2026年7月に英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、展示されたり、ヒルクライムを走行したりしたポルシェについて1つ前のブログで書かせて頂きましたが、今回はそのイベントでセントラル・フィーチャー・ディスプレイを飾ったメーカーについて書きたいと思います。
選出されたのはシンガー・ヴィークル・デザイン (Singer Vehicle Design)。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、会場であるグッドウッド・ハウスの前に巨大な彫刻作品「セントラル・フィーチャー」が毎年登場するのを見たことがある方も多いかと思います。
その彫刻が今回はシンガー・ヴィークル・デザインによる3台のモデルが展示されたものとなっていて、製作されたのはGerry Judah氏。

トリプルアーチ構造から吊り下げられた車はクラシック、クラシックターボ、DLSの3台となっています。

今回のイベントでは他にも8台の車が展示されたそうですよ~。
ステーブルヤードにあるシンガーのブースには5台の車の展示(史上初のスラントノーズ・シンガーの一般公開に加えて、クラシック、DLS、クラシックDLS、DLSターボ)、そして残りの3台は、Abu Dhabi Investment Officeがプレゼンティングパートナーを務めるスーパーカー・パドックに展示され、週末を通して何度かヒルクライムを走行したそうです。
Singer Vehicle Designがグッドウッドに初めて招待されたのが2015年、そして今回の参加が11回目。
創設者であるロブ・ディキンソン(Rob Dickinson)氏は
「シンガーはグッドウッドで成長してきた、グッドウッドは私達にとって第二の故郷であり、長年にわたり重要な発表の場」
と言われ、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの創設者であるリッチモンド公爵に感謝されています。

シンガーの使命は「911を生み出した当時のポルシェのエンジニアたちがもし21世紀の技術を手にしていたら、ポルシェはどのようなものになっていただろうかをreimagine(再構築)すること」だと言われています。
そして作られたのが「Porsche 911 Reimagined by Singer」の数々。
シンガー創設者のロブさんは、以前バンドをされていた時の1993年にバンドのツアーの合間に第1回目のフェスティバル・オブ・スピードに参加されたのだそうです。
もちろん、この時はまだSingerを立ち上げるよりもずっと前のことですので、出展者ではなく「来場者」としての参加だったかと思うのですが、それが「まさか自分の人生が紆余曲折を経て、自分が立ち上げた小さなデザイン会社が2015年に招待されるとは想像もしていなかった」と振り返られています。

1993年の時点はもちろんのこと、シンガーを立ち上げられた時には、こうして2026年にはシンガー・ヴィークル・デザインがグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのセントラル・フィーチャーとして選出されるとは夢にも思っていなかったかもしれませんね。
…と言いつつ、今回選ばれたことを「驚きであり身の引き締まる思いであると同時に、不思議とふさわしくも感じる」と語っているロブさん。
もしかしたらどこかで「いつかセントラル・フィーチャーに選ばれる」という、ある種の必然のようなものも感じられていたのかもしれません^^
出典:
◆Singer will be celebrated on the 2026 Festival of Speed Central Feature
◆Dramatic Singer Central Feature revealed at the 2026 Festival of Speed
◆Singer Vehicle Design Instagram
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