ワールドワイドでの2025年第3四半期ポルシェ販売台数(Q1～Q3)

2025 Q1～Q3ポルシェ販売台数は212,509台

ポルシェのワールドワイドにおける第3四半期(7～9月)の新車販売台数が発表されました。

2025年1月～9月の期間に販売された台数は212,509台となり、前年同期比でマイナス約6%。この212,509台のうち35.2%が電動車(前年同期比12.8%)とのことで、その内訳はフル電気自動車が23.1%とプラグインハイブリッド車が12.1%。

2025年第3四半期(1～9月)のポルシェデリバリー台数表

この第3四半期ではやはり北米が最大の販売地域となっていて、前年同期比5%増となる64,446台を納車。

北米が全世界のうち約30%の販売台数を占めていることから、北米での販売台数が好調であったことに今回は救われているという感じでしょうか。

海外および新興地域も過去最高記録の43,090台となっていたことから、この北米＋海外および新興地域での数字があって、なんとか全体で前年同期マイナス6%でとどまっている感じ。

ちなみに今回の数字に対してポルシェとしては、今が色々と大変な時と考えるとポルシェの期待には沿った水準の数字だと言われています。

また、先月フランクフルト・モーターショー(IAA)にて新型911ターボSが発表されたわけですが、さらに今後数か月は数多くの優れた製品ラインナップを期待してもらいたいというポルシェ。

最も売れたモデルはやっぱりマカン

2025年のQ1～Q3ではマカンは前年同期比18%増の64,783台が納車され、そのうち55%以上(36,250台)が電気自動車であったとのこと。

内燃機関搭載のマカンもEU域外のほとんどの市場で引き続き販売されていることから、それらは28,533台となっています。

2025年1～9月のワールドワイド モデル別ポルシェ販売台数

カイエンの販売台数の落ち込みはマイナス22%で最もひどく、今年の年末に発表される新型カイエンに期待ですね(でもEVだしどうなるのでしょ…)。

っていうか、マカン以外すべて前年同期比マイナス。

ポルシェAGセールス＆マーケティングの取締役Matthias Becker氏は：

「ここ数週間で将来を見据えた製品に関する決定を行った。これは世界中の顧客の多様なニーズや電動モビリティの普及の鈍化に対応するものであり、今後より柔軟に対応できる体制を整えることを意味する。

市場環境は今後も厳しい状況が続くと予想している。ポルシェはこれまで以上に『量より価値(Value over Volume）』の戦略に基づき、需要と供給のバランス管理に注力する。

また、顧客から高まる「車両の個性化」への要望に応えるためExclusive Manufaktur(エクスクルーシブマニュファクチャー)およびSonderwunsch(ゾンダーブンシュ)といったプログラムをさらに拡充していく」

と言われています。

PTSだったりゾンダーブンシュで自分のポルシェにより自分好みの個性を出したいと希望する人が多いのは事実。

でも今のこの状況で「顧客から高まる個性化の要望に応える為」と言われると、ついつい「まあ、その方が同じ車両なのに販売価格が高くなりますからね」とこんなにポルシェが大好きなのにネガティブな理解をしちゃうようになっている私。

…なわけですが、それでもやっぱりポルシェのことが好きなので「え、ゾンダーブンシュとかさせてくれるならやらせて頂きたいんですけど❤」と思ってしまうので…やっぱりチョロイな…(笑)。

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出典：(公式)Porsche reports robust delivery figures despite a challenging environment

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Rika (911supercars.com)

この記事の著者のRikaです。ポルシェ911が愛車となってから、どっぷりポルシェにはまってしまいポルシェ大好きがとまらずこのブログを始めました。愛車は911カレラ(991.2)と911カレラカブリオレ＆911カレラT(992.1)、GT3 (997.1)と718 ケイマン GT4 RS。