ドイツのポルシェ・テクニックマスターの方を迎えての参加型トークイベント
先月(2022年7月)の話になりますが、ポルシェスタジオ日本橋さんにて開催された参加型トークイベントというものに参加させて頂きましたので、その時のことを。
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今回、私にとってはこちら2022年4月にオープンされたばかりのポルシェスタジオ日本橋へ行くということ自体が初体験でした。
まだ店舗がオープン前の工事中の時に「あ、ここに出来るんだ」と外から見ていたことはあったのですが、完成してからはまだ訪れたことがありませんでした。
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ポルシェスタジオとは
そもそもまず最初に「ポルシェスタジオとは何?」と思いますよね。私も最初はポルシェスタジオってポルシェセンターと何が違うの?と思いました。
簡単に言うとポルシェスタジオとは:
『都心部向けの新しいコンセプトの店舗』となり、顧客たちがもっとポルシェというブランドに没頭できるようなスペース
ポルシェNOW Tokyoがクローズへ&今後のポルシェ販売店たち
とのことで、もちろんポルシェの注文をすることも可能となっています。
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ちなみにポルシェスタジオ日本橋さんでは、今後足立区に『ポルシェセンター足立』の立ち上げもされるので、そちらでポルシェのメンテナンス等も行ってもらえるようになるそうです。
ポルシェセンター足立では、ポルシェの新車・認定中古車の販売、サービスといったポルシェディーラーとしてのすべての機能を完備されるとのこと。
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さてさて、初めて訪れたポルシェスタジオ日本橋は、その「日本橋」という伝統ある土地柄に合わせた雰囲気になっていました。
暖簾(のれん)などもその1つ。
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店内は確かにバーンと広いポルシェセンター!という感じというよりは、お洒落なカフェでも併設されていそうな「ああ、都市型」とう感じ。いや、それどういう感じ(笑)?
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ポルシェライフスタイル(ポルシェグッズ)の販売も。
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前述の通りこちらの店舗では商談も出来るわけですから、商談だったりポルシェ注文の際のコンフィギュレーターをするフィッティングルームも用意されていました。
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この日はトークイベントが開催されることになっていたので、お店の奥の方のスペースからは車が消え、何名かの参加者たちが座れるようにアレンジされていました。
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参加者たちが座る椅子たちの前には大きな壁一面のスクリーン。
イベントではこちらにプレゼンテーション資料を投影したりしながら説明をして下さったりしたわけですが、その時以外にはポルシェの色々な映像が流され、それだけでもなんとも迫力があって素敵でした^^
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ポルシェホールディングとは
イベント参加者には、ポルシェスタジオ日本橋などに関する簡単な説明や経営母体であるポルシェホールディングという会社の説明等が記載された案内が配布されました。
ポルシェホールディングさんはドイツに本社をかまえるいわゆる自動車販売会社であり、会社名的に少しややこしいですがポルシェAGではありません。
ポルシェ創立者であるフェルディナンド・ポルシェ氏の子供たちにより設立された会社であることからポルシェの名前がついているとのこと。なるほど。
この日のイベントはドイツからはるばる日本へとポルシェのテクニカルな内容を日本にいるスタッフさんたちに共有、教えられる為に来日されていたドイツ人ポルシェメカニックの方がポルシェの技術的な面についてお話して下さるのがメイン。
こういうお話って普段はなかなかきちんとセミナー形式で教えてもらえるような機会がないので、本当にとっても嬉しい。
内容が理解できないことであっても聞いていて楽しいのです(この日はとてもわかりやすく説明して下さったので、私レベルでも理解できる内容となっていました^^)。
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ドイツからいらっしゃっていたメカニックの方のお名前はマーカスさん。
マーカスさんは英語でお話をして下さったわけでドイツ語ではなかったわけですが、それでもイベントでは専属の同時通訳の方が入られるのかなと思っていました。
しかしながら通訳専門の方はいらっしゃらなくて、この日マーカスさんのプレゼンなどを通訳されたのは、同じくポルシェスタジオ日本橋(ゆくゆくはPC足立?)の日本人メカニックの方。
アメリカでメカニックをされていた方とのことで英語が堪能、つまりはメカニックなことも理解されつつ通訳までこなされてしまうという、なんだかもうカッコイイ^^!!
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プレゼンテーションではポルシェモデルたちのデザイン的なつながりから、ポルシェ911をメインとしたテクニカルな内容についてを説明して下さいました。
911の中に張り巡らされているケーブルの図を見て、人の血管みたいだなと思ったり。
プレゼン内容についての詳細は残念ながらこちらではご紹介出来ないのですが、色々と学ばせて頂き、とても有意義な時間をすごすことが出来ました。
マーカスさん、そして通訳して下さったメカニック様、ありがとうございました^^
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ポルシェスタジオ日本橋の中に展示されていたポルシェ911 GTS (992型)も、この時はなんとリアフードを開けたさらにその下のカバーも取りはずされていたので、中までを見ることが出来ました。
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普段は見られないものなのでなんだか感動して見ちゃった(なんだか色が変に写ってしまいましたが、上と同じお車です)。
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さらに、フロント部分もトランクの上部のカバーが取り外されて見えるようになっていました。
あ、シーラントがどこにどのように入っているか見せて頂いたら良かったな。
というのも、私の992には最初から入っていると言われている場所にシーラントが入っていないっぽいのです??今度確認しよ。
この992型のポルシェ911はGTSモデルであることから、そのタイヤはセンターロックとなっています。
このセンターロックのタイヤを取り外してみよう!というのも実践で参加者の方々に試させて下さいました。
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長いトルクレンチをセットしたところに、参加者の中から希望の方にこのトルクレンチでセンターロックを「緩める」のと「締める」を試させて下さいました。
これもまた普段ではなかなか出来る体験ではないので、実際にやってみた方々は「おおお、重たい!」とか楽しまれて体験されていました^^
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取り外したあとにも色々と説明をして下さったり、またこのあとには個別に聞きたいことがあれば質問を受け付けて下さったので、私も聞いてみたかったことをいくつか質問させて頂きました。
マーカスさんに聞いたこと、そして教えて頂いたことについてはせっかくなのでまたこのあと別途書かせて頂こうと思います。
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ポルシェクイズ大会
最初のプレゼンテーションのあとに、もう1つのメインイベント(?)としてポルシェにまつわるクイズ大会もありました。
最も正解した方には賞品があるとのことでしたので、これはもう出来る限り頑張らねばと少し気合がはいります。
というより、本音としてはこれだけ「ポルシェ大好き」と騒いでブログまで書いておきながら、ほとんど不正解だったら逆に恥ずかしいなと思ったり(笑)。
最初の方の問題はそこそこ簡単なものが多かったりで、例えばポルシェ「マカン」のマカンという名前の由来はなんでしょう、といったようなもの。
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ポルシェ911のホイールナット締め付けトルク
そしてこの日のクイズの中でポルシェスタジオ日本橋さんが最も難易度が高いと設定されていた問題が2つありました。
その2つというが、ポルシェ911のタイヤ(ホイール)の締め付けトルクに関する問題。
難題のうちの1つめが「現行のポルシェ911のホイールボルト締め付けトルクは何Nmでしょう?」という問題。
これ、なんと!!そうなのですよ、これは私にとってはめちゃくちゃラッキー問題。楽勝。
だって私、このイベントの数日前に自分のポルシェ911のタイヤ交換をしたところだったので、その時に自分でも復習して「911の締め付けトルクは160Nm」って再確認したばかりだったのです。
見た瞬間に「あ、160Nm」と回答できました。
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さらに難題2問目は「じゃあ、センターロックナットの締め付けはいくつでしょう?」というもの。
これに関しても、タイヤ交換の際にタイヤ交換をして下さったお兄さんとセンターロックの締め付けトルクについて「通常なら5つとかで締めているところを1か所で締めているわけですから数百という大きな数字ですよね」という会話をしたばかり。
この時の回答のチョイスは
- 325Nm
- 400Nm
- 525Nm
- 600Nm
という4つがありまました。
私の中で、911カレラの締め付けトルクは160Nmという絶対の自信があったので、160Nmx5=800Nm…つまりは、これに最も近い数字くらいでなければダメでは?という計算から、回答選択肢の中でもっとも数値が大きい600Nmを選択、無事正解となったのでした。
本当にすべてがラッキーでした(笑)。
数日前にタイヤ交換していて、締め付けトルクについても復習しておいて良かった^^
というわけでありがたいことに無事全問正解となったので、賞品としてクラシックポルシェについての冊子を頂きました。ありがとうございます^^
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これを頂いたことで、夫に「たぶん、そろそろもっと空冷ポルシェについて学びなさいと神様に言われているのかもね」なんていうことも話していました^^
そうそうちなみにここだけの話(?)、実は最初に行われたマーカスさんのテクニカルなポルシェプレゼンテーションの時に、センターロックの締め付けトルクは『443 ft-lb』と書かれた資料があったのですよ。ふふ。
443 ft-lbはつまりはそれって換算すると600Nm。実はすでに答えは表示されてたという^^
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マーカスさんとも色々とお話させて頂いたり、日本人のメカニックの方ともお話させて頂いたりして、この日のポルシェスタジオ日本橋さん訪問は最後の最後までとても有意義でとても楽しい時間となりました。
また是非、ポルシェセンター足立がオープンした際には遊びに行かせて頂こうと思います。色々と教えて頂きありがとうございました^^
さらには、ポルシェスタジオ日本橋のSNSを担当されている、いわゆる「中の人」にもお会いすることが出来て嬉しかったです(笑)。
さらにはその方を通じて、この場で偶然にしてツイッターでフォローさせて頂いているポルシェオーナー様とお会いすることも出来たり。
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本当に最後の最後まで楽しませて頂き、帰ろうかなとなった直前には992のタイヤ前に置かれていたセンターロックが気になってついつい手に取ってしまい…
「グリスがつくから気をつけて」と夫に言われたのですが、「大丈夫、大丈夫。ちゃんと注意してるって!」とか言いつつ、実はばっちり手についていたというね(笑)。
こうして1つ1つ、また地味に体験・経験しながらポルシェについて色々と学んでいきたいと思います^^
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ポルシェスタジオ日本橋の皆様には色々と教えて頂き、ご案内頂き、またドイツからいらっしゃっていたマーカスさん、そして今後PC足立に行かれるメカニック様とはとっても有意義で楽しい会話をすることが出来ました。
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また今後もふらっと遊びに行かせて頂けたらと思います。マーカスさんとの会話はまた別途書かせて頂きます。
とても楽しい時間をありがとうございました!
参照リンク:
◆ ポルシェスタジオ日本橋公式サイト
◆ ポルシェスタジオ日本橋ツイッター
◆ ポルシェスタジオ日本橋インスタグラム
関連記事:
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◆ ポルシェ911 センターロックの構造、ポルシェ911 GT3 991.2 センターロックタイヤ交換