Singer reimagined Porsche@ Trunk Hotel in Shibuya
この日、私は渋谷にあるトランクホテルに向かっていました。
ホテルに入り、案内された奥の方へと進んでいくと…
そこには息の飲むような素晴らしい光景が広がっていました。
そう、その光景がこちら。
2009年にアメリカはカリフォルニアで設立されたシンガーが誇る、美しい『Turbo Study』そして『DLS Turbo』と呼ばれるポルシェ911 964をReimagenedしたお車たち。
今回、こちらの2台のお車たちの展示と共に日本におけるシンガーとコーンズ・モータースさんとのパートナーシップの提携が発表されたのでした。
最初のご挨拶でSinger創業者のロブ・ディキンソン氏は
「(シンガーは)ポルシェのヘリテージを称えるために存在するといっても過言ではない、ポルシェ911に敬意を表しているブランドである」
ということと供に、今回コーンズモータースとパートナーシップを結ばれたことを喜ばしく思われているということを語られていました。
それにしても創業者のロブさんったら、本当にカッコ良いのです。
お話させて頂けるだけでも光栄すぎて感動だったわけですが、せっかくなので私が前から思っていた「私が最も好きな、Singerが再構築されたポルシェのカラー」についてもお話させて頂きました。
その色というのがSingerの『Aubergine Light Pearl』という色。この色を一目見た時から「いつかこの色のポルシェに乗りたい」と思っていたのです。
でもポルシェのPTSにこの色はないので、今回ロブさんに「この色が最高すぎて、いつかこの色のポルシェに乗りたいのです、でもポルシェのPTSにはないのです」とお話させて頂いたところ、ロブさんから「そうだよね、でもPTS Plusであればうちからカラーサンプルを出してポルシェに出せば作ってもらえるよ!」と。
まさにその通り。ご助言頂けて感動です。
でも私、つい思わず庶民丸出しで「そうなのです、でもそれだと高いのですよ~」って言っちゃった!!
…ら、ロブさん、Singerの4億越えのプロダクトを前にしながらも「そうだよね、さらに2年くらい時間かかっちゃうしね」と寄り添って下さる優しいお言葉(涙涙)。
とても素敵でカッコ良くて、紳士すぎる方でした。お会いできて本当に光栄でした^^
ロブさんのご挨拶のあとは各自それぞれ展示されたSinger reimaginedのポルシェたちを自由に見ることが出来ました。
会場ではアルコールとフィンガーフードの提供も。
出された赤ワイン美味しかった^^
Singer Turbo Study
では飲みながらSingerが今回日本に持ってきて下さった素晴らしいお車2台を見ていきたいと思います。
さらなる詳細はこの記事最後に写真を掲載しておきたいと思います。
こちらのターボスタディ、価格は90万ドル(約1億4000万円)。
Singerの営業さん(これまた超イケメン)に「乗っても良いのですか?」と聞いたところ「どうぞ!」と言って頂けたのでちゃっかり運転席に乗らせて頂きました^
細部まで美しい。
後部座席↓
Singer DLS Turbo
そしてもう1台展示されていたのがこちらの『DLS Turbo』。
ワイドボディなこちらのお車を見ていると、さきほどのターボスタディでも十分にカッコ良かったのに、さらにさらに迫力あって圧倒されてしまいます。
このゴールドなカラーがまた素敵。
ちなみにこちらのDLSターボは270万ドル(約4億2000万円)からとのこと。為替レートの関係も多少あるにしろ4億越え!!
こちらも運転席に座らせて頂けるとのことでしたので、ちゃっかり座らせて頂きました^^
でももう、このDLSターボに乗り込ませて頂こうとした瞬間から、なんともいえない空気感がありました。
とにかく、その迫力ある外観とはまったく違うといっても良いほどの圧倒的な品の良さに溢れていて表現できないエレガントさ。
もう運転席でニタニタと笑いが止まらない変態が瞬時に出来上がるのも納得です(笑)。
空冷ポルシェ、言ってみれば古いポルシェ964だというのにこれほどの圧倒的な品に満ち溢れた清潔感ある美しい空間を表現されるだなんて未知の世界でした。
シート、ドアパネル、ルーフにいたるまでのいたるところが白(クリーム?)のアルカンターラで、美しすぎました。
さらに驚いたのがシートの後ろ(リアシートの足元のあたり)にはスピーカーが!!なにこれ、最高。
今までネット上でしか「Singer reimagined Porsche 911」を拝見させて頂く機会がなかった私ですが、今回こうして目の前でリアルなSingerが再構築されたPorscheに会わせて頂き、その印象は120%良い方に変わりました。
写真や映像だけでも素晴らしいなと思っていたSinger。
目の前で見たら、その存在感は半端なかったです。
日本でコーンズモータースとのパートナーシップを今回提携されたシンガーですが、そうはいってもまだまだオーダーさせて頂く為には自身でレストアのベースとなるポルシェ964を用意しなければいけなかったり、お値段もかなり高額であったりとハードルが高いわけです。
でもそれでも、今回こうして実車を目の前に見せて頂いて唯一無二のこだわりを感じましたし、これでさらに高性能であるとなれば憧れる方が多いことにも納得です^^
今回来日された2台のSingerをさんざん拝見させて頂き、Singerの創業者のロブさんや営業様などとお話させて頂いたあと、ホテルをあとにしました。
ホテル内にはこちらの展示も↓
もうね、美しすぎるのです。
「これ、走るための車なのですよね?」と疑問を持ってしまうほどの美しさ。
細部を見れば見るほど「宝石箱ですか?」と思えるもので、走るための車の一部だとは到底思えない作品でした。
こういう細部へのこだわりが素晴らしすぎるのだろうなと納得。
この日のお土産にはこちらを頂きました^^ ↓
空冷ポルシェに関してもまだまだ全然理解が足りていない私でしたが、今回本当に贅沢すぎる時間をすごさせて頂きました。
Singer Vehicle Design様、そしてコーンズモータース様、夢を見させて頂ける時間をありがとうございました。
ポルシェと出会えたというだけでも日々幸せなところに、さらにその素晴らしいポルシェたちを「Reimagened」されたSingerに出会えたことは、また私のこれからの人生を変えてくれるような素晴らしい出会いでした^^
もう1度、近日中にシンガーとお会いさせて頂く機会がありますので、またその時を楽しみにしたいと思います。ありがとうございました!
まずはこの日出会わせて頂いた2台のシンガーのお写真たちをこちらに載せておきたいと思います↓
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