BMWモータスポーツフェスティバル 2019 レーシングカータクシー
2019年6月23日に富士スピードウェイで開催されたBMWのイベント『BMW Motorsport Festival 2019』。
こちらに参加してきたわけですが、このイベントは事前申し込み・登録の他、当日の申し込みでの抽選で、さまざまなタイプのFSW走行や、同乗走行などが用意されていました。
当日申込&抽選となっていたものは、ざっと書き出してみると以下の通り。
応募箱に申込書を投函、当選は掲示での抽選形式のもの
抽選形式には2種類あり、まず1つ目は申込用紙に希望するプログラムと時間枠を記入し、応募箱に投函するというもの。
申込用紙を受け取る際に、抽選番号を引き換えにもらえるので、あとでその抽選番号が「当選番号の掲示」にあるかどうかを確認するという形式。それが、以下の3つのプログラム。
- BMW M Taxi Drive (プロドライバーが運転するMモデルに同乗してFSW本コース走行)
- Special Test Drive (各種Mモデルを自分で運転してFSW本コース走行)
- BMW Test Drive (BMWをショートコースで自分で運転して走行)
当選発表はこのような感じで、決まった時間に掲示されます。
メインステージで抽選番号を配布、メインステージで荒選手が当選者発表をするもの
そして2つ目の抽選形式である、本イベントでメインの抽選プログラムとなっていたのが、以下の2つのプログラム。
こちらは、たった2回のみ、決められた時間にメインステージにて抽選券が配布され、当選発表の時間になった時に、プロドライバーの荒聖治選手がメインステージで抽選番号を引き、その場で当選者が発表されるというもの。
当選した人は、その場にいてすぐに手をあげないと、当選が無効となるので、この当選発表の際には沢山の人がステージ周りに集まりました。
そんな、この日メインの抽選プログラムが以下の2つ。
- M-Town Taxi (M TOWNで走行しているM TOWN TAXIが登場、それに同乗しFSW本コース走行)
- Racing Car Taxi (BMW Team StudieのMレーシングカーに同乗しFSW本コース走行)
富士スピードウェイで奇跡の出会い
今回、1つ目の応募箱に申込書をいれる形式の抽選には、見事すべてはずれてしまった私なのですが(いやいや、こちらも凄い倍率だったようです)、やはり本気で1番狙っていたのは、本イベントの最高峰のプログラムである「レーシングカータクシー」。
なんと、なんと、BMW Team StudieのMレーシングカー(M6 GT3またはM4 GT4)に乗って、プロドライバーが本気の全開走行でFSW本コースを走ってくれる、本気の走りの助手席に同乗できるのです。
荒選手も抽選番号を引く際に、メインステージで「(今回の同乗走行では)スリックタイヤで、本気の全開走行します!」って、宣言されていたくらい。
2回しかない抽選のうち、まず第1回目の抽選券をもらいに行きました。黄色で丸がしてるところにあるメインステージ下で配られる抽選券に対し、抽選券を求めて集まった人数、700人超えだそうです↓
抽選券はどんどん配られていくので、物凄い人数でしたが、永遠に長い時間並ぶということはなく、かなり効率良く、ささっと抽選券を頂くことが出来ました。
そんな第1回目の私の抽選番号は…
え。571。
これって「こない」じゃない?なんて思った瞬間。
隣から番号をのぞきこんだ子供が「あ、それ『こない』じゃん!無理だね!」と、まさに私が認めたくないと思っていた、言ってほしくないことをズバリと指摘。ううーん、これはやはり「来ない」かな(笑)。
こうしてほぼ、あきらめてしまっていたことにも問題あると思うのですが、この「こない(571)」を見て、がっかりして、やはりガッカリモードのまま当選ならず。気分があがってないとダメですね~。
ダメだった~って思って、さあ、じゃあ次の抽選まで、また何か遊びに行くかな~なんて思って顔をあげた瞬間。
ある人と目があったのです。え?あれ?ええー「何してるんですか!!!」って。
そう、そこにいらっしゃったのは、私が以前、車のドライビングレッスンを受けさせて頂いた砂子塾のインストラクターさんである東風谷(こちや)さん。
「な~にしてるんですか!一般人参加??」なんて失礼なことを聞いてみたところ、返ってきたお返事は「今日はBMWイベントなんで、ポルシェ禁止なんですけど!」って(笑)。
いや、そうも言われたのですが、そんなことよりもなんと!!「砂子さんが今、ブランパンGT参加の為に鈴鹿にいるからその代わりに走って、っていうことで、今日のこのレーシングカータクシーのM4GT4のドライバーやってるの!」と。
※ちなみに、この時のブランパンGT@鈴鹿サーキット、GT4クラスでBMW Team Studieの81号車であるBMW M4GT4で砂子塾長&木下さんがポールtoウィンで4勝目を飾られました^^おめでとうございます!
で、話を戻して、えええええええ!!!!そのレーシングカータクシーのM4GT4って、BMW Team Studieの82号車である、それってもしや、これ!!!↓
うっそ~!!今、まさに私が抽選でハズれたものじゃないですか!!
「え~!!!もしかして、これ、当選したら東風谷さんの運転の助手席に同乗走行出来ちゃうんですか??真剣に全開走行してくれちゃう?」って、当たってもいないのに大興奮で聞いちゃう私。
だって、凄くないですか?
この広いFSWで偶然ふらふらと出会った、常にお世話になっているインストラクターさんが、今回、私がどうしても乗りたいと思っていたレーシングカータクシーのドライバーさんだなんて。
これはもう奇跡。「当てるしかない」って本気で思いました。
2回目の抽選前にピットに遊びに行き、東風谷さんに「絶対、当てて乗りますからね!!待っててね!」みたいな。宣戦布告?何(笑)?
700分の5の確率で…当選へ
そして、第2回目の抽選の時間になりました。
今回の私の抽選番号は「375」。うん、この番号なら特に「こない」とかもないし、これならチャンスはあるかも。
いよいよ、発表の時です。荒選手がステージにたち、抽選番号を引き始めます。
と、このタイミングで、私と子供たちのところにレッドブルを配布しているお姉さんが来て、レッドブルをくれました(笑)。
お姉さん、子供達ともお話してくれて「18歳以下だと飲めないんだよ~」とか、子供達も「え~、これ凄い色してるね」とか、ちょっと一瞬、抽選そっちのけでレッドブル談義。
で、私はせっかく開けて頂いたレッドブルを飲ませて頂き…ん?いま、なんていった?
え?ステージで、司会のお姉さんが、今、「375番」って言わなかった????
ええええーーーーーはいはいはい!います、375番、ここに!レッドブル飲んでる!じゃない、ここにいます~!!って、慌ててステージの方へ。
いや、あの、本当にこれ奇跡としか言いようがなかったです。
700人中、5名しか当たらないというレーシングカータクシー、しかも荒聖治選手のBMW M6GT3の同乗走行が当たったのです。奇跡すぎる!!!
もともと運だけで生きているような私なので(笑)、運はそこそこ良いとは思ってはいるのですが、まさか今回のレーシングカータクシーを当選させて頂けるとは。感動です。番号をひいて下さった、荒選手ありがとうございます(号泣)!!!
誓約書や、1号車(M6GT3)に乗りますというタグ等を受け取り、子供達とレッドブルのお姉さんの元へ戻ります。あ、完全に子供達放置でレッドブルのお姉さんにおまかせしてしまった^^
もう戻ってきて、お姉さんと子供達で「すごーーい!」って。
こちら、後日WebCGの記事に載っていたものです↓
まさにこの「プラチナチケットを手にいれた当選者」になれたのです。本当に感謝。ありがとうございます^^
Red Bullは翼をさずける
レッドブルのお姉さんに「これ、レッドブルを飲んだことで、翼をさずかっての当選ですね!」なんて話して、お姉さんも「是非是非、SNSとかにアップして下さい!」とのことでしたので、アップさせて頂きます^^ (私のことは隠していてごめんなさい!お姉さんの掲載は承諾済)。
もう、このあと即、東風谷さんに連絡です。「当たったから乗りますからね!!!」って(笑)。東風谷さんも「え?!当てたの?!ホントに?!」…って、そりゃそうなりますよね^^
実はこの日、本当にもともとかなりこのレーシングカータクシーと、スペシャルテストドライブを本気で当てる気満々で行っていた私なので、長袖・長ズボンを持つことはもちろんのこと、家からヘルメットも持っていこうかと悩んでいたくらいだったのです。気合入りすぎ(笑)。
でも、当たったら貸して頂けるということだったので、今回はレンタルで。
M6GT3からM4GT4へ変更
時間になり、4番ピットに向かいます。あ~ドキドキする。
そして。ここで、本当は私が当選したのは荒選手のM6GT3の同乗走行だったのですが、そちらをあえて東風谷さんのM4GT4に変更して頂きました。
ハイ、「もったいない!バチあたりな!」って思われた方もいらっしゃったかと思います^^。
でも、私にとっては今回、砂子塾でインストラクターとしてお世話になっている方に、この広い会場で偶然出会えて、彼が今回のレーシングカータクシーのドライバーをしているということを聞き「じゃあ、それに乗る!」って気合入っての当選だったと思っているので、私にとっては今回、東風谷さんの車に乗ることの方が大切であると思えたのです。
荒選手、実は私のグループではありませんでしたが、先日のポルシェトラックエクスペリエンスのインストラクターとしてもいらっしゃいました。
なので、今回、荒選手とのご縁もとても感じたのですが、荒選手の走行には、いつかきっとまた乗らせて頂くことが出来る日が来ると信じ、今回は砂子塾から始まっている、このご縁を大切にしたいと思い、変更させて頂きました^^ (※変更して下さった方にはご快諾頂き、問題ありませんでした&BMWの方にもOK頂いています)。
いよいよ、私の順番がまわってきます。
と、ここで今回、なんと車に乗り込むまでの短い距離の間を…この、素敵な方々がエスコートして下さったのです!!そう、レースクィーンのお2人。↓
わかるでしょうか?このように、同乗走行する人を、傘をさして(この時は雨が降っていたわけではありません^^)、車の助手席までレースクィーンのお姉さんが誘導して下さるのです↓。すごーい。
乗り込むところまでしっかり誘導してくれて、車に乗り込んだたらスタッフの方が、6点式シートベルトをしっかりと装着して下さいます。
レースクィーンのお姉さん、とっても可愛かったです^^笑顔が素敵。
同性の私でも、綺麗なお姉さんに出会ってエスコートして頂けたことは、とても嬉しかったので、これ、男性の方だったらもっと嬉しかったのでは、なんて思ったり↓
私の順番がきて、案内され…車に乗り込んだ瞬間、東風谷さんと「いえ~い!」です(笑)。なに、このノリ。もう、スタート前には東風谷さんも「これ、もう砂子塾じゃん!!」って。
私も「自己最高ラップタイムを出す、本気走行でお願いします!今日の走りは、あとで全部砂子さんに報告しますからね!!」なんていう会話。
Team Studieの方も準備してくれながら「この2人なに?」って感じで見られていました^^ いやいや、ホント、こんな知り合い同士がMレーシングカーの同乗走行で一緒になる確率なんて、なかなかないことかと思います。もう、完全に東風谷さんと私は砂子塾のノリです。
同乗走行中は撮影等できないので、画像・動画等はありませんが、先日「FSWのレーシングラインを本気の走行で走る体験をしてみたい」と願ったことが、かないました。BMWが誇るM4GT4が本気で走ってくれました。感動。
しかしながら、自分でも、もうレーシング走行でも「きゃ~」とか、可愛げのある女性っぽい態度がとれず(笑)、「は~、こういうラインなんだ」とか「やっぱりGRスープラコーナーとかパナソニックコーナーみたいな、よりコントロールが必要になるコーナーのところで、差が出るのかな~」とか、冷静に見ている自分がいました^^
あああ、もっと「きゃ~怖い~!すごい~!」みたいな可愛らしい女性的リアクションが出来れば良かったのですが、なにこの冷静さ(笑)。
走行あとも「いや、やっぱりサーキット走行にはバケットシートが必須だな」という感想が真っ先に出たり。
先日、自分の911でFSWを先導走行させて頂いた時、今回みたいな凄い全開走行では全くなかったのにも関わらず、普通のシートでは自分の身体が左右するのを抑えるのが大変で、911を運転して初めて腰が痛くなる体験をし、たぶん、身体を支える為に相当ふんばっていたらしく、翌日、足が筋肉痛になったくらいだったのです。
今回フルバケットシート+6点式シートベルトでの走行を体験し、この全開走行でもフルバケだとこんなにも身体をホールドしてくれるんだ!って、すごく感動したのです。素晴らしすぎる。
そうそう、ちなみにこの日、少し路面がウェットだったこともあり、荒選手のM6GT3でもホームストレートは270kmくらいに抑えていた、と、どこかで見たのですが、この時、私が乗らせて頂いたM4GT4のホームストレートが260㎞。なかなかの速度を体験できました。
また、東風谷さんいわく、私が同乗したのが、走行が4回あるうちの4回目だったので、タイヤも1番温まってベストコンディションだったとのことで、ありがたかったです。
東風谷さん、とても楽しい、素敵な体験をありがとうございました。今回、東風谷さんのM4GT4でFSW本コースの全開走行を楽しめたのは、本当に奇跡です。 …さ、あとはここには書けないリアルなダメ出しを、今度砂子さんにしなければ…って、嘘ですよ~^^!すみません、つい飲み会のノリで書いちゃってます、私(笑)。
さて、私がレーシング走行を楽しんでいる間、子供達にはレストランで食事等しながら待っていてもらいました。レストランから「走ってるの見えたよ!」と、一応、見てくれていたみたいです^^
やはり「砂子塾」の奇跡だった
そうそう、そして最後に。
第1回目の抽選は「571」で「こない」の落選。そして第2回目は当選したわけですが、この当選した番号の「375」。
あとから東風谷さんに「それって、もしかして『スナコ』じゃない?」って言われて、おおお!!ってなりました^^
3はスリーからのス、で『スナコ=375』。ホントだ、凄い!
「スナコで当選して、砂子塾レーシングカー体験だったなんて、凄すぎる~」とあとあと、また盛り上がったのでした(笑)。
なんとも大興奮、そして楽しすぎたBMW モータースポーツフェスティバルとなりました。本当に、様々な奇跡に感謝・感謝・感謝です。
また次回、砂子塾に参加させて頂いて、この日のことを振り返るのが楽しみです^^
改めて、東風谷さん、私の夢であったFSW本コースを全開走行(しかもBMW M4GT4で!)して下さって、ありがとうございました。カッコ良かったですよ^^!
最高の体験でした!
関連記事: 砂子塾関連の記事はこちらから