筑波サーキットジムカーナ場でポルシェクラブ宇都宮イベントに参加
この日の私はまたまた筑波サーキットのジムカーナ場に来ていました。
ポルシェクラブ宇都宮様の定常円旋回イベントの日だったのですが、私はポルシェクラブメンバーではないため、参加枠に空きがある時にしか参加させて頂くことが出来ないわけですが、この日は偶然にして参加される予定であったメンバー様が行けなくなったとのことで、その方が私に枠を譲って下さったことから参加させて頂けることになりました。
本当に感謝です、ありがとうございます。
この日参加させて頂けたか頂けなかったかで私の人生、大きく変わりましたから(大袈裟…いやでも本当に^^)!!
ポルシェクラブ宇都宮メンバーの皆さまとまたお会いすることが出来たのも楽しかったですし、本当に皆さま優しくて良い方ばかりでとても楽しいです。
ポルシェクラブ宇都宮は、ポルシェセンター宇都宮でポルシェを購入されていなくても加入が可能となっているクラブですので、ご興味ある方は是非お問合せされてみて下さい^^
全国ポルシェクラブのリストはこちらから→ Porsche Club Japan、ポルシェクラブ宇都宮へのお問合せメールはこちらへ:u@porscheclubjapan.jp
定常円旋回で1人が使える時間は1回3分。
時間を気にせずに走れるようキッチンタイマーをかけるのですが、今回は貸して頂いたキッチンタイマーを「考えたらナビ使わないから画面いらないのでは?」って思って、ナビ画面にバーンと貼りつけてみました(笑)。
見やすいし、操作しやすくて良かったです。落ちてこないようにベタベタ貼っています。
さて、ひさしぶりのドリフト練習。
この日の目標も以前からの目標と同じく「ポルシェ911をドリフトで1周出来るようになる」というもの。
さっそく最初の1回目を走行。
今回は前回の最後の最後に「WOT加速で行きましょう」となったものをいよいよ本格的に実践です。
ポルシェのPSMの性能に感動
走り始めて、さーWOT加速だ!って踏み込んでからいざ911が滑ったと思ってアクセルONしたら…え?何?どうして?…いや、あの、車が止まるのです(減速)。
え?って思って、もう1回やってみるも「ハイ、滑った!」からのアクセルONで…減速する。
「アクセルを踏んでいるつもりなのに、もしかして無意識に間違えてブレーキ踏んでる?」って思って、自分の足の位置まで確認してしまったくらい。
何度かやって「おかしい、なんで止まる(減速する)の?」と大混乱しました。
そして気づいたのが、Damn it、PSM(ポルシェ・スタビリティ・マネジメント)を切り忘れていた~!!
持ち時間3分の最後の方にそのことに気づいたわけですが、いや~なんというかこの時本当に感動したのです。
もちろん今までに「PSMオン」と「PSMオフ」の違いを知ろうと思って、あえてONとOFFの両方を試したりして体感していたことはあったのです。
でもその時って自分でONかOFFかをわかって乗っているので、自分の中でもそれなりに予測して走っていたところもあったのではないかと思うのです。
それが今回は自分ではOFFにしていないことに気づいていなくて、OFFした前提で走っていたので、カレラが滑った瞬間にあまりにも車が強引に減速させる方向に持って行くことに驚いたのでした。
なんていう良い車。
本当に感動してしまってこの1回目の走行のあとに、この日教えて下さっていた方に「ポルシェが滑ったら本当に車を止めにくるのです!」とPSMがONの時のポルシェがいかに凄いかを話しながら、あまりの感動に鳥肌たってしまって「鳥肌たっちゃうくらい感動しました!」って自分の鳥肌を見せていたくらい(笑)。
PSMのおかげでこんなにも安全に走行が出来るようになっているのだなと心の底から実感して、体感して、改めてポルシェの安全性の高さに感動したのでした。
ポルシェ凄い。
…でも、この日の私は車をあえて滑らせてドリフトさせることが目的であったのでこのあとはPSMをOFF。
考えてみたらこうしてPSMをOFFしても比較的安全に走らせてもらえる環境で本来のポルシェ911を楽しませて頂けるのは幸せだなと、その環境についても改めて感謝したのでした。
トヨタ GRMNヤリス
さ~、PSMも切ったし次の走行からはドリフト頑張るよ~!と思ったわけなのですが、その前に。
気になるのは前にいらっしゃるこちらのお車。うん、気になりますよね?
おお。
こちらはトヨタのGRMNヤリス様ではありませんか!!
カッコ可愛い!
GRMNヤリスのオーナー様たちがおっしゃっているように、コロンとしたボディーがなんとも本当にチョロQのようで、走っている姿はカッコイイのに愛嬌もあってなんだか可愛い^^
知らなかったのですがフロントガラスにはモリゾウさんのサインまで。
こちらのサインは購入時に「サインをつけない」というオプションもあるとかないとか…。
こちらのサインはガラスの上につけられたとかではなく、ガラスの中に挟まれているような構造になっているとのことです。
今回こちらのお車を見せて頂いたGRMNヤリスのオーナー様はどのようなお車でもドリフトされてしまう方なわけですが、今回初めてGRMNヤリスでのドリフトをされた時に最初はヤリスが「何がなんでも滑らないもんね!」と抵抗していたのをだんだん手なずけていって滑らせていった姿がなんともステキでした^^
最終的に完全に手なずけられてドリフトしていたGRMNヤリスは本当にもうチョロQが滑って旋回しているような光景で、カッコイイのに愛らしかったです。
さて、では時間も9:11になりましたのでここからは私のドリフト体験の話に戻りたいと思います。
この日もジムカーナ場はばっちり散水され…
私のリアタイヤもこれでもか!というくらいにつるっつる。
(前回TC1000走行でケチりすぎたと反省したのですが、この日はドリフトだったのでせっかくなのでこのままでやりました(笑)。行き帰りはめちゃめちゃ安全運転で)
今までのアクセルオフからのドリフトではなく、アクセルをある程度踏み込んでからの加速によるドリフトスタートでの練習です。
最初の滑り出しは出来るようになってきたものの、やっぱりドリフト走行を長く続けることが出来ず。
何度かやってもやっぱりドリフトを円の1周に渡って継続することが出来ない為、まずはこの日インストラクター様として来て下さっていた方に運転して頂きました。
助手席から自分の黒カレラがドリフトされる状況をひたすら見せて頂いて、自分が苦手な「滑ってドリフトが始まってから継続に至るまで」の部分を何度もやって頂きました。
ドリフトされる時のスピード、ドリフトが始まってからのアクセルONの感じ、ステアリングの切り方等々、見て学べることはすべて見て学ばせて頂きます。
色々と自分の中で忘れていたことも思い出せたので、運転して頂いたあとはとにかく以下のことを念頭に置いて練習をしました。
ポルシェ911をドリフトさせる時に意識したこと
それが以下のことたち:
- ドリフトスタート前は時速25キロ前後の速度
- WOT加速で踏み込む時も時速でいうと35~40キロ
- そのあとは薄~くアクセルを残したまま、一拍置いてからアクセルオン&ステアリング操作
- その後も踏みすぎず、でも必要なところではしっかり踏んでいく&ステアリング制御をキープ
- 内側に入って行きそうになる時は自分が思っている以上にアクセルONしてドリフトを継続させる
とにかく私の中で重要だったのは今まで何度も言われていた通り「WOT加速とはいえ進入速度は低速で」が鉄則であり、これがまず最初にドリフトを続けられる秘訣だなと。
実際、ドリフトが出来る方々に同乗させて頂くと皆さん全然加速されていなくて「え?この速度からドリフト開始?」と思える速度なのです。
今回はとにかく「低速からのドリフトスタート」ということ、そしてスタートしたあとの制御について今まで学んでいたことをすべて思い出し1つ1つ試していった結果…それは、突然にやってきたのです。
そう。
いきなり「あ、これ出来てるかも」という瞬間が。
自分で「あ、これがドリフト」と理解できた瞬間が。
やっとポルシェ911でドリフト1周することが出来た
こちらが私の感動のドリフト体験の映像です。
いつまでたっても出来ない私の走行をこうして映像に残して下さった方には感謝しかありません(号泣)。ありがとうございます!
この日、「あれ?」と思った瞬間、自分のなかで何かがつながって「あああ、こういうことか」とドリフトすることが出来ました↓
映像では1周ちょっとなのですが、実際には2周くらい一気に出来た時も何度かあって、自分でもどうしちゃったの??と思えるくらい。
面白かったのが私の走行を撮影して下さっていた方が「次、撮りますね!」と言って下さった時は滑りだすことさえ出来なくなったりした自分がいたので、どれだけ自分が本番に弱いのかというメンタルの弱さに驚きました。
自分では自分は本番に強いタイプだと思っていたのに、まったくもって嘘でした。本番に弱すぎ(笑)。
それにしても、とにかくいきなりこの日ドリフトで1周~2周をすることが出来たという体験をすることが出来、今までしつこく頑張ってきた甲斐があったなと感動したのでした。
ド素人の私にポルシェ911をドリフトさせるということを一から教えて下さった皆さまに本当に感謝です。
こうやって練習させて頂く機会を下さっていたポルシェクラブ宇都宮様には感謝してもしきれないくらいの感謝です。ありがとうございます(涙涙)。
ドリフトで1~2周出来るようになったところで「次は路面の状態(ウェット/ドライ、上り坂/下り坂)を意識してコントロールできるようになれば良いですね」と言われたのですが、今の私はまだまだそんなところまでは行きつけておらず、目の前のハンドリングに必死という状態。
次からの課題は目の前にある路面状況を判断し、事前にコントロールしていける力をつけていきたいと思いました。
いや、その前にまずは次回もまたちゃんとドリフト出来るようになっているかが重要ですね(笑)。
今回学んで、自分の中で感覚としてつかむことが出来た「ポルシェ911をドリフトさせる」ということを次につなげていきたいと思います。
この日、初めてドリフトで1周出来たあとは足がもうガクガクしてしまっていたのですが、そのあとの待ち時間で前のお車のドアのニコちゃんと目が合うことでリラックスできたりしていました^^
翌日は筋肉痛になりましたが。
ドリフト操作する時のアクセルワークって、今までの自分が思っていた以上に繊細だなと今回理解しました。
いつもサーキットやこういう走行をする時にはバケットシートではない私の車の場合では左足を端っこにくっつけて踏ん張っているのですが、今回いつもと違ったのはアクセルを踏む為の右足も右側の端にぐっとつけながら操作してみたのです。
そうすることでより細かい強弱がつけられるようになった気がして、これが私にとっては良かったような気がします。
ドリフト出来るようになってから、ポルシェクラブ宇都宮の会長様が助手席に乗って下さったのですが、その時にも「出来るようになりましたね」と言われたことがとても嬉しかったです^^
ただ、その時言われたのが「ステアリングから結構手を離していますね」ということ。
自分ではまったく意識していませんでした。
でも、実際にはドリフトするうえでステアリングから手を離して操作していることが多かったようです。
まだ時間はかかるかもしれませんが、今後は出来るだけステアリングから手を離さずに車を制御していけるように頑張りたいと思います。
毎回、次へ向かっての自分への課題が出来ていくこと、そしてその課題を乗り越えていくことが出来るという体験がとても楽しいです。
1つ1つ前に進むことで、今までわかりあえていなかった部分をさらに黒カレラとわかりあえるようになっているのかもと思えることがなによりも嬉しい。
この日は私にとって念願の自分のポルシェ911でドリフト1周以上を達成することが出来たということで、私にとってこの日はドリフト記念日となりました。
私にとってはこの日はもう本当に『あなたが滑ってくれたから、六月十五日はドリフト記念日』(昭和な方はわかってくださるかな(笑))。
黒カレラでドリフトすることが出来、さらにまた少しでも黒カレラのことを理解し、通じあうことが出来たのかなと思うととても幸せな1日でした。
帰り道には雨が降り始めていたのですが、井戸水がついたままだとまたイオンデポジットのシミが増えるだけかと思ったので洗車機で洗車です。「手洗いしかしない」と思っていたころが懐かしい(笑)。
今はもう背に腹は代えられぬということで、こういったドライビングレッスン的な走行のあとには洗車機をかけています。こういうことが出来るようになったのもリボルト宇都宮様のおかげなわけですが。
この日は自分のなかでやっと黒カレラでドリフト1周以上出来るという体験が出来たこと、そしてまた新しいポルシェオーナー様との出会いもあったりしてとても楽しい1日となったのでした。
一緒に楽しい時間をすごさせて頂いた皆さま、ありがとうございました。
何よりもこうしてドリフト練習する時間、環境を与えて下さったポルシェクラブ宇都宮様には感謝しかありません。
ポルシェクラブ宇都宮様との出会いがなければ、今の私は存在していません。ポルシェクラブ宇都宮様をご紹介下さった方にも感謝しかありません。本当にありがとうございます。
こうやって、ポルシェつながりがご縁がつながっていくこと、そしてそのご縁によって自分の中でさらにポルシェが好きになっていくことがたまらなく幸せですべてにおいて感謝しかありません。
ありがとうございます!
これからもまた引き続き、もっと黒カレラを自由自在に理解して操れるようになるよう頑張っていきたいと思います^^
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