北米市場専用:ポルシェ911 カレラS 6速MT
これはまたいきなりちょっと驚きの発表が。
なんと北米専用(つまり現時点では北米市場でしかオーダーが出来ない)ではありますが、ポルシェが992.2型の911 カレラSにマニュアルトランスミッション(MT)が選択できるパッケージを追加。

えええ、ここに来ていきなりカレラSにMT出します??
992.2型でMTが選択できる911は「カレラT」と「GT3系」のみで、それがまたこの2つのモデルのエクスクルーシブ感をあげていたような気がするのですが、それを打ち破ってカレラSでMT出しちゃうとは。

ポルシェはこのMTの発売を、熱烈な顧客からの要望に応えたものとしているわけですが、なんとも少し素直に受け取れない感じもしてしまいます。
だって、今までだって同じ様に熱烈な顧客の方々からは「MTを出して欲しい」という要望はあったかと思うのに。

出せばもちろん、想定されているくらいは十分に売れるでしょうし、なんならカレラTをMT目的の為だけに購入された方は買いなおされるかもしれませんし、需要は絶対にありそう。
だからこそ、なんというか、簡単に今までやっていなかったことを色々と唐突に変えていくのは、今後のポルシェのやり方について少し不安も覚えてしまうのも正直なところ。

現時点ではこのカレラSのMTパッケージは北米市場のみとのことですので、日本や他の地域での購入をすることが出来ません。でもこれも今後、どうなっていくかわからないですよね…。

とにかく、今回北米限定で発表されたMTのカレラSについてその内容を見てみたいと思います。
- MTパッケージは、アナログなドライビングを重視し、重量増加を最小限に抑えながら、通常の911カレラSよりも標準装備を充実
- これはカレラTで確立された成功の基盤の上に構築される
- カレラSでは後輪駆動車のみに適用

- 473hpの3.0リッターツインターボ水平対向6気筒エンジン搭載
- コーナーでも直線加速でも同様に満足感を得られるよう設計された、非常にパワフルでバランスの取れたセットアップを提供
- MTパッケージ付きの911 カレラ S クーペの車両重量はわずか 3,327ポンド(約1,509kg)→911 カレラ T クーペより11 ポンド(約5キロ)重い
- 標準のブレーキシステムでは、フロントに6ピストン固定キャリパー、リアに4ピストン固定キャリパーを備えた直径408mm(フロント)、直径380mm(リア)の鋳鉄製ディスクを使用
- さらに軽量化するため、オプションでポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ(PCCB)とカーボンファイバー・バケットシートに変更も可能
- PCCBを選択できるのは、新型カレラSがカレラTと異なるもう 1 つの点である

- 新型911カレラS(MTパッケージ付き)は、クーペとカブリオレの両方で、最高加速よりもドライビングの楽しさを優先しつつ、さらにパワフルなエンジンと幅広いカスタマイズオプションを提供
- 標準装備に以下を搭載
- リアアクスルステアリング
- 車高を10mm下げるPASMスポーツサスペンション
- ウォールナット製シフトノブ

- スポーツクロノパッケージ
- 独自の排気チューニング
- 4ウェイスポーツシートプラス
- ブラックトリム付きチタン製排気口
- スポーツデザインフロントフェイシア

- 911カレラSモデルで初めて提供されるセンターロックホイールも標準装備
- センターロックホイールは標準の911カレラSホイールよりも17ポンド(約7.7キロ)以上軽量化

- リアの赤い「S」モデルエンブレムが視覚的な差別化を完成させる (ちなみにこの赤い「S」は、北米のポルシェファンに好まれていたカスタムから着想を得たもの)


- オプションで以下も搭載可能
- 14ウェイスポーツシート
- 18ウェイスポーツシートプラス
- カーボンファイバー製の折りたたみ式軽量バケットシート

- 17色のボディカラー、または在庫状況に応じて、ペイント・トゥ・サンプル(PTS)およびペイント・トゥ・サンプル・プラス(PTS Plus)のオプションも選択可能
- 70種類以上のレザーインテリア構成も用意されていて、素材に基づいたカラーコンビネーションやトリムオプションを幅広く選択できる


- 新型カレラSをさらに個性的に演出するオプションのエクステリアおよびインテリアパッケージも用意
- エクステリアパッケージには以下が含まれる:
- ブラックにホワイトのカラーリングを施したHDマトリクスデザインヘッドライト

- セラミカ仕上げのホイール
- リアモデル名の「S」をレッド、リアの「PORSCHE」の文字をホワイトに
- ボディカラーに塗装されたサイドミラー下部ハウジング
- 6速マニュアルシフトパターンを映し出す特別なドアのカーテシ―ライト

- インテリアパッケージには以下が含まれる:
- クレヨン色のストライプが入ったプレイド・スポーツテックス・ファブリックのシートセンター

- シートベルトとステッチはシートのストライプとマッチ、ブラックブラッシュドアルミニウムのアクセントが施されたセラミカのインテリアトリムと調和する
- ダッシュボードのスポーツクロノ時計の文字盤にはホワイトのアクセントリングが追加

- ドアシルガードはブラックブラッシュドアルミニウム仕上げ
北米での新型ポルシェ911 カレラS MTパッケージの価格
2027年型の新型911カレラS (MTパッケージ付き)は、2026年8月13日からすでに北米では注文可能となっていて、コンフィギュレーターもオープン。

北米でのメーカー希望小売価格(MSRP)は、クーペが167,100ドル(約2,660万円)、カブリオレが181,000ドル(約2,881万円)となっています(別途、配送・手続き等の費用として2,350ドルが必要)。
納車は2026年末までに開始される予定とのことです。

うーん、しかもこのカレラS、前述の通りホイールはセンターロックが標準装備になっていて、コンフィギュレーターで確認すると無料オプションで5穴のホイールに変更することは可能にはなっていたのですが、でもそうしたからといって価格が安くなることはありません。

最初から高く価格設定できる(であろう)センターロックを標準装備にしたのかな…とか、懐疑的な目で見てしまう…(すみません)。
PCCBが標準装備ではなくて、オプションになっていただけでもまだ良かったのかな…。
