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タイカンで電気自動車によるキャノンボール記録樹立

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キャノンボールとは

『キャノンボール』とは、アメリカはNY州のレッドボールガレージ(Red Ball Garage)から、カリフォルニア州はLAにあるポルトフィーノホテル(Portofino Hotel)までの4,500kmの距離を、いかに早く移動することが出来るかという、その移動にかかった時間を競うもの。

出発地点からゴールまでにかかった時間が短い方がより凄いということになります。

このキャノンボールの記録、過去をさかのぼると1915年にStutz Bearcatという車で『271時間15分』と記録されたのが始まりのようです。

271時間!ひたすら走り続けたのでしょうね~。

今みたいにスマホなどで簡単に時間をカウント出来るわけでもなければ、そもそもガソリンスタンドの数や、もっと言えば道の状況なども今とは全然違うわけですから、この271時間15分でニューヨークからカリフォルニアまで車で移動するというだけでも物凄い偉業であったのではないかと思います。

そして、この記録は1933年にGraham-Paige model 57 Blue Streak 8を利用しての『53時間30分』に更新されたりしながら、2020年にもなるとアウディA8による『26時間38分』の記録が作られてきていました。

他にもフォードのマスタングがこの記録よりも43分速い記録を作ったのち、現時点におけるキャノンボールの最速記録は、アウディS6による『25時間39分』となっています。

ニューヨークからロスまで、25時間39分って本当に凄い(こういうのって、あとから距離とそのかかった時間を計算して、あきらかにスピード出しすぎとかで捕まらないの??法定速度とは計算があわなくても、どこで何キロだしたという具体的な証拠がないから関係ないのかな?その辺のところが良くわかりません^^)

電気自動車によるキャノンボール記録

そして、これらの記録はいわゆるガソリンで走る車たちによって作られてきていたわけですが、2017年12月にはついに「電気自動車でのキャノンボール」に挑戦された方がいらっしゃいました。

その方がその時使われた車がテスラのモデル3。その記録は『50時間16分』でした。

電気自動車でのキャノンボールの大変さは、特に充電ネットワークにあったようです。まあ、そうですよね。ガソリンスタンドの数より明らかに少ないわけで。

このモデル3での記録が作られたあと、続いて2019年7月には違う挑戦者が同じくテスラ・モデル3を使って『48時間10分』で記録を更新。

…と思っていたら、この記録を出されたのと同じ挑戦者の方が、同じ年にもう1度挑戦しなおして、さらに記録を『45時間16分』にまで縮めていました。すぐに再挑戦して3時間も時間を縮められたということは、きっと最初のトライの時に何かまだまだ改善できる点があるって気づかれたのかな。

そしてついに!

今回、2020年12月31日からまたこのキャノンボールに電気自動車にて挑戦する方が現れたわけなのですが…。

その方々が利用されたのが、そう、ポルシェのタイカン4S。

その記録は、Electrify America DC急速充電を中心に利用しながら達成した『44時間26分』という、電気自動車によるキャノンボール最速記録。ゴールされたのはちょうど2021年元旦の夕方となったそうです。

今回の挑戦の間、タイカンに少し不具合が出ていたようで、カーナビがなぜか「タイカンはオハイオ州にいる」と認識してしまうようになってしまったそう(オハイオ州にいないのに)。つまり、カーナビ(のGPS)がきちんと機能していなかったようなのです。

これはキャノンボールに挑戦している上では非常にイタイ問題であり、充電ステーションを見つけるのも一苦労となったようでした。もちろん、今の時代はスマートフォンがあるのでそのナビを利用して切り抜けたわけですが。

電気自動車によるキャノンボールでは「どこでどのくらい充電するか」に頭を使うことで充電時間を短くしたり、「充電する前にバッテリーを暖めておく(充電速度が速まる)」などの努力があったようです。

この「どこでどのくらい充電するか」による時間短縮についてですが、つまりはタイカンの充電は「90%から100%まで充電される時間」と「20%から30%まで充電される時間」を比べると、20%から30%まで充電される時間の方がより短かかったそうなのです。

よって、今いる充電ステーションから、次に立ち寄るべき充電ステーションを決め、そこまでの距離とそこまでに必要な充電残量、また次のステーションで充電する量…などを考え、可能な限り「充電にかかる時間を短縮して」走られたというわけです。

44時間にわたってずっとそういうことを考慮しながら走り続けるなんて大変…まあ、それだからこそ挑戦なのでしょうけれど^^

それにしても、テスラのスーパーチャージャーステーションではなく、ポルシェタイカンが利用できる充電施設を使いながら、テスラよりも短い時間で移動することが出来たというのは、ポルシェの充電ネットワークの充実さをアピールすることにもなったようで、これについては嬉しいことだと北米ポルシェも答えられていました(※ただし、やはり法律を守っていないかもしれないこと等に関しては許せることではないという注釈付き)。

こちらが動画となります↓

出典:
Porsche Taycan 4S Dethrones Tesla Model 3, Becomes New Cannonball Run EV King 
A Porsche Taycan Just Beat Tesla for the Fastest EV Cannonball Run Record  
A Porsche Taycan Just Set A New EV Cannonball Run Record 

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