ペイントコードも同じD5C
アメリカのポルシェメカニックさんとの会話のなかで、私が「へ~」と思ったシリーズ。
それが『ポルシェのシャークブルー』と『フォルクスワーゲンのコーンフラワーブルー』はまったく同じ色である、ということ。
なにそれ!
そうだったの?シャークブルーはポルシェが992型GT3の為につくった新しいカラーだと思っていました。ちょっとショック。
実際にGT3のなかのどこかのパーツの写真を見せてもらったのですが、そこには「Shark Blue」の文字とその上には「Cornflower Blue」の文字がありました。どのパーツについていたシール(?)だったかは聞いていないのでわからないのですが、探せばあるはずです。
もちろん、一般的に探せる場所にあるパーツではない可能性は大きいですが^^
私はそのポルシェパーツに両方のカラー名が書かれているのを見たので、一発で「本当だ!」となったのですが、これを聞いただけでは「本当にぃ?」って思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私も「本当に?」と一応疑ったつもりで調べてみました…ら、やっぱり同じ。
まずこちらの説明内で『Shark Blue (non-metallic UNI; D5C)』と紹介されているのがわかるでしょうか。↓
ここだけでなくても、ポルシェのペイントコードを検索して頂けたらポルシェのシャークブルーのコードは『D5C』であることがわかるかと思います。
そして今度はフォルクスワーゲンのコーンフラワーブルーのペイントコードを調べてみると…↓
うんうん、やっぱり同じく『D5C』。VWグループで本当に同じ色を共有していました。びっくり。
現在ではVWのTAOS SELモデルでCornflower Blueを選択することが出来ました。このような感じ。うーん、同じ色でもGT3と全然イメージが違う!!
比べてみたいと思います。VWとポルシェGT3。同じ色を選択して作っています(両方の車ともにメーカーのコンフィギュレーターからの画像)↓
コンフィギュレーター上では色合いがちょっと違って見えますが、それでもこれ、本当にそれぞれの2台での印象が違いますね。
ヨットはどこに…
それで、私としてはこのシャークブルーがコーンフラワーブルーと同色だったとしてもそれはまったく問題なく、シャークブルーのGT3がカッコイイことにも変わりはないので、全然OKなお話なわけです。
ただ1つ。
どうしても納得いかないのが、このシャークブルーが発表されたあとに出ていたこちらのお話→『ポルシェの新色シャークブルーはヨットからインスパイアされたカラー』。
992型のGT3が発表されたあとに、ポルシェのシャークブルーカラーについてGT部門トップであるアンドレアス(Andreas Preuninger)さんが『バケーション中にビーチから見たヨットの色にインスパイアされたカラーがこのシャークブルーだった』と語られていたのですよ!!出典情報はこちら。
おおい。ヨット、どこ行った!コーンフラワーじゃないの。
って、思ってしまった(笑)。
まあ、きっと「ビーチで見たヨットのブルーが992に最高だと思ったんだよ!」と社内に戻って話した時「それってこういう色ですか?」と出てきたのがVWのコーンフラワーブルーで「あああ、まさにそれ!あるなら、その色にしよう!」ってなったのかな(強引に整合性を合わせる解釈(笑))。
という、もう1つの「へ~」なお話だったのでした^^
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