ポルシェのアダプティブクルーズコントロールは時速30km以下でも動く
この日、私のポルシェ992はついに走行距離が2,100kmとなり、慣らし運転も残すところあと900kmというところまで来ていました。
そこでまた「今日は150kmくらい走るかな~」と、用事をかねてご機嫌に出かけたわけなのですが、この日は平日のお昼すぎ~夕方の時間帯に走ったからか、なんだか高速道路もずっと沢山の車たちが前にいるような状態。
しかたがないので、いつもは気づかなかった「へ~、こんなところから富士山が見えるんだ」とか、そんなことを思いながらのんびり走行です。
と、その途中に先の方で事故かなにかあったらしく、少しの間今度はのんびりを通りこして、車が完全に停止することもあるくらいの渋滞となってしまいました。
そこでふと思い出した、私のなかにあった疑問。その疑問というのが、
「ポルシェ911のアダプティブクルーズコントロールって『時速30~210kmで設定可能』と書いてあるけれど、これって車が時速30km以上で走っていなければ機能しない、または起動しないということなの?」
ということ。
それだとACCをONにしていない時に、こうしていきなり渋滞にハマってしまったら、せっかく渋滞の時に使いたいACCを使うことが出来ないということになっちゃいます(時速30km以上で進めない限り)。
「そんなはずはないよね?」と、この機会を使って試してみることにしました^^
こちら、ACCがOFFになっている時に渋滞にはまってしまって、車の時速は0kmで完全に停止している状態です↓
この状態で…ACCのスイッチを押してみたところ…
あ!ONになった!
車が完全に停止している状態でも、アダプティブクルーズコントロール機能をONにすることが出来ました。
続いて、止まっているままの状態で走行速度を設定してみます。
カチっと。
あ。
なるほど!!
これ、皆さまはもうご理解されていたかもしれませんが、私は完全に勘違い/誤解していました。
この『ACCは時速30~210km』というのは、あくまでも『走行させる時速として設定することが出来る、車を走らせたい速度が30~210km』ということだったのですね!
つまり、ACCは時速0kmであろうが、時速300kmであろうが「機能はする(ONに出来る)」ということ。ただ、その時に設定できる走行の時速設定が30~210kmの範囲。
ははぁ~。
よって、このフルストップ時にACCをONにして速度を設定した時も、最初に表示された時速は「30㎞」からのスタートでした。
こうして理解してみると、いたって「当たり前でしょ」ということを話しているわけなのですが、ACC設定の説明内容を完全に勘違いして理解していた私だったので、この時は1人車の中で「あ~!!そういうことか~!!」って感動しちゃいました^^
いつも感動することのレベルが低くてお恥ずかしい…。
トラフィックジャムアシストとは
あともう1つ、私の中でこのアダプティブクルーズコントロールに関する疑問がありました。
それが何かというと、ACCのオプションにはただの『ACC』と、この『トラフィックジャムアシスト付きACC』という2つがあったのです。
なんだか良くわからないけれど、ついている方がいいのかなと思ってトラフィックジャムアシスト付きという方にしていたのですが、実はこれがどういう機能か知りませんでした。
いつもポルシェについては、自分が買わない車のオプションについてでもしつこく調べたりするのに、実際に自分が買う時は気にしていないところに関してはテキトウ(笑)。
調べてみたところ、以下の説明となっていました↓
トラフィックジャムアシストとは:
渋滞時でも、アダプティブクルーズコントロールのシステムが自動的に車の発進と停止を繰り返してくれる機能
なるほど~。
というわけで、これも体感してみました。
前の車にうつりこんでいる自分の992の姿を見ながら「ああ、可愛い」と思いつつ(この情報いらない(笑))、ノロノロとなっていた渋滞時の一般道でACCのお試しです。
試してみたところ、実際に前の車の走行状況によって「ほとんどこれ、クリープ」っていうくらいのゆ~っくりの速度で前の車についていったり、前の車が完全に停止したら、992も自動で完全停止しました。
そして、停止後からの自動復帰ですが、私が試してみた感じだと:
- 完全停止していた時間が短めだと、前の車が再発進したら992も何もしなくても自動的に再発進して前についていく
- 完全停止していた時間がある程度長くなると、前の車が再発進しても992は動かない。そこで、ちょっとだけアクセルを踏んであげると「あっ、ごめん、ちょっと寝てた」っていう感じで992がまたそのまま(なにもいじらなくても)ACCを継続して、前の車を追うようになる
でした。
★追記(2022.2.28)★
アダプティブクルーズコントロール (ACC)と、ACCトラフィックジャムアシスト付きの違い
もう少しちゃんと調べましたので追記したいと思います。
ただのアダプティブクルーズコントロールの場合、前走車が停止したりすると自分の車も止まります。そして、また走りだしたい時には軽くアクセルを踏むと設定してある速度と距離が保たれたままACCが再開されます。
それが、ACCトラフィックジャムアシスト付きの場合は、前走車の停止で自分の車が止まるところまでは同じですが、その後の動きが少し違い『停止時間が15秒以内の時は、前走車が走り出せば自動的に再開』します。
『停止時間が15秒以上』の場合は、通常のACCと同じく軽くアクセルを踏むことでまたACCが再開されます。
つまりは、この『ACC中に自動で停止している時間が15秒以内の時は勝手に全部ストップ&ゴーをやってくれる』というのがトラフィックジャムアシストということになりますね。
まさにちょこちょこ止まったり走ったりする渋滞のアシスト^^
こちらがそのことを説明しているポルシェの動画となります(公式)。(動画3:25辺り)
この日は、フルストップ時からでもアダプティブクルーズコントロール機能を使い始めることが出来るということと、トラフィックジャムアシストというのが何かがわかったので、とってもスッキリしました^^
しかも~。
スッキリしたあとに、やっぱりノロノロ運転でACCで走った時の景色がポルシェたち~↓
ACCだと(自分で全部運転しているよりは)のんびりと前のポルシェたちを眺めながら走行できて、これまた良かったです。
992の注文前は
「ポルシェ911でACCを使うとか、ありえないでしょ!私は絶対に使わないから必要ない」
とあれだけ言いきっていたのに、いざ使ってみるとこれがなかなか便利でやめられない(笑)。混雑時には頻繁に使っています^^
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