2021年も最初からキャンピングカー旅行
キャンピングカーでの年末年始の旅も今回で最後となります。なんだかんだで、レンタカーしていた1週間のなかで、3回に分けて出かけてしまいました。
今回、3回目となる旅行へ出かけたのは、2021年1月2日からの約1泊となります(正確に言えば、帰りは1月4日の朝に太陽が出て明るくなるまで待ったので、2泊に近いことになる)。
12月29日~30日に伊勢神宮と浜松、そして12月31日~1月1日に富士山周りと茨城県大洗近辺をめぐり、この年末年始の旅行の最後の目的地をどこにするか悩んだ結果…行先は「岐阜県」に決定しました。
この岐阜県という行先を決めたのも、出発する1時間前くらい(笑)。
1月2日の朝、まだ自宅でごろごろしながら「どこ行こうか~」とスマホでGoogle Mapを眺めて決めるような状況でした。怠惰すぎる。でも、こういうことさえ出来てしまうのがキャンピングカーの良いところ!!
さてさて、目的地を決めたらさっそく出発です。まずはひたすら走ります。この日は出発したのがまた遅かったこともあるので、完全に移動日。
走っていたら、見えてきたのは諏訪湖です。
「わ~諏訪湖だ~」と言いつつ、さらに少し進めば、そこはもう…。
うわ!!雪の世界に変わってきた!山の木々がいきなり真っ白です。
今回レンタルさせて頂いていたキャンピングカーは、スタッドレスタイヤになっていました。
だから「少しくらい雪のあるところにも行ってみたいね」と思ったこともあり、今回の目的地は、道の状況をライブカメラで確認し「道路には雪が積もっていないくらいだけれど、周りは雪景色」であるところを探して行ってみることにしたのです。
見事に辺りは雪景色になってきました。
目的地近くのみちの駅で、夜休憩したのですが、朝起きて外の世界を見てみたらこのような感じになっていました。
意外と降った~^^
それでも、道路にまで積もるくらいはなかったので良かったです。
一番雪がひどい道路の状態でこのくらいでした↓
でも、このようなところは本当に短い区間のみの話で、あとは道路にはほぼ雪がない状態。
それでも、周りにはふっかふかの雪が沢山あったので、子供たちは雪遊びを楽しむことが出来て良かったです^^
1月3日の朝、明るくなってからみちの駅を出て目的地に到着。
こちらも早朝に着くようにしたので、まだまだ人出はほぼありません。こうやって早朝などに行動できてしまうのがキャンピングカー生活の良いところですね。
最後の目的地は下呂温泉
この日の目的地は…そう、ついたのは「下呂温泉」です。日本三名泉の1つ!
本来であればキャンピングカーで色々なところをめぐりながら、色々なところで食事をし、色々なところで温泉めぐりでもして、そうやってすごしながら何泊も連泊をしつつ遠いところまで周りたかったのです。
でも、今はコロナの問題がある状況。よって、今回のキャンピングカー旅行では「キャンピングカーだからこそできる、可能な限り他の方々との接触を避けながら出かける」ということが目的でありました。※緊急事態宣言発令よりも前の時期の話です。
よって、温泉にも入らずにいたのです。
ただ!ここの下呂温泉では「足湯」が無料で街中にいくつか用意されていて、かつその足湯は「24時間ご自由にどうぞ」というところも結構あるのです。
だから、早朝に足湯めぐりをしよう!ということで^^
タオルを持参して足湯めぐりです。
併設されているお店がすでに開いていたところでは、プリンを買って足湯につかりながら食べたりも出来ました^^
同じ下呂温泉の足湯といっても、それぞれの足湯によって温度が全然違っていて、さきほどのプリンのところはぬるいくらいのお湯であったのに、この下の写真の足湯はかなり熱めで、ずっと足をつけていられるようになるまで数分かかったり。
そんな違いを楽しむのも良かったです。「うわ、ここ熱い!」ってさわぎながら、時間をかけてつかって、最後に出る時には家族全員、お湯につかっていた足の部分のみが真っ赤になっていて笑ったり。
そして、早朝だけにやっぱりどこもほぼ貸切状態。
他の足湯も楽しみながら、下呂の街を散策しました。
下呂は「げろ」と読むわけで、「ゲロ」という音のつながりからか?「ゲロゲロ」…と、いたるところに「カエル」がいました^^
お店もカエルがキャラクターのところが多かったし、さきほど載せた写真にもあるように、マンホールであったり、道路の模様もカエルだったり。
さらには、こちらには「かえる神社」もありました。
そう、カエルといえばポルシェ911もよく「カエル」と言われることがありますよね。
うんうん、ここはやっぱりポルシェに関して安全祈願をしておこうと思い、立ち寄らせて頂きました。
なんともデジタルな神社で、お賽銭を入れるとカエル神社様からありがたいおつげが頂けるという…。
お賽銭を入れたらカエル様に「お金をあふれるほど得ることが出来るでしょう」みたいなことを言って頂けたので、さっそく次のポルシェの検討に入りたいと思います(笑)。
下呂温泉合掌村
下呂温泉で足湯をいくつかめぐって、身体もぽかぽかしてきたあとは、続いて近くにある『下呂温泉合掌村』に向かいました。
下呂温泉を目的地にする前に最初に思いついたのが、実は「白川郷」でした。世界遺産である合掌造りの集落を見に行くなんていいかも、と。
でも白川郷はさすがに雪が凄そうだったのであきらめたわけなのですが、下呂温泉の近くにも実はこの白川郷などから移築されてきた合掌造りの建造物があるというのです。
ここで合掌村体験が出来るとは思ってもいなかったので、本当に良かったです。
中にも入ることが出来るようにもなっていて、当時の暮らしなどが再現されていました。
目の前に広がる光景が、これまた現実のものとは思えない感じで、2021年の日本にいるような気がせず、なんとも違う感覚になりました。
つい昨日まではまったく雪がない都内にいて、そのまた前日は富士山前で走り回っていたというのに、今、自分たちは雪景色の合掌村の中にいるという、この不思議感。
合掌村の中にはお食事処もあり、2時間かけてじっくりこのように焼かれたアユやヤマメを頂くことが出来ました。美味しかった!
他にも、味噌田楽や昔ながらの焼き団子のみたらし団子、五平餅などいっぱい食べちゃった。
合掌村のなかには楽焼体験が出来るところもあったので、時間もあることだし子供たちがやりたいというので、楽焼体験も。子供たちが体験したのは絵付けです。
お皿や湯飲みなどさまざまなものに絵付けが出来るので、子供たちがどれに絵を描こうか悩んでいる時、私も一緒になって「これがいいんじゃない?」とか見ていたわけなのですが…。
その時、これを発見。
え!!!
このブルーに塗られた車って、あの、えーっと、ポルシェですよね???
これは楽焼ではなく、もう少し小さい子供向けにマジックで色付けをする貯金箱だったわけなのですが。
もう私の子供たち、このポルシェを見た瞬間「ママ、絶対これやるでしょ!ポルシェ塗りなよ!ピンクピッグにしたらいいじゃない!」と私に対する営業開始。しかもピンクピッグ柄にしろとか、なかなかツウなことを言う…。なに、あなたたちはポルシェセンターの人なの?
でも、なんとなくこの日はポルシェを塗る気分ではなかったのでやめておきました。だってポルシェに対しては本気になってしまいそうなので、そうすると全部つい真っ黒にぬっちゃいそうで。←それが私の本気(笑)?
とにかく、私はポルシェを塗らないことにしたので、ここでは我が家の子供たちの絵付けをする様子を見ていたわけなのですが、それぞれに個性があって、これまた見ていて面白かったです。
カップ(マグカップの持つところがないもの)を選んだ次女は、なかなか正統派に描いていました。
何も参考となる絵や写真を見ることもなく、想像だけでフリーハンドでこの角度から見たお花(たぶん水仙?)を描くとはなかなかやるな…と。
我が家の3人の子供たちといえば、もう「Fateとエヴァンゲリオンと、ガルパとフォートナイトがあれば生きていけます」くらいの順調なオタクに育ってきているわけなのですが、そのオタク度合いの本領発揮していたのが、こちらの長女。
彼女は絵付けするのにお皿を選んだわけですが、楽焼だというのにそこに描いていたのはエヴァンゲリオン…。
他の人の作品はどれを見ても「合掌造りのおうち」とか「カエルさん」とかの絵でほのぼのとしているというに、もう、うちのはめちゃめちゃエヴァです(笑)。
うーん、こ、これはもう我が家の1番小さい弟であるけれども、我が家の唯一の男の子である長男くんに期待するしかありません。
彼はきっと、オタクではないもっと正統派な素晴らしい作品を作り上げてくれているに違いない!!
さーーー、長男くん、あなたの作品はいったいどのようなものなのかな?
…って、1番病んでるし(笑)!!!怖すぎでしょ、これ↓
もう、こんなにも病んでいたり、オタクな作品を作る子供たちに育て上げている親の顔が見てみたいわよ!!と思ったわけなのですが、じゃあその親は何をしていたのかというと。
雪でポルシェ911を真剣に造形していました(笑)↓
親(私)からしてこれだから、やっぱりダメですね、ははは^^
合掌村の中にも足湯があります。ここもとても熱いお湯で、とっても気持ち良かったです。
雪の911の造形に集中して冷えてきた身体が、しばらく足湯につかっているだけでぽかぽかしてきました。やっぱり温泉っていいな~。コロナが終息したら、絶対にもうまたキャンピングカーで温泉巡りしながら、日本一周したいと思います。
さらには、こちらにもかえる神社が。
もちろん、ここでもお参りしてきました。やっぱり「かえる神社」と聞くだけで、ついつい頭のなかに思い浮かぶことがポルシェになってしまうので、ポルシェの安全祈願が中心になってしまった私です。
ここには、森の中に設置された全長約175メートルもある長~い滑り台があるので、それを子供たちにも体験させたかったのですが、さすがにこの雪の環境では滑り台は閉鎖されていました。残念。
下呂温泉合掌村では、本当に今の時代とは思えない景色の中で、とても素敵な合掌造りのおうちたちを見せて頂いて、色々なことを体験して、雪で遊んで、なんとも素敵な時間をすごさせて頂きました。
また雪景色を見ながら帰ります。
最後は、郡上八幡にも寄ってみました。
昔ながらの街並みを(車の中から)見てみようというのと、もしこれも可能であれば、車の中から少しでもお城が見えないかな、と。
せっかく寄ってはみたものの、真剣に観光をする予定まではしていなかったので、残念ながらお城は町の方から見上げて「あ、なんだかあそこにライトアップされているよね?」くらいしかわかりませんでしたけれど。
あとは素直に東京に向かいました。
夜中に到着することも時間的には可能だったのですが、今回東京に帰った時にはキャンピングカーを返却する用意をしなければならない為、真っ暗闇の時間には帰りたくなかったことから、あえてSAで時間をつぶして、明るくなってから都内に着くように調整。
朝、自宅についたら子供たちを降ろし、そのあとはキャンピングカー内をお掃除。シーツなども貸してくれていたので、それらをたたんだり、車内の簡単なお掃除やごみ捨てといった作業となるわけですが、やっぱり明るくなってからで良かったです。
一応、寝袋(ひろげたらかけぶとんみたいになるタイプ)も人数分持っていっていたので、そういうのをしまったり等々、荷物の片付けも結構やることがありました。
キャンピングカー返却時には、また私は911でついていきます。キャンピングカーを降りた直後に乗った911のその「低いこと」といったら!!
車の中で私1人だったのに、思わず「低っ!」って声が出ました(笑)。
そして、横風にもびくともせず、カーブも美しく曲がっていく911…なのですが、キャンピングカーの感覚がまだ残っていたので、911でも最初はついおそるおそるカーブを曲がってしまったり。
あとは、最後にキャンピングカーのうしろを走りながら「これ、真後ろについていたら中から私の911の存在はまったく見えないんだろうな~」なんて思って、1人にやにやしながら運転しちゃった^^
キャンピングカー返却時には、最初にキャンピングカーの説明をして下さったお兄さんがちょうどいらっしゃったので「本当~に楽しかったです!!!」という感想と御礼をお伝えすることも出来たので良かったです。
そして「言われた通り、横風に弱かったです」ということも^^
最初に家族をキャンピングカーに乗り換えさせる為に、BWMも出してきていたので、さらにレンタカーを返してから自宅に戻る時には、BMWの後ろを走る911。
夫もキャンピングカー直後のBMWにきっと「低い!曲がる!風、関係ない!」って思っていたに違いありません。
こうして、BMWのうしろについて911で走っていると「ああ、いつもの光景に戻ったな」という気がして、楽しかった年末年始からまた普通の生活に戻るんだという、ちょっとした寂しさなのか?ほっとしたのか?の気持ちがありました。
というわけで、キャンピングカー返却時であった1月4日が私にとっての2021年の初ポルシェ走りとなりました^^
た~っぷり楽しませて頂いたキャンピングカーでの年末年始。本当に家族にとって、私にとって、素敵な素敵な思い出となりました。
帰ってきて、どの写真を見ても子供たち満面の笑みなのです。本当に楽しそう。
今回、こういった家族での幸せな時間をすごさせて頂けるきっかけを下さった、キャンピングカーをご紹介して下さった方には本当に感謝しています。ありがとうございました!またきっと行くと思います^^
さ~、これからはまた、改めてたっぷりとポルシェ911との生活を楽しませて頂こうと思います^^!
長々と私のキャンピングカー体験についてのブログにお付き合い頂きありがとうございました。
最後にこちらが簡単に作った今回走ったルートたちの図です。キャンピングカーでの合計走行距離をメーターで測っていましたが、今回のレンタカー期間中の走行距離は全部で「2,600km」でした。
地図を見て頂けたらわかる通り「毎回1泊ごとに東京に帰ってこなければ、もっと効率良くまわれたんじゃないの?」と思える旅行ではありましたが(笑)、1泊ごとに帰ってきたかったので、まあこれはこれで楽しかったです。
キャンピングカーでの家族旅行、最っ高でした!!!
1回目 (東京→伊勢神宮→鳥羽フェリー→伊良湖)
1回目続き (伊良湖→浜松→東京)
2回目 (東京→富士山→潮来→大洗→東京)
3回目 (東京→下呂温泉→郡上八幡→東京)
…で、実はまだ終わりません(笑)。
キャンピングカーでの番外編がありますので、最後にもう1つだけお付き合いください^^
続きます。ふふ。次はド変態です。ハイ。
続き:豊橋(三河港)のフォルクスワーゲングループジャパン本社に行ってみる
1回目のキャンピングカー体験 関連記事:
① 初めてのキャンピングカー体験:キャブコンで家族旅行
② キャンピングカー体験2:伊勢神宮・フェリー・浜松
③ キャンピングカー体験3:富士山・肉まん作り・潮来で初日の出
④ キャンピングカー体験4:下呂温泉で足湯めぐり・合掌村
⑤ (番外編)豊橋(三河港)のフォルクスワーゲングループジャパン本社に行ってみる