久々に一目惚れしたポルシェ911
先日、とあるお店に行ったところ、駐車場になにやらポルシェ911さんらしき姿が。
遠目から見て「ん?あれは991っぽい…けど、なんだかちょっと違う?あれ?ホイルがフックスっぽいし、なに??」と、なんとなく「いわゆる私が知っている911と、何かが違う!」と、ちょっとした違和感を抱いたわけです。
お店に入る時に、そのお車の目の前を通ることになり、さらに近くで拝見し…「え~、なにこれ、めちゃカッコイイ!!!」ってなって、即座に思わずポルシェの営業さんに連絡しちゃいました。
「↑この911、めちゃくちゃかっこいいけど、何ですか?!」と(笑)。
だって本当に素敵でした。ぴかぴかに乗られていることが、また911をさらに素敵に見せられていて、オーナーさんの愛も感じられて、もうなんだか、1人お店の前でこちらのポルシェさんのことだけで頭がいっぱい^^。
お店から担当の方が出てきて、お話してくれていたのですが、もう私の耳にはほとんど会話が入ってこなかった…ごめんなさい(といっても、その時は一応夫が担当の方と話してくれていたので、会話は成立しています^^)。
いや~もう、久々に一目見て「なにこれ、欲しい!」って思ってしまった1台でした。人様のお車なのにすみません…。でも、そのくらい素敵で!!
ポルシェ911 50周年記念モデル
そう、こちら「ポルシェ911 50周年記念モデル」(Porsche 911 50th Anniversary Edition)とのことで、ポルシェ911の誕生50周年目を記念して作られたアニバーサリーモデルとのこと。
気になったのでちょっと検索。これ以降の写真は海外の中古車情報サイトからのものです。
発表になったのが2013年の夏だったとのことで、その頃の私は「ポルシェ911」は知っていたけれど、まだまだ911も所有していなかったし、今のようにどっぷりポルシェ大好き病も発症していなかった、いたって健康な頃(笑)です。
なので、この2013年~2014年頃に話題となっていた、ポルシェ911 50周年モデルを私が知っているわけもなく…あ~、6年前に戻って知っておきたかった。
どうしてポルシェの営業さん、6年前に私に「こんなの出ますよ」って連絡くれなかったの!!!(あ、まだ出会ってもいないか^^?)
ベースはカレラS、世界で限定1,963台
こちらの911 50モデル、ポルシェ911 カレラSをベースに作られたそうで、全世界で1,963台限定での販売(1963年に初代911誕生したことを記念するモデルなので、1,963台)。
カレラSがベースなのに、ボディはカレラ4などの四駆モデルで採用されていたワイドボディー。フロントバンパーやウィンドウフレームなどの仕上げも特別で、メッキ加工されたリアのグリルも特徴的。
リアのロゴにもクラシカルなフォントで「911 50」の文字が。
フックスホイールにペピータ柄シート
さらには上記の通り、フックスホイールをモチーフにした20インチの専用ホイルが採用されており、かつ内装もペピータ・パターン。↓こういう千鳥格子みたいな柄のこと。
こちらのペピータ柄(Pepita)は、昨年2018年12月25日に公開されたポルシェのトップ5 お洒落なシート柄(Porsche Top 5 Series: Fancy Seat Patterns)にて、第2位になっていたものです↓。
ヘッドレストにも911 50のロゴが。
オプションで消火器も。
そして、こちらの50周年記念モデル911は、限定1,963台ということで、その台数のシリアルナンバーがダッシュボードの上の、カップホルダーが出てくるところに刻印されているとのこと。
1,963台にはそれぞれシリアルナンバー入り
中古市場に出ていたもの(海外)を見てても、このようにナンバーがそれぞれ入っていました。こちらが【723番】↓
【1190番】↓
【1718番】↓
ポルシェ911 50周年記念モデルに通じるものを感じる、新型ポルシェ911(992)
これ以降の写真は、海外のポルシェ公式サイトから。
今回、こちらのポルシェ911 50周年記念モデルを見て、1番に思ったのが「なんだか、今度のポルシェ992型に通じるものがある」ということです。
リアのロゴもそうだし、フックス・スタイルのホイルもそう。
イメージとして、全体的にクラシカルな911の要素が取り入れられていて、なんだか私の勝手な思いとしては
「ポルシェはこの50周年記念モデルを作った6年前から、8世代目の992はクラシカルなタイムレスマシンにしようということを、すでに検討していたのかもしれない」
と、思ったりしたのでした。
検討まではされていなかったにしても、この50周年記念モデルを見ると、今の992の姿に、今の992が992にとして出来上がった、必然性を感じてしまいました。
好きになるのに理由はいらない
私が自分で今からポルシェ911を購入する場合、(すべてオプションで選択できると仮定した場合)、まずペピータ柄のシートは選択しないですし、フックスっぽいクラシカルデザインのホイルも選択しなければ、後ろの911のクラシカルなフォントのロゴも、変更できるなら変えちゃうと思います。
たぶん、黒レザーのシートに、スパイダーデザインのホイル、変えられるなら991.2みたいなナナメっぽいフォントの911ロゴにしたい。
…と、自分で選択するなら、実は全然、好みとは違うところにいるポルシェ911 50周年記念モデルなのですが、なぜか、この完成された50周年モデルを見ると「すっごく素敵!!!」となり、不思議と、本当にこの911が素敵に見えてしかたがありません。
不思議。
でも、人を好きになる時もそうですよね?結局「そこに存在している人」が素敵と思えるかどうかなわけであって、1つ1つのパーツが必須なわけではなく。
なぜかわからないけれど魅かれるのが、その人の魅力であり、つまり、今回の場合は、この完成された形が、やはり私にとって、この車の魅力であり、魅かれるのだと思います。
ポルシェ911 50th アニバーサリーエディション スペック
※こちらのスペックは50周年記念モデルパワーキットではない、ベースのもの
エンジン | 水平対向6気筒 3.8リッター |
最高出力 | 400ps(294kW)/7,400rpm |
最大トルク | 440Nm/5,600rpm |
駆動方式 | RR |
トランスミッション | 7速MT / 7速PDK |
最高速度 | 300km(MT)/298㎞(PDK) |
0-100㎞ | 4.5秒(MT)/4.3秒(PDK) |
スポーツクロノ0-100㎞ | 4.1秒(PDK) |
乾燥重量(DIN) | 1,410Kg |
タイヤサイズ(前) | 245/35ZR20 |
タイヤサイズ(後) | 305/30ZR20 |
全長 | 4,509㎜ |
幅 | 1,852㎜ |
高さ | 1,295㎜ |
トランク | 145L |
とっても素敵な50周年モデルのポルシェ911に出会えて、本当に幸せなひと時でした。
お店から出て帰る時、すでにこちらのお車はいなくなってしまっていて、その時に感じた寂しさといったらなかったです。
あ~、もう本当に久々に、心にどーんと響きました。素敵すぎた…。欲しい…(←結局、こうなる(笑))。