ポルシェAGの2023年1～6月の売上高は204.3億ユーロ(約3.17兆円)、営業利益は38.5億ユーロ(約5,970億円)と順調

2023年上半期、グループ売上収益とグループ営業利益で大幅な増加を記録

2023年上半期(1～6月)におけるポルシェ全体での売上高と営業利益が発表されました。

売上高は昨年2021年の上半期が前年同期比14.0%アップの204.3億ユーロ、そして営業利益は前年同期比10.76%アップの38.5億ユーロに。

売上高営業利益率は前年同期よりも少し減って18.9%、しかしながらポルシェとしては目標範囲の17～19%におさまっているので良しとされています。

2023年上半期の自動車におけるネットキャッシュフローは、製品とイノベーションへの大規模な投資によってわずかに減少し22.2億ユーロ(前年は23.9億ユーロで、そのさらに前の年は26.0億ユーロ。)。

継続事業における投資活動の活発化と一時的な在庫増加により、自動車部門の純キャッシュフローマージンは11.7%(前年は14.5%)。

2023年上半期の顧客へのポルシェデリバリー台数は14.7%増の167,354台に。

ポルシェCEOであるオリバー・ブルーメ氏は今回のこの結果を楽観的に見られており：

「将来に向けての多大な投資を行いながら、またしても成功した数字を達成することが出来たんだよね。これはポルシェの戦略に対する妥協のない取り組みを示しているわけで。これら結果やお客様からのフィードバックから、私たちが正しい軌道に乗っているということがわかるでしょ？」

と言われています(ラフな意訳)。

世界経済情勢は引き続き緊迫しており、サプライチェーンと部品の入手を確保する取り組み、一般的なコストの上昇、様々な地政学的な緊張がポルシェAGにとって引き続き課題となっているとのこと。

しかしながら、それにも関わらずこういった状況が大幅に悪化しない限りは、2023年の終わりの予測グループ売上高営業利益率を17～19%、想定グループ売上収益を400～420億ユーロにすると予測されています。

金融サービス部門であるポルシェ・ファイナンシャルサービス(PFS)は、2023年上半期も着実な成長を続け、その売り上げ収益は16.5億ユーロ(前年は16.2億ユーロ)に増加。

PFSの営業利益は1.47億ユーロに減少(前年は2.16億ユーロ)。この減少の理由は主に金利ヘッジの測定と貸倒引当金リリースの減少によるものとのこと。

今回の発表にも免責事項が掲載されていますので、以下に転載します。

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出典：(公式)Porsche AG continues positive business development in first half-year

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Rika (911supercars.com)

この記事の著者のRikaです。ポルシェ911が愛車となってから、どっぷりポルシェにはまってしまいポルシェ大好きがとまらずこのブログを始めました。愛車は911カレラ(991.2)と911カレラカブリオレ(992.1)と911カレラT(992.1)。