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日産新型フェアレディZプロトタイプをZ34と比較する

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新しく発表されたZのプロトタイプが、Z34と似ているという話

先日、日産から新型フェアレディZのプロトタイプとしてのモデルが発表になりましたね。

発表になった日は、国内外の自動車関係のメディアや、車関連のSNS上がほぼZプロトタイプの黄色で埋め尽くされていて、見ていて面白かったです^^

我が家にもZ34のフェアレディZ…しかも、同じように黄色のZがいるので、なんとも親近感がわくというか、今回発表となった黄色のZについてはやっぱり気になったので見てしまいました。

こちらが我が家のZさん↓

さてさて、今回発表された新しい日産フェアレディZプロトタイプ。

これは昔のフェアレディZを彷彿されるデザインと言われており、そのデザインは「S30型(240Z)」から来ていると言われています。

が、今回、実はこの新型Zプロトタイプ、何気に現行のZ34型のZに似ているのではないか?と書かれている海外メディアを発見。それがMotor Trend

私としても、Z34との違いを見比べてみたいな~と思っていたので、今回この新型ZプロトタイプとZ34の比較を写真と共に見せてくれているのは非常にわかりやすくて良かったので、改めてここで見てみたいと思います^^

では、見ていきたいと思います。どのくらい、新型Zプロトと現行Z34には類似点があるのでしょうか??

全体的な見た目

高めのカウルとフード、フロントガラスのレーキ、ドライバーの真上くらいからほぼフラットなスロープで車のリアにつながるルーフ、分厚いスタンス…すべてにおいて「見た目が似ている」と。

ドアの形

ズームインして見てみると、表面の違いはあるものの形状はかなり同じ。もちろん「同一」ではないけれど、とのこと。

つまり言われているのは、ドアの形自体はほぼ同じなのだけれど、新しいZプロトはフロントフェンダーの上から下の方に傾斜するデザインになっているのに対し、Z34はほぼ水平という違いということかな。

確かに、純粋にドアの形だけを見ると、とても良く似ていますね。

サイドの窓の形

ドアの形は似ているけれども「同一だよね、と言えるまではいかない」と思ったけれど、サイドの窓の形についてはほぼ「同一じゃない?と表現できる」と言われています。

どれどれ。

うーん、確かに似てる。この比較をされたMotor Trendがこれら2台のサイドのガラスの画像を重ねて検証してみたところ、これらガラスの形は一致したとのこと。

新型Zプロトタイプが1970年のダットサン240Zのデザインから多大なインスピレーションを得ていることを考えると、同じく類似しているZ34にも似ていておかしくはないということのようです。

ルーフパネル

よく見てみると、この2台のZともにルーフは「ダブルバブル」の形状を保持。

通常、自動車メーカーが既存の車両を大幅に変更する場合、ルーフパネルはそのまま保持することが多いそうなのです。

例えば、2020モデルのVWパサートや、前世代のトヨタカムリなど(※って、すみません、これら2台について私は見比べていないのでわかりません…)。

ルーフ/リアハッチのカットライン

さらには、このZプロトが実はZ34をベースに作られているという考えを裏付ける為には、ハードポイントと呼ばれる「変更するには高くついてしまう」部分を見ていきましょうということで、ここで注目されているのがルーフ/リアハッチのカットライン。

リアハッチを開ける時に、リアハッチ部分がルーフと別れるところ(カットライン=線のように見えるつなぎめ部分)がやはりZ34と同じである、と。

フロントバンパーのカットライン

Zプロトは、ほぼすべてバンパーは新品になっているにしても、その新しいパーツの取り付け位置(マウンティングポイント)までもが今までと違うとは限らないとのことで、Zプロトのフロントバンパーのカットライン(ヘッドライトとフェンダーの始まりの間)は、Z34と同じ位置から始まっているように見える。

リア・クォーターパネルのカットライン

ZプロトがZ34と同じボディシェルを使うのではないかと思える、もう1つの「ハードポイント」がリアのクォーターパネルのカットラインだそう。

このカットラインは、リアクオーターパネルとロッカーパネルを分離するもので、Zプロトではクオーターパネルがデザイン変更されたにしても、このカットラインに合わせて同じボディセクションにフィットさせる必要があり、そのようにしているように見える、と。ははぁ。

リアバンパーのカットライン

フロントのカットラインと同様に、リアバンパーのカットラインの始まり部分も、やはりZ34とマウンティングポイント(取付位置)が同じであることがわかる。

エグゾーストの位置

Zプロトと、Z34のエグゾーストの位置はほぼ一緒。ボディの下に隠れている配管も同じ方法でルーティングされているのではないか、と言われています。

まあ、これについてはZのような形状の後輪駆動のスポーツカーにおける2本出しのエグゾーストにおいては、そのルーティング方法は何種類もあるわけではないので、同じようになるのは当たり前でもあるそうです…ので、この部分だけを見てZ34に似てるとは言えないようですが^^

ダッシュボード

続いて、2012モデルのZ34のダッシュボードとZプロトのダッシュボードを比較。

まずダッシュボードの上の方を見てみると、左右のドアハンドルの少し上くらいに空気の吹き出し口が存在。ダッシュトップのゲージの位置もとても似ている、と。

もちろん、中央部分はモダンなタッチスクリーンを兼ね備えた四角いデザインとなり、エアーベントの位置も変更されています…が、これらも実はZ34の内部コンポーネントに適用されているのではないかと言われています。

ダッシュトップにあるゲージ

ダッシュボードの上に設置されているゲージたちも、Z34のオレンジ色のバックライトと、デジタル表示の時計がなくなり、それが黒地に白フェイスにアナログ表示の時計になったというような変更はあるものの、ゲージが設置されている場所や、その計器フードの形状などは非常に似ているんじゃない?と。

違う方向から見たダッシュトップ

フロントガラスの外側からダッシュボードのレイアウト(3つのダッシュトップのゲージ含む)を見てみるとやっぱり似てると言われていて、かつドアミラーも非常に同じであるよね、と言われています。

エアコンのコントロール

最近の車には、タッチコントロール式のエアコン調整機能をつける車が多くなっているところに、Zプロトは昔ながらのダイヤル式のエアコン操作。

もちろん、このダイヤル式のエアコンやラジオコントロールは悪いものではないので、それ自体は全然かまわないものの、ここで注目したいのは、やはりこのダイヤルたちがZ34と同じ位置にあって、うん、良く見るとたぶん同じものだよね?というお話。

センターコンソール

新しいZプロトのセンターコンソールトップは、一見すると今までとはまったく違ったものに見える…ものの、よ~く見てみると、カップホルダーの位置やシフトレバーのまわり、アームレストの物入れなどの位置はほぼ変わらず。

※写真の角度が少し違うので、違うように見えたとしても、この2つを同じ角度で見るよう想像して見ると確かに位置はあまり変わらなさそう。

デザインの変更も取り入れられていて、新しくステッチ入りのビニールニーパッドをコンソールのサイドにつけ、コンソール自体に配置するボタンの数などは減らされています。

ドアハンドルとエアベント

現在のZ34のエアベントのセットアップはとてもユニークなもので、空気をダッシュボードの内側からドアジャムを通し、ドア自体に空調された空気を送るというものなのだそうです。

そしてその空気はドアハンドルのところにある吹き出し口と、その上部にある丸い通気口から出される流れになっていて、Zプロトにも(デザインが少し違うだけで構造としては)これと同じ作りになっているようです。

ドアハンドル

外側からみたドアハンドルも、Zプロトの方は非常にシンプル化されていますが、その位置と機能はとても良く似ているとのこと。

運転席側のドアパネル

両車の運転席側のドアパネル全体を見ると、その類似点に気づくと言われていて、例えば、ドアパネル上部は変更されているものの、アームレストやドアハンドル、エアベントのマウント位置は変わらず。窓とドアロックのコントロールも同じ。

助手席側のドアパネル

やはり助手席側のドアパネルにもZ34のようなパワーウィンドウのスイッチのみの小さ目のコントロールパネルが。

ドアパネル上部は同じく変更されているものの、下部にあるドアのカップホルダーやスピーカーなどはZ34と同じに見えると。

新型ZプロトタイプとS30のデザイン比較

…と、新しいフェアレディZは実はZ34から色々引き継ぐんじゃないの?というお話でしたが、今回発表されたZプロトタイプは「伝統と最新技術の融合」であり、初代S30型からのデザインを多く引き継いでいると言われています。

S30型とZプロトのデザインをわかりやすく伝えられていたのがこちらの画像かなと思いました。出典はJALOPNIK

1:大きい長方形のグリル
2:なんというかゴシックなアーチ状のフード形状
3:ヘッドライト前のカーブ
4:サイドの窓の形
5:Cピラーのトライアングルあたりにある丸いバッジ
6:途切れずリアまで続くルーフライン
7:リアフェンダーのアーチ形状

新型Zはヨーロッパでの販売はしない

またAutonewsによると、日産はヨーロッパでの販売状況や、ヨーロッパにおける環境規制への対応問題から、こちらの新型Zプロトタイプに基づいて今後つくられる新型Zの販売を、ヨーロッパでは行わないと伝えたそうです。

現時点での話ですので実際に新型フェアレディZが出てくる頃にはどうなるかはわかりませんが、少なくとも現時点では「ヨーロッパでの販売はしない」と伝えられています。

出典:
Are We Crazy, or Is Nissan’s Z Proto Concept Really Just a Rebodied 370Z? 
Let's Dig Into The Design Of The New Nissan Z Proto 
Nissan says new Z sports car will not come to Europe
Why the New Nissan Z Proto Might Be the Old 370Z Underneath—And Why That's Not so Bad

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