ポルシェのEスポーツ：スーパーカップ (Porsche Esports Supercup)
2019年4月1日にポルシェが『ポルシェ Eスポーツスーパーカップ (Porsche Esports Supercup)』というバーチャルな世界選手権をワンメイクレースシリーズに加えて拡大することを発表。
ポルシェは、オンラインレーシングシミュレーションの大手プロバイダである「iRacing」と提携して、2004年からオンラインレースシミュレーションを提供してきており、そこへの「スーパーカップ」という名称をつけた、ワンメイクカップの最も高いカテゴリーを追加しての拡大ということになるようです。
本物の「ポルシェスーパーカップ」レースシリーズは、25年間にわたりポルシェ911 GT3カップにおける世界最高のドライバーのための競争として存在しており、過去には沢山のオランダ人ドライバーが優勝(1997年、1998年、1999年、2000年にPatrick Huisman氏、Jeroen Bleekemolen氏は、2008年と2009年にタイトルを獲得)。
今回発表された、こちらのバーチャルな世界でのレースであるポルシェEスポーツスーパーカップでは、国際資格取得プロセスを経てクオリファイした、40人の「シムレーサー (sim racers)」達が、10回にわたるオンラインレースにて競い合うのだとか。
ポルシェEスポーツスーパーカップ・レース日程
最初は4月13日にアメリカはアラバマ州のBarber Motorsport Parkでのレースに始まり(もちろんバーチャルな世界)、最後は9月28日にイタリアのCircuit Monza(これも、もちろんバーチャルで)で、最終レースを迎えるそう。
このチャンピオンシップの賞金(総合)は10万ドル(89,000ユーロ/約1千万円)。10つのオンライン・レースイベントは、すべて「予選・スプリント・メインレース」で構成される。
ポルシェは実車レースとバーチャルレースの勝者を同じ舞台で称える
なにが凄いって、ポルシェは伝統的にチャンピオンシップガラ(優勝を祝うもの)で、実車のレースでチャンピオンとなったドライバーとそのチームを称えてきたわけですが、なんと今年からはこのポルシェEスポーツ・スーパーカップのチャンピオンも、このガラで一緒に賞賛するとのこと。
つまり、ポルシェはイベントで「バーチャルレーシングドライバー」と「実車でのレーシングドライバー」に、同じ舞台で賞を授与する(功績を称える)最初のメジャーな自動車メーカーになる、と。ポルシェが今回、そう宣言しているのです。
うううーーーん、これには、なんだかちょっと違和感を感じてしまう私ですが、そんなことはないですか？？ないのかな＾＾
バーチャルな世界でのレースで優勝される方も確かに凄いと思うし、賞賛に値するとはもちろん思います。でも、それを実際の実車でのレースドライバーと同じところで、同一に扱って称えるというのは、果たしてどうなのだろうか…って。
…な～んて、言っていても、時代はうつりゆくわけで、いずれ、令和の時代が終わる頃くらい…、いや、それよりも前かもしれないくらいには、Esports(バーチャルなレース)の方が、実車のレースよりも重視される時代が来ちゃったりするのでしょうか。
それはちょっと、考えるだけでも寂しいなぁ…。って、考えるだけでも、もう自分が若い世代ではない、ということなのかな＾＾ ま～、これはもう、おばちゃん的な考えと言われても、しかたないです！
だって、やっぱりレースはあくまでも「実車でのレース」であってほしいから(バーチャルがあっても、もちろんそれは全然良いですが、メインは実車であってほしい、という意味で)！！
ポルシェEスポーツスーパーカップ観戦
ポルシェEスポーツスーパーカップの10レースはすべてこちらのYouTubeでライブ観戦が可能です：iRacing eSports Network
オンラインレースを否定しているわけではありません～。グランツーリスモとかでさえ楽しいし、一般人ももっと気軽にレース参戦できる(モータースポーツに興味を持てる)ようになるだろうし、きっとこのiRacingのスーパーカップも迫力あって、見ごたえあると思うので、是非、観てみたいと思っています＾＾。
出典と参照：
ポルシェニュースリリース
AUTOWERELD.COM
この記事の著者のRikaです。ポルシェ911が愛車となってから、どっぷりポルシェにはまってしまいポルシェ大好きがとまらずこのブログを始めました。愛車は911カレラ(991.2)と911カレラカブリオレ(992.1)と911カレラT(992.1)。
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