Porsche Active Aerodynamics [PAA]
ポルシェが新型911ターボS(992)の、エンジン→スポーツサスペンション(PASM)に続いて、今回はポルシェ・アクティブ・エアロダイナミクス(PAA)についての説明動画を公開してくれていましたので、見てみました。
以下、動画からの画像と、ポルシェ911ターボSの説明画像を交えて見ていってみたいと思います。
今までのターボモデルと同様に、新型911のターボSもアクティブ・エアロダイナミクスを備えており、運転の安定性、効率、運転性能を向上させ、空力学的なアドバンテージを提供しているとのこと。
知れば知るほど、ターボSの凄さがわかります。
制御式クーリングエアフラップ
フロント部分のエアインテークは、アクティブエアインテーク・フラップ(制御式クーリングエアフラップ )となっていて、このフラップが状況により自動で閉じたり開いたり。
自分では、走っている時にこのフラップの開閉を見ることが出来ないのが残念です^^
このように、フラップの開閉具合によって、エアーの流れもかなり変わってくることがわかります。真ん中の画像は、後述していますが、フロントスポイラーも可動している状態↓
空気圧展開式フロントスポイラー
何がすごいって、こちらのフロントリップも可動式(空気圧展開式フロントスポイラー)。
スポーツモードにすると一段階、そしてスポーツプラスモードにすると、さらにもう一段階展開。これにより、バランスのとれたダウンフォースが車のフロントに発生。
ここがアクティブに動くって凄くないですか??
大型の可動式リアウィング
そして、大型になったリアウィングは15%ダウンフォースを強化。
今まで以上にアクティブになっているそうで、そのウィングの上下の展開にもいくつかの段階が。
ドライビング・モード
ポルシェ911ターボSでも、もちろん、いくつかのドライブ・モードが用意されています。
ノーマル・モード
まず最初に、ノーマルモードは効率良く、安定性があり日常使いに大変適合性の高いモード。
エアインテークのフラップは時速70~170km間で速度により角度を変えて開閉。
スポーツ・モード
スポーツモードでは、バランスのとれたスポーティなドライビング・ダイナミクスを提供。
スポーツモードでは、時速120km以上でフロントスポイラーとリアウィングが一段階展開。
スポーツプラス・モード
スポーツプラスモードは、妥協しないパフォーマンスを誇るドライビングモードに。
スポーツプラスモードでは、フロントスポイラーとリアウィングが、さらにもう一段階、Maxまで展開される。
ウェット・モード
ウェットモードは、その名の通り雨が降っている時など、路面がウェットな状況の時に役立つモード。
ウェットモードでは、出来るだけエアロダイナミクスのバランスをリアにシフトさせ、リアにウェイトを持たせるようにする動きをしているそうです。
エアブレーキ
フロントスポイラーと、リアウィングを最大限に展開することで、エアブレーキとしての機能も。
ポルシェ911ターボS、こうして色々と細かく見て行くと、ただただ凄いな~と思ってしまいます。
まったくもって、私には使い切れないレベルの車です。
…あ、いや、すみません。私では、素カレラも使いきれていませんでした(笑)。
とにかく、ポルシェ911において最上位モデルとしてて君臨するターボモデル。
その性能のすばらしさと、貫禄といったらなんとも感動的です。
動画:
The new 911 Turbo S - Porsche Active Aerodynamics
こちらがポルシェ992ターボSのアクティブ・エアロダイナミクスの説明動画となります(1:31の短い動画)。
その他、ターボSに関するいくつかの画像がありましたので、掲載しておきたいと思います^^
写真出典: 2021 Porsche 911 Turbo S: New 650HP Speed Demon Detailed In Massive Gallery
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