なぜいきなりポルシェ911カレラ カブリオレにしたのか
先日、納車された992型ポルシェ911カレラカブリオレを購入した際のこと、そして納車待ちの間のことなどを忘れないうちに書いておきたいと思います。
通常、購入記というとポルシェの買い方とか、ポルシェのオプションの決め方とか、そういうことを事細かに説明されたりすることが多いのかな、と思います。
でも、うん、このブログを見て下さっている方はご理解下さるかと思いますが、私がそんな真面目な購入記を書くわけ書けるわけありません。
やっぱり、自分の為の記録がメインとなりますので、ポルシェ購入を検討されている方のお役には…まったくたたないと思います(笑)。これに関しては先にごめんなさい~。
ではまず最初に『どうしていきなりポルシェ911カブリオレを購入したのか』ですが、この理由は1つしかなく、昨年2020年に718ボクスターに2日間乗らせて頂く機会があった時に衝撃を受けたことがその理由です。
今まで、我が家には過去にBMWのZ3だったりフェラーリカリフォルニアTだったりと、オープンカー自体は所有していたこともあり、私も「助手席でオープンカーを楽しむ」という体験はそこそこしていました。
それももちろん楽しい体験で「オープンカーっていいね!」と思ってはいたのです。
でも、それでも今までは「まあでも、私自身が運転する自分の車だったらオープンカーは買わないかな。私1人の時にはあえてオープンにしないだろうし」と思っていて、夫にも「私は自分用にはオープンカーは絶対買わないと思う」ってずーーーーーーっと言ってきていたのです。
今となっては夫から「絶対買わないって言っていたの、録音しておけば良かった」と言われていますが(笑)。
それがもう、なんていう単純さ。
718ボクスターに乗らせて頂いた時、自分の運転で私1人しか乗っていない時に「そういえば、ポルシェのオープンは時速50km以下なら走行中にも開閉出来るんだよね?」という、それを試してみたくて興味本位で開けてみたのです。
衝撃のポルシェカブリオレ体験
それで…718ボクスターの幌を開けて、1人で走った時。
もう、衝撃が走りました。これ、本当に。
なんというか「わ、これ…楽しい!すっごーーーーく気持ちいい!」ってなってしまって『助手席で体験するオープンカー』と『自分で運転するオープンカー』の楽しさの違いに心の底から衝撃を受けたのでした。
全っ然違うのです。本気で楽しいの。
幌が開いている状態でポルシェを感じながら、そして外の空気、自然、音、様々なものを感じながら走ることが出来るこの感覚。
この時、ちょっと田舎を走ったこともあって、鳥の声が聞こえてきた時なんて、もうニヤニヤしながら「鳥さんたちも幸せね」なんて、もう頭の中は完全にお花畑で意味不明。
最高すぎて、ハイ、もうとにかくシンプルなつくりをしている私はこの時から、頭の中は100%「カブリオレ欲しい」になってしまったのでした。
そして、ご存知の通り私は911が大好きなので、カブリオレにするにしても911しか考えられず。
718ボクスターで2日間楽しませて頂き、そのボクスターとさようならしたあとには、即日ポルシェセンターで「まだまだあまり出ていないとは思うけれど、ポルシェ992のカブリオレの中古が入ったらすぐ連絡下さい!!!」とお願いしてきました。
お願いしたら少しは待てばいいのに、欲しいものはすぐ欲しくなってしまうので、まったく待てません(笑)。
「まだ入らないの~??」と中古が入ってくるのを待つことが出来たのはきっと私の中では数時間くらい。
とりあえず担当して下さっている営業さんからは、その時点では該当する車がなかったので、いてもたってもいられなくなった私はここで自分の中では最大の裏切り行為に出てしまったのでした。
そう、それがいつもお世話になっているポルシェセンターではない、他の系列のポルシェセンターに行くということ。しかも買う気満々で。
ポルシェセンター浜田山様ありがとうございました
私が普段からずっとお世話になっているのはEBIグループのポルシェセンター(青山、目黒、銀座、世田谷、小石川)です。
でも今回、早くカブリオレが欲しくてしかたがなくなってしまった私は、EBIに在庫がないなら、他系列にならあるかもと思ってポルシェセンター浜田山さんへとお邪魔させて頂いちゃったのです。
結局、こちらでお話を色々伺ってわかったことは、どのポルシェセンターからでも、系列に関係なく全国の中古車の在庫状況がわかるということでした。そうだったのね…。
浜田山の営業のK様はとっても親身になって、一生懸命全国にある中古992カブリオレ情報を探して下さったのですが、やっぱりまだまだ2020年の段階ではそんなに数も出ていたわけではなかったので(全国で数台)、私が「これだ!」って思えるカラー&オプション等のモデルには出会うことが出来ませんでした。
そしてさらに、そういった中古情報を見ていると、この時期だとまだまだお値段も高く、ほぼ新車と同じ価格というか。
そうなると…「だったら、少し待つことにはなるけれど、多少の金額差で自分が好きな仕様に出来るのであれば、その方がより最高で後悔もないだろうし、新車オーダーの方が良いのでは」となったわけです。
そこで「新車オーダーにする!」とまた即決し、そうなるとPC浜田山の営業様には正直に「良い中古が浜田山だけにしかなければ本当に買おうと思って来ていたのですが、新車オーダーするとなるといつもお世話になっているところがあるので、そちらで購入しようと思います」とお伝えすることになりました。
この一連の出来事で、しばらくずっと胃が痛かったです。本当に本当に申し訳なさすぎて。
自分の「すぐ欲しい」という想いからの自分勝手な行為で、一生懸命親身になって下さった方から購入することが出来なくて。本当に本当に申し訳なかったです。
この場をお借りして、ポルシェセンター浜田山の営業K様に改めてお詫びと御礼申し上げます。
PC浜田山は私がただふらっと何のアポイントも取らずにただ立ち寄っただけの怪しい一見さんであったのにも関わらず(もちろんこのブログのことなども一切お話していません)、丁寧に店長様までご挨拶に来て下さったり、本当にとっても素敵な対応をして下さったディーラー様でした。
そしてさらには、私がいつもお世話になっているEBIの担当営業さんにも「(EBIにはない)中古の992カブリオレがないか、浜田山さんに見に行ってきちゃった…」と告白しているわけで、もうなにもかも本当に自分の欲望のままに走ってしまった勝手さに、自分がイヤになった体験でもありました。
反省。
ポルシェを買うということ
私にとって「ポルシェを買う」ということは、今となってはただ「モノを買う」ということだけではなく、それにまつわるすべての体験、人とのつながり、気持ちを含めてのことなのだと改めて気づきました。
たかだか車を買うだけのことでしょ、と思われる方もいらっしゃるでしょうし、それはその通りで否定も出来ません。
でも私にとってポルシェを買う、ポルシェに乗るということは、そのすべてにまつわること、体験、気持ちがとてもとても大切なことだということがわかったのです。
私にとって、とても大切なのは担当して下さっている信頼できる営業さんからポルシェを購入し、大好きなEBIの皆さまとの交流をしながら、購入後もそんな皆さまにお世話になるということ…それが、私にとってのポルシェがいてくれる生活における幸せの1つになっているのだな、と。
もちろん、またとても欲しくなるようなポルシェとの偶然の出会いがあったり、どこかそこにしかない欲しいモデルと出会ったりしたら、今後その時には違うところから購入することも十分ありえることかとは思います。
でも、少なくとも今回はなんだかとても色々思うことがあった、申し訳ない気持ちが大きすぎた、私にとってはダメな行動でした。
あ、なんだかここまでだけで長くなっちゃった。全然、ポルシェ購入記でもなかった。
今回は私のポルシェ購入に関する反省文です。やっぱりポルシェを買うための何の参考にもならない(笑)。
では、次こそは仕様決めについて書きたいと思います。まあ、これも参考にはなりませんけどね~。ふふふ^^
参照記事:
◆ポルシェ718ボクスターでドライブ。可愛すぎる!
ポルシェ911カレラカブリオレ(992)購入関連記事:
◆ポルシェ911購入記:①どうしてカブリオレを買ったの
◆ポルシェ911購入記:②ポルシェ911仕様決め
◆ポルシェ911購入記:③ポルシェが載った船追跡
◆ポルシェ911購入記:④豊橋港に入港するポルシェ911を載せた船の遠隔追跡
◆お誕生日、おめでとう♥️ (3回目):ポルシェ911カブリオレが納車されました
◆ポルシェ992でポルシェNOW東京へ
◆ポルシェ991後期&ポルシェ992カブリオレでツーショット
◆その他すべての私のポルシェ911(992)カブリオレ関連記事一覧