ポルシェが、911、タイカン、パナメーラ、カイエン向けに新世代のポルシェ・コミュニケーション・マネジメント(PCM)を導入することを発表。
新しいハードウェアプラットフォーム、ポルシェ・デジタル・インタラクション、そして拡充されたデジタルエコシステム(車両やスマートフォン、アプリ、デジタルサービスなどが相互に連携する環境)により、複数のモデルラインにわたり性能の向上と一貫したユーザー体験を実現するとのことです。

日常のデジタル利用における性能の向上
新しいハードウェアの中核を担うのは、従来世代の最大5倍の演算能力を備えた最新のシステムオンチップ・アーキテクチャ。
これによって顧客はシステムの起動の高速化、読み込み時間の短縮、よりスムーズな操作というメリットを得られるとのことです。
確かに、私の体験としては992.1のカブリオレのPCMの立ち上がりが遅くてしばらく読み込みに時間がかかることもあるので「起動の高速化、読み込み時間の短縮」は嬉しいかも。
でも我が家の場合、992.1以外はそんなに読み込みが遅かったりもしないので新しいものの方が不具合があったりもしているわけですが…(そういえばGT4 RSはたまに画面がフリーズする(笑))。
あとは、今回発表された新しいPCMでは複数のアプリケーションを並行してより便利に使用できるほか、アプリはバックグラウンドで動作を続けるので、切り替えた際によりすばやく利用できるとのこと。

同時にこの新しいアーキテクチャは、将来のデジタル機能や継続的な進化のための技術的基盤にもなり、包括的な無線(over-the-air/OTA)アップデートによって納車後もソフトウェアと一部の機能をさらに進化させることが可能に。
一貫したユーザー体験を実現するポルシェ・デジタル・インタラクション
ポルシェ・デジタル・インタラクションを通じて、カイエン・エレクトリックで導入したデザインや操作の仕組みを911、タイカン、パナメーラ、そして内燃機関およびハイブリッドのパワートレインを搭載するカイエンの各モデルにも展開。

これは現代的なUX/UIデザイン、一貫した操作の仕組み、そして豊富なパーソナライズ設定を組み合わせたものとのことで、わかりやすいレイアウト、素早い応答、統一された操作の仕組みによって、様々なディスプレイにわたり一体感のあるデジタル体験を生み出すとのこと。
ポルシェ・デジタル・インタラクションの中心的な要素となるのは、実車のボディカラーを再現した自由に回転させられる高品質な車両の3Dモデル。

このバーチャルな車両を通じて一部の車両機能や設定に直感的かつ直接アクセスできるそう。
さらに5つのテーマからの選択やウィジェットのカスタマイズも可能で、顧客は車内のデジタル体験を自分の好みに合わせて調整できるとのことです。
新しいナビゲーションとAI搭載のボイスパイロット
『ナビゲーション プラス』は最先端の地図技術と新しい3D地図表示を採用し、オンラインの地図データとリアルタイムの交通情報がルート案内を支援。
フル電気自動車では、ポルシェ・チャージングプランナーが充電のための立ち寄りを計画し、バッテリーのプレコンディショニング(充電に向けた事前の調整)も考慮。

機能が強化されたボイスパイロットは、大規模言語モデルを基盤とするAIによって動作するそうで、これによりシステムは自然言語、複数の手順を含むリクエスト、追加の質問を処理することが可能に。
ナビゲーション、一部の車両機能、メディア、一部のアプリを音声で操作できるそうで、新しいソフトウェアバージョンと一部の機能強化は、無線(OTA)アップデートを通じて車両に直接配信されます。
シームレスに統合されたデジタルサービス
ポルシェは新しいプラットフォームによって、ポルシェのエコシステムと顧客自身のデジタルエコシステムをシームレスに融合させる戦略を一貫して推進。
車両やスマートフォン、外部のサービス提供者のアプリやサービスを標準化されたインターフェースを介して統合することで一体化したデジタル体験に。
App Centerではポルシェおよびサードパーティーのアプリを車両に直接組み込むことができ、顧客はアプリを個別に選択しダウンロードや更新をすることが可能。
提供されるアプリやサービスには、音声・動画のストリーミング、ナビゲーション、駐車・充電サービスが含まれ、そのラインアップは継続的に拡充されているとのことです。
さらには、ポルシェApp Centerを通じて、初めてApple Musicを車内で直接利用できるようになるそう。
Bose®およびBurmester®の3Dハイエンドサラウンドサウンドシステムとの組み合わせにより、Apple MusicプラットフォームはDolby Atmos®に対応。
その他の互換性のあるアプリもこの機能に対応していれば、アップルカープレイを通じてDolby Atmosを利用出来るとのことです。
※ポルシェApp Centerを通じたDolby AtmosによるApple Musicの空間オーディオの提供は一部のConnect提供市場が対象。利用にはApple MusicのサブスクリプションとDolby Atmos対応サウンドシステムが必要。

スマートフォン連携では、メーターパネルへの地図表示やバッテリーのプレコンディショニングを伴うEV向けルート案内など、さらに深いレベルでの統合を実現(※一部の市場での提供となるそうなのですが、今回の発表では日本市場での提供については明記されていません)
今回発表された、このポルシェ・デジタル・インタラクションを含む新世代のインフォテインメントは、911、タイカン、パナメーラ、カイエンの各モデルラインで新たに生産される車両に順次導入されるとのことです(提供状況は市場、モデル、生産日、装備によって異なる場合あり)。
正直に言って、あまりPCMには期待していなかったりするのですが(ごめんなさい)、この新しいPCMからは「お、凄く良くなった!」と思ってみたいところです^^
出典:(公式)performance and an expanded digital ecosystem for the 911, Taycan, Panamera and Cayenne
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