上海国際サーキットで記録樹立
2024年10月16日にポルシェの開発ドライバーであるラース・ケルン(Lars Kern)氏が上海国際サーキットにて2:11.28という量産車における最速のラップタイムを出されたとのことです。
記録を出した車両はポルシェのフル電気自動車タイカンの「タイカンターボGT ヴァイザッハパッケージ」。
ポルシェ・タイカンのモデルライン副社長であるKevin Giek氏曰く、どのサーキットにもそれぞれのユニークなチャレンジがあるわけだけれど、ヴァイザッハパッケージ付きタイカンターボGTがいかに完成した車かを示すためにポルシェは世界中の3つのまったく異なるコースで記録を破ろうとしたんだ、とのこと。
結果、ドイツのアイフェル地方、アメリカのカリフォルニア、そして続いて今回の中国は上海でトップタイムを記録。
これで3つですね^^
タイカンターボGTは最高時速300㎞到達
今回の上海でのチャレンジは小雨が何度も降ったためにコースは最後まで少し湿っていたとのこと。
それでもタイカンターボGTはコース上でその真価を証明する走りをし、最高時速地点ではスピードメーターがちょうど300㎞/hを指したそう。
さらにアタックモード(ブースト機能)がその性能を発揮。
これは使用すると最大120kWの追加電力を10秒間適用できるというもので、速度が5km/h以上、バッテリー温度が10℃以上、そしてSoC(バッテリー残量)が30%以上の時に利用可能。
今回の走行時に車には安全上の理由からロールケージとレーシングバケットシートを装備。それにより内装の一部を取り外しても全体の重量が増加していたとのこと。
またラップ記録の為にオプションのピレリ・トロフェオRSタイヤを使用。
というわけで、ヴァイザッハパッケージ付きのタイカンターボGTは
- ニュルブルクリンク北コース
- ラグナセカ
- 上海国際サーキット
という世界バラバラな場所にある3つのサーキットで最速ラップタイムを記録したとのことで、もともと「世界で3つのコースで記録を破る」のが目標であったようですが、いざ破ってしまった今となっては次なる4つ目のコースを狙ってまだまだ今後も挑戦は続く…のかな^^?
出典:(公式)Three records on three continents: Taycan Turbo GT with Weissach package
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