このブログはこちらの記事からの続きです→Porsche Rennsport Reunion 7 | 2023に行ってきました ③タグホイヤ―・ヘリテージ・エクスペリエンス
ラグナセカのトラック中央のインフィールドエリア
今まではラグナセカのいわゆる「トラック(サーキットのコース)の外側」のエリアの展示を見てきていました。
ここで今度はこちらの橋↓を渡って、トラックの内側のエリアに行ってみたいと思います。
コースを越すための橋の階段はまさかのステップが木製。
まだまだ頑丈そうではありましたが大勢の人が何度も往復している姿を見ていると、自分が渡る時にもつい「これ、いつの日か歩いている時に突然木が朽ち果てる日が来るのでは…」なんてちょっとドキドキもしちゃいました。
橋を渡り終えてコース内側のエリアにおりたつと、今度は当たり前ですが内側からコースを見ることが出来ます。
コース内側におりたってすぐの場所で私たちを待ち受けてくれていたのは真っ赤なポルシェだけでなく…
真っ赤なATMも(笑)。
今回のイベントではカード決済が多い今の世の中でもばっちり現金も引き出すことが出来るATMがいくつか設置されていました。
この内側の中央エリアにはショップが沢山あるので主催者側からしたらこれは重要^^?
あとピングピッグもお出迎え。
こちらのピンクピッグはKelly Telferさんというアーティストが偶然出会った豚の展示品をアレンジされたものようです。
コース内側のエリアには様々なショップの出店がありました。
ポルシェ、車関連のアートを販売するお店や…
ポルシェの内装などを手掛けるショップ、そして他にも本当にさまざまなお店がありました。
こちらはテックアート。
初めてみたホンモノのテックアートエンブレム(クレスト)が付けられたポルシェ。
992クーペタイプ型向けのダックテール。いいな…。
まーとにかく沢山のショップ様が出店されていて、特に車パーツ・装備系のショップはデモカーも持ち込まれているのでこれまた色々目移りしちゃう。
HOONIGAN:ケンブロック氏のフーニペガサス(Hoonipigasus)
キョロキョロと色々見ながら歩いていると目に留まったのはこちらのピンクのなにやら凄いポルシェ様。
って、アナタ!
2023年1月に亡くなられたケン・ブロック氏がパイクスピーク用に作られていたポルシェ『フーニペガサス』、1,400馬力。
2022年の100回記念であったパイクスピークでは事前のエンジン故障のため走行することはならず、101回目にはケンブロック氏が亡くなられたあと長女であるリア・ブロックさんがこちらをドライブし頂上まで持って行かれたとのことでした。
他には古い時代のポルシェに関する本やマニュアル販売をされているお店もありましたし…
000マガジンはこの場でほぼすべてのバックナンバーを手に入れることが出来そうでした。
000はアメリカのポルシェ雑誌なのですが、雑誌というより写真集的な感じで「(読まないにしても)全巻揃っていたらなんだか素敵だな」とも思ったのですが、1冊80ドル(約12,000円)だったので躊躇することなく購入せず。はは。
ポルシェ・ゾンダーブンシュとは:Sonderwunsch
ポルシェのゾンダーブンシュとは個人がポルシェを特別注文できるプログラムとなっていて、もともとは70年代後半に『Sonderwunsch programme』として提供されていたもの。
これが現代でもオーダー出来るようになり、今も希望者はポルシェのゾンダーブンシュ専門家と一緒にワンオフのポルシェを作ることが可能となっています。
参照:ポルシェでワンオフカーが作れるように。初代カイエンカスタマイズも
そのゾンダーブンシュの展示エリアがあったのでもちろん入ってみます。興味ある!
この日ゾンダーブンシュについて少し聞きたいことがあったので、ここにいたスタッフのおじいさんと色々お話させて頂いていたのですが(めちゃめちゃ優しくて良い方でした)、その時に
「あそこにいる彼がゾンダーブンシュのことを何でも知っている、Mr.ゾンダーブンシュなんだよ。紹介するよ」
と言ってくれて連れて行ってくれたのですが、Mr.ゾンダーブンシュは他の方の接客中でお時間かかりそうだったのでご挨拶は控えてしまいました。
今思えば、Mr.ゾンダーブンシュとお話出来る機会なんてなかなかないわけですから、少し待ってでもご挨拶させて頂いておけば良かったな。ちょっと後悔。
この場ではPCCMの展示(ちゃんと動く)もありました。動いているのを目の前ですべて見ることが出来るとか、わかりやすくてイイ。
参照:ポルシェ・クラシックコミュニケーション・マネジメント・プラス(PCCMプラス)が997世代や初代カイエンにも対応に
あとはPTSのカラーサンプルがあったのも嬉しかった!
というのも、以前GT3をオーダーしようと思っていた時に「ビオラメタリック」というカラーにPTSしようと思っていたので、実際にそのカラーサンプルを見てみたくて。
探そうとしていたら、また別のゾンダーブンシュのお兄さんが来て「何色探してるの?」と希望の色を探して出してくれました。皆さん優しい。
さらには「オオー、ビオラメタリックいいよね。でもじゃあ、もう1つ僕のオススメも見て比べてみて」
と「アメジストメタリック」も出してくれました。
室内で出してもらったカラーサンプルのプレートがこちら。左がビオラメタリックで右がアメジストメタリック。
さっそく見比べようとしたその瞬間。
今度はお兄さんが「もう1つ、オススメがあるんだ。室内ではわかりづらいから、太陽の下で見るのが良いんだよ。ちょっと外に行こう!」と、おもむろにカラーサンプルを外に持ち出して、太陽の光の下で見比べさせてくれました。
本当に優しすぎる!!
太陽の下で比べた方が圧倒的に違いがわかりやすく、かつ私が1番知りたかった「太陽の強い光に当たった時に(自分が思っている以上に)紫すぎちゃうんじゃないか」という疑問も「1番明るく見える時でこのくらい」など確認することが出来たので最高でした。
お兄さんが持って下さっているプレート、写真で見て上側(お兄さんの左手)がアメジストメタリック、下側がビオラメタリックです。
あとは私の中で今1番の希望カラーである2024年にPTSに追加されたばかりの『Aubergine / オーバージーン』という色。
GT3でPTSを検討する前からずっと「いつかPTSをするならこの色」と決めていた色が私の中にあって、それが「オウバジーン・ライトパール (Aubergine Light Pearl)」でした。
でもこれ、実はシンガーが作られた色だったのでポルシェのPTSにはなかったのです。
それでこれに1番近いビオラメタリックにしていたのですが、PTSにオーバジーンが追加されたとなったら、もうそれがたぶん私の希望に1番近いわけで。
しかしながら、残念なことにまだこの場にはオーバジーンのサンプルは来ていませんでした。
でもお兄さんと色々お話できたり、ビオラメタリックを確認できたりとても楽しい時間でした。
この場で少しお話しただけなのに、こんなに丁寧に1つずつ教えて頂ける体験をしてしまうと、本当にいつの日かゾンダーブンシュで自分の希望するポルシェを一切の妥協なく、ゾンダーブンシュの皆さんたちと一緒に作ってみたいと夢見てしまうのでした^^
さらにこの場では太っ腹にORIGINALEの最新号の無料配布も。私も頂いて来ましたが、冊子右下にRR7のスタンプが押されているのがわかるでしょうか?
この記念スタンプも自分で好きなところに押し放題で、なんとも良い記念になりました^^
ゾンダーブンシュの皆さま、ありがとうございました。
ポルシェクラシック・レストレーション・チャレンジ
さらにインフィールド内を歩くと、とにかくいたるところにやっぱりポルシェ。
この辺りに並べられていたポルシェたちは北米のポルシェセンターたちがクラシックポルシェのレストアで対抗戦をやっている『The 2023 Porsche Classic Restoration Challenge』に出されたお車たちだったようです。
他の日には356がずら~っと展示されていたりも。
何気にピンクピッグと同じく、お肉の部位を示すデザインになってる&ユーモアあるステッカーなども沢山貼られていました。↓
なんとこちらの356は、朝ホテルを出る時に駐車場でご挨拶させて頂いた方のお車でした↓。ちょっと感動^^
356たちはそれぞれ全てがとても個性的でした。
オーナー様によって個性の出され方が違っていて、何かへのこだわりが凄くあったり、とにかく色々と楽しまれているなというのが伝わってきたり。
1台だけ(?)は展示しながらも売りにだされているものもありました。
Porsche Club of America
こちらの黄色のブースはポルシェクラブ・オブ・アメリカの出展。
たぶんポルシェクラブメンバーのポルシェの中から選ばれたお車たちが展示されていたり…
こういう顔ハメ?が出来るポルシェパネルたちも数台。可愛い^^
ポルシェクラブ・オブ・アメリカではRR7の記念グリルバッジを販売していると教えて頂いたので、記念に私も買ってきました。私にとっては初のグリルバッジ。
ちなみにこのバッジはポルシェクラブメンバーではない方にも販売されていた商品(限定2,000個)で、メンバーの方からは「(メンバーじゃなくても)いいのよ~、是非是非つけてね^^!」と言って頂き、さらに「これもどうぞ~」と折りたためるようになっているファン(うちわ)も頂きました。
皆さん、本当に寛大で優しい^^
「ポルシェが好き」でつながる色々な方と交流させて頂くたびに幸せになりました。
お店などの出展ブースがあるところは中央にある池(でいいのかな?Pond)周りだったのですが、そこから少し離れたところにあったのがポルシェパーキング。
参加されている方々のポルシェたちがいっぱーーーい停められています。
クラシックポルシェから最新、そして色々な色などのポルシェたちがとにかく沢山駐車されているので、この駐車場エリアを1台1台見るだけでも相当なポルシェツアーになりそうな感じでした。
こちらのブルーは何色?
沢山並べられているポルシェたちを見たり、ふらふらと歩いている時もサーキットではとにかく何だかんだとずっとポルシェが走っていました。
パレードラン的なレースではない走行だったり、なんとかカップというレースだったり。
普通ではありえない光景が当たり前のように目の前に広がっていて、普通ではありえないポルシェたちが当たり前のように目の前を走っていきます。
911 スポーツクラシック
これは911スポーツクラシック。まだ実車に会ったことがなかったので、ここで会えて嬉しい^^
やっぱりスポーツクラシックはこのダックテールが可愛いですね~。
こちらにももう1台スポーツクラシック。
こちらのスポーツクラシックはツッフェンハウゼンまで行ってピックアップされたそうです。
世界で1,250台の限定車であるスポーツクラシックのうち、この車の色である「リンデングリーン(Linden Green)」はたったの1台なのだとか。
Chartreuseとも呼ばれるこの色はオリジナルのカレラRSのオプションカラーでもあったそう。
ちなみにどうでも良い話ですがChartreuse(シャルトリューズ)と言えば、私はシャルトリューズVEPヴェール(←お酒)が大好き。
本当にまたどうでも良い情報ですみません(笑)。ちょうど最近はまっていたのでつい。
そろそろ日本国内でもやっと納車が始まる992型 GT3 RS。
久々に会いましたが、やっぱりウイングの迫力が凄い(笑)。
ではまた長くなってきましたので、この回はこの辺で。
まだ続きます^^ 続き→Porsche Rennsport Reunion 7 | 2023に行ってきました ⑤映画、イベント、アート、フード
関連サイト:Rennsport Reunion 7 公式サイト
Rennsport Reunion 7 (2023) ブログ:
①911 S/T、ダカール、トランスシベリア、コークスクリュー
②トラクター、ビジョン357、スパイダーRS、ミッションX、GT3 R Rennsport、EV GT4
③タグホイヤ―・ヘリテージ・エクスペリエンス
④ゾンダーブンシュ、356、スポーツクラシック、ショップ
⑤映画、イベント、アート、フード
⑥RR7で1番嬉しかったこと、その他
⑦番外編
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