さっていた影山さんに「やめてぇぇ」と言ってしまったことをここで反省(笑)。
まさに、ちょっと触ったからといってそう簡単にはがれるものではありませんでした。
では続いて今度は思い切って強引にはがしてみましょうということで、軍手をつけて思いっきり引っ張ってみます。
が、しかし。
これまた、ほとんどびくともしない。
重たい車を支えて物凄い負荷や熱がある状態で走り続けられるタイヤなので、私がひっぱったくらいではがれないのは考えてみれば当たり前といえば当たり前なのですが、こんな状態だとやっぱり見ていて「ひっぱればはがれるでしょ」と思っちゃったわけです。
でもさすがのタイヤ。まったくもっていくら引っ張ってもはがせるものではありませんでした。

しかたないので、今度はナイフを使ってはがれていた部分を切り取ります(軍手だのナイフだのを用意してタイヤ交換に向かった変態(笑))。

はがれた部分を切り取ってみると、そこそこの深さまではがれていたことがわかりますが、まだそこまで致命的な深さではありません。

タイヤを切り取るのも一苦労という感じで大変だったので、いよいよもう「こうなったらナイフで上から刺してみよう」と、ちょっと危ない思考でえいやっとタイヤにナイフを突き立ててみたわけですが…
うーん、凄い。これも私の力くらいで刺してもプスっと刺さるものではありませんでした。
走っていたら車によって押し付けられる力やタイヤの回転もあって小さなネジとかでもプスっといくのに、やっぱり人の手くらいの力では太刀打ちできないレベルなんだな~と感動。
そんなの当たり前じゃん、って思いますよね?
でもこれね、実際に目の前にあるタイヤにナイフを刺すぞ~って思うと、本当にやる前は出来る気になっちゃうのですよ(笑)。
でも実際にやってみたら出来なくて、いや~感動したな。タイヤ凄い。

こんなタイヤがはがれた部分をひっぱったり、削ったり、あげくの果てにはナイフを刺そうとして「うお、刺さらない!」と楽しんでいたのは…あ、ここはタイヤケアさんだった(笑)。
タイヤケアの方がタイヤ交換をして下さっている隣で「ちょっとナイフ刺してみていいですか?」と承諾を得てやらせて頂いていました。
もうすでに私がかなり変態なことはバレつつあるので、タイヤケアのお兄さんも「またこの変態、何かしてるな」と温かい目で見守ってくれています(本当に(笑)?)。
と、タイヤケアの方が「タイヤのサイドは簡単に刺さると思いますよ」と。
おおお。確かに。タイヤの側面(サイドウォール)は薄くて、このサイドウォールに傷がついたりしたらすぐタイヤ交換しなければいけないと言いますよね。
それはやってみる価値あり!
ではタイヤさん、ちょっと失礼してサイドから…
プス。

すごい!本当にサイド部分は人の手の力だけでも簡単に刺さっちゃいました。
こうやって実際に実験(?)してタイヤの強度というのかな?を確認することが出来ると学びになる。
あと念の為このはがれたタイヤの内側も確認してみましたが、もちろん内側への影響はなにもなしです(これ内側からタイヤを見たところ)↓

いつもはお1人でタイヤ交換をしてくださるタイヤケアさんなのですが(その場合911のタイヤ4本交換で所要時間約1時間)、この日は2人の方で交換して下さったので、タイヤ4本の交換があっという間の30分ちょっとで終わりました。
そんな間にお隣であーでもない、こーでもないと遊ばせて頂いてありがとうございました^^
今回新たにつけて頂いた新品タイヤがこちら↓

また新しいタイヤになって一安心。
5月にタイヤがはがれてしまってから黒カレラでの運転は控えていて、そのあと6月にはランボルギーニのイベントがあって出かけていたり、タイヤが届くタイミングと私が交換の為にショップに伺えるタイミング等の関係から、タイヤ交換が出来たのが7月頭。
丸々1か月以上、黒カレラを運転しなかったなんて私にとってはあり得ない出来事でしたので、久々の黒カレラ復活が嬉しくてたまりませんでした。

やっぱりこの車がいなくなることが1番いやです。
よく「1台だけ残すとしたらどのポルシェを残しますか」と聞かれることがありますが、やっぱり私は残すならこの黒カレラしか考えられません。

これからもこの黒カレラと色々と一緒に楽しんでいきたいと思います(タイヤは出来る限りせめて1年は持たせたいですが)^^
え?
この日、切り取ったタイヤのはがれた部分はどうしたのって?

そりゃーもう、黒カレラから流れ出たクーラント液でさえいまだに保管している私ですよ?
もちろん私のコレクションの1つとして、今回はがれたタイヤも持ち帰って保管しています(笑)。

タイヤケア東京様、今回もまたタイヤ交換をありがとうございました!
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