Porsche Track Experienceとは?
ポルシェトラックエクスペリエンスとは一体、何かというと…それは、ポルシェによる、ポルシェオーナーのための、安全とスポーツドライビングを学ぶためのプログラム。
2019年からは、プログラム内容を本国ドイツでの開催内容により近づけたりすることで、一層進化したプログラムになっているとのことです。
このポルシェトラックエクスペリエンス(以下PTE)には、いくつかのレベルがあり、それぞれビギナーから、本当にもうポルシェカップに参戦しちゃう1歩手前くらいの方々までが、それぞれにあった内容のトレーニングを受けることが可能。
今回、2019年6月に富士スピードウェイで開催される(された)PTEのプログラムは、以下の4つとなります。
- Warm Up Light+ (ウォームアップライト+)
- Precision (プレシジョン)
- g-Force Performance (ジーフォースパフォーマンス)
- Fast Track (ファーストトラック)
各プログラムのレベル分けとしては、簡単に以下の感じ:
Warm Up Light+: 初めてポルシェオーナーになった人や、スポーツドライビングのトレーニングは初めてというビギナーの方向けのプログラム。
Precision: 完全なビギナーではないけれども、まだまだスポーツドライビングのトレーニングやサーキット走行の経験が少ない人向けの基礎トレーニングが中心のプログラム。
g-Force Performance: (今回の富士での開催はなかったものの、本来はこの1つ手前にあるレベルのPerformanceというクラスで習得した技術を)さらに向上させるドリフトトレーニングの第2段階目。
Fast Track: PTEの最上級のプログラムとなっていて、レーストラックをより速く走らせることが出来るようになるための本格的なトレーニング。最後にはポルシェジャパン公式のタイムトライアルでFSWでのラップタイムも測れちゃう。
※上記のプログラムの他「Warm Up、Performance、Master」というものもありますが、今回のFSWでの開催ではありませんでした。
ポルシェトラックエクスペリエンス プレシジョンに参加
そう、そして今回。2019年6月11日に富士スピードウェイにて開催された「プレシジョン」プログラムに参加してきました~^^
ちょっと前に、以前から夫が「トレーニングとか受けておいで!」と、いつも強引に私のことをトレーニングに入れようとしていて、私が「え~!いいよ~、やらないよ~」と言い続けていたにも関わらず、なんだかんだの流れで、レーシングドライバーの砂子さんが開催している『砂子塾』に参加させて頂いたことがありました。
結果、その時トレーニングに参加させて頂いて、めっちゃめちゃ楽しかったわけです。
もう、本当に「あああ、ポルシェってこんな凄いんだ!」って、いっぱい、いっぱい感じることが出来て、本当に夢のような楽しいひと時で、その日以降、さらなる私のカレラさんへの愛が深まったのでした。
でも。そのあと「また(トレーニング)、行っておいでよ~」と言われても、ずっと「えー、もう、1回やったし、しばらくいいよ~」なーんて、また怠惰な返事をし続けていた私。
そんな私に対して、またしても夫が!!!
「今回はPTEに申し込むから!」と、「ポルシェのプログラムならきっとやるだろう」と、私の性格を見越して、PTEに申し込みしたのです。…いや、してくれたのです^^
いや~もう、本当に「えええ~」と言いつつ「ん、でもポルシェのならちょっと行ってみたいかも」って思っていた私がいたのも事実^^
プレシジョンへの申し込みは、争奪戦
そんな流れで、夫が「申し込むよ!」ってなったまでは良いのですが、こちらのPTEプログラム。
毎年、物凄い人気で、特に上位クラスは「申し込み受付が開始されてから、すぐに申し込まないとすぐに枠が埋まってしまう」と聞いていたので、今回もPTEへの申し込みは「申し込み受付開始」のその時になるのを待ち構えて、HPで受付サイトがオープンになった瞬間に申込をしました。
それが…実は、その「申し込み開始となる日時」であったのが、先日参加させて頂いたマクラーレンのプレミアムテストドライブの、ちょうど帰り道の時間(笑)。
しかたがないので、PTE申し込み開始時間になった、富士スピードウェイからの帰り道に、東名高速を走りながら、スマホから申し込みをしました(…って、その時は助手席から申し込んだので、運転しながらではないですよ~^^!)。
でも、本当にこの、わざわざ東名高速上から、申込時間になった瞬間に申し込みをしただけの甲斐はありました。
なぜなら!
そう。この時、申込開始直後だったこともあって、普通に無事に申し込めたので「ホントにそんなにすぐ埋まっちゃうの~?」と、ちょっと疑って(ごめんなさい(笑))、翌日、もう1度申し込みサイトに行ってみたのです。
そうしたら!!
ええーーー、本当でした。申し込み開始の翌日には、Warm Up Light+以外のすべてのプログラムはすでにソールドアウト。凄い!あっという間に完売です。
※ちなみに4月25日が申し込み開始日だったのですが、ウォームアップのプログラムのみ、枠数が多いこともあってか、5月16日の時点でも「まだ枠があります」という連絡が来ていたので、ウォームアップは比較的余裕をもって申し込んでも大丈夫かもしれません(でも、早めの行動をオススメ致します)。
富士スピードウェイまでカレラで走る
今回のPTE、ポルシェ911のカレラで参加するか、GT3で参加するかちょっとだけ悩みました…が、やはりまだまだ何の技術もなければ、何もよくわかっていない私。
ここは素カレラさんでまずはバッチリ、トレーニングを受け、基礎をわかった方が良いだろうと思い、カレラで参加することにしました。
朝からまたしてもご機嫌にカレラで富士スピードウェイに向かいます。そしてまたしても、夫と2台体制での出動です(笑)。
私、1人ではレストランに入ることも出来ない感じなので、こういうイベントにも、いきなり1人で参加する勇気がないのです。
慣れてしまえば、あとは大丈夫なのですが、最初が苦手で…。こんな面倒な妻を、PTEに参加させるためだけに、わざわざ富士スピードウェイ往復してくれる夫には本当に感謝です(涙)。
今回、夫は仕事があって午後には先に帰るため、車が2台体制になったわけで、夫はBMW650iで。
PTE参加前に、ガソリンを満タンにしてきて下さいとのことだったので、高速を降りてから、まずはガソリンスタンドで給油。
満タンにして、FSWへ向かいます。着いた~。
何度もFSWまで走っていて、FSWまで走るの、本当に好きになりました。
帰りは渋滞があることがほとんどなので微妙ですが、行きは朝早く走ることが多いこともあって、空いている高速をかなり楽しく走ることが出来るし、都内からの距離感もイイ!
クリスタルルームで開会式
こういうイベントでFSWに着いた時、Aパドックまで車で入れて頂けることが多いわけですが、この時のAパドックに乗り入れるための坂を上がったところで、まずは参加者を待ち受けて下さるスタッフさんがいらっしゃるわけです。
ここで待ち受けて下さる方の笑顔を見るのが、どのイベントでも、実はとっても好きな私。
ここが1番「あ~、今日はポルシェイベントに参加だ~!」とかって、テンションあがってくるポイントなのです^^
スタッフさんが笑顔で「おはようございます!こちらへ!」ってしてくれるのが、本当に素敵です。
さて、案内されて指定の場所に車を停めたら、まずは受付と開会式のためにクリスタルルームへ向かいます。
駐車場から、クリスタルルームまでの距離、本当にちょっとの距離なのですが、もう、その間にポルシェ911たちが停まっていたりするので、ついつい、色々と見ちゃって、なかなかクリスタルルームに入れません(笑)。
建物の中にはいると、Porsche Track Experience 2019はこちら、みたいな案内が出てきます。
階段を登って、あとは右に曲がれば…受付です。
んーワクワクする!そして、クリスタルルームがある建物の階段のところの壁?とか、以前より綺麗になっていたような気がしました。ドアも前から自動ドアでしたっけ??前は手動だったような記憶が。記憶違いかな。
クリスタルルームに入って、まずは入口で名前の確認と、参加同意書、走行前点検で車両をチェックしてもらい「今日、参加してもOKですよ」と、ポルシェセンターからのサインが入っている事前の点検確認の紙などを提出します。
無事、受付が完了されると、ネームタグと車両に貼る為のステッカー、この日のプログラム内容の説明冊子、そして無線機が手渡されます。
ネームタグは、グループ分けされたグループの色ごとに、ネックストラップのカラーが変えられていました。今回、プレシジョンプログラムへの参加車両は40台、それらを10台ずつの4グループに分けてあったので、10人ごとにカラーが違いました。
私は今回、Cグループで色はグリーン。嬉しいことにこちらのネームタグにはそれぞれ自分の名前入り。
ネームタグの裏側には、自分の所属グループ名と、自分の車両番号、そしてこの日のプログラム日程の記載があるので、大変助かりました。
紙のプログラムをずっと持ち歩くような感じではなかったので「これは何時までで、次は何だっけ?」というのが、こちらのネームタグを見ればすぐに手元で確認できたのでとても便利。
クリスタルルームの会場内はこのような感じです。
色々な飲み物に、簡単なお菓子などがありました。
開会式が始まり、今回のプログラム代表の方からのご挨拶、インストラクター代表の方からのご挨拶、インストラクターの方々のご紹介、PTE全体の概要、この日のプログラムの概要などが説明されました。
ちなみに、このPTEの前日は都内もそうでしたが、FSWもどしゃぶりの大雨だったそうで、そのような中、スタッフの皆さまはこの日の準備、予行練習をして下さったそうです。ありがたいかぎりです。ありがとうございます。
そして、PTEプレシジョン本番は、天気予報では雨であったというのに、朝から快晴、そのあとも心地よい晴れ間が続き、最後、プログラム終了間際にちょっとだけ雨に降られただけで済んだという、本当に奇跡の天候となりました。
ポルシェの方も「ポルシェオーナーの方は(お天気までも晴れにしてしまうような何かを)『もっている』って思います」って言って下さっていました^^
さ~、開会式も無事終わったので、記念撮影をしてから、皆さん車に乗り込み、それぞれのグループごとで目的の場所に向かいます。
上記の通り、今回4つに分けられたグループは、それぞれがいくつかのプログラムを違う順番でローテーションすることで、効率良くプログラム全体をまわしていけるようになっているので、座学から始まるグループもいれば、いきなり定常円旋回から始まるグループもいたり…といった感じで、それぞれスタートで向かう目的地が違ったのです。
あ、そうそう。出発前に忘れてはいけないのが、こちら。受付をした時に頂いた自分の車両ナンバーのステッカーを、車の左右後ろと、フロントガラスに1枚、貼ります。
紙の車両ナンバー表示は、最初に使いましたが、ステッカーを貼ってからは特に必要なかったので、取り外しました。
いや~、もうAパドックにはポルシェがたくさん。幸せすぎる光景です。
今回、ちょっと嬉しかったのが「濃いめの色の991.2が沢山いた」ということでしょうか。個人的に、自分が黒のカレラ991後期なので、同じような991後期の黒や、ダーク系の色のカレラに沢山会えたことが嬉しかったです。
ホイルが違ったり、ちょっとした違いで、似ているのに、似ていない。
どの方のお車もホント素敵でした。ポルシェって、どうしてこんなにもカッコイイのかな。
では、長くなりそうなので、この日の実際のプログラム内容については、また次に書きたいと思います!
最後に、どどーん。自分の車を中心に撮った1枚。
では、また続きます^^
ポルシェトラックエクスペリエンス【Precision】記事一覧:
① PTE:ポルシェトラックエクスペリエンス 【Precision】に参加
② PTE:ポルシェトラックエクスペリエンス 【Precision】トレーニング内容
③ PTE:ポルシェトラックエクスペリエンス 【Precision】サーキット走行
④ PTE:ポルシェトラックエクスペリエンス 【Precision】ランチ、お土産など