マクラーレン4台を乗り比べ
マクラーレン東京主催による、富士スピードウェイP15にて開催された『マクラーレン東京プレミアムテストドライブ』に参加させて頂いてきました。
基本的に今回、マクラーレンを試乗させて頂くのは夫ですが、富士スピードウェイに行くまでと、都内までの帰り道の往復は、ポルシェGT3で私が楽しませてもらいました^^
またここで、その時の往復のGT3走行について書き始めると、どんどんGT3のことしか書かなくなってしまいそうなので(笑)、まずは早速ですが、マクラーレンのイベントの話に移りたいと思います。
この日のイベントは、まず最初に富士スピードウェイのP15に設置された、比較的簡単なジムカーナコースを自分の愛車で走った後、マクラーレンの試乗車に乗り換えて、さっき走った自分の車での走りと、マクラーレンでの走りとの違いを、その場で感じてもらうという趣旨のイベントです。
愛車とマクラーレンの乗り比べが、その場ですぐ出来るなんて、なんという贅沢なイベント。
この日、試乗車として用意されていたマクラーレンは、スポーツシリーズから3台と、スーパーシリーズから1台の、合計4台。
スポーツシリーズ:マクラーレン540C
0-200kmを10.5秒という、最高出力540PSを誇る3.8リッターV8ツインターボエンジン。
スポーツシリーズ:マクラーレン570Sクーペ
0-100kmが3.2秒、0-200kmが9.5秒。最高出力570PSを誇る3.8リッターV8ツインターボエンジン。
スポーツシリーズ:マクラーレン570Sスパイダー
0-100kmが3.2秒、0-200kmが9.6秒。最高出力570PSを誇る3.8リッターV8ツインターボエンジンのオープンカー。リトラクタブルハードトップは、15秒開閉。また、時速40kmまでは走行中でも開閉操作が可能。
スーパーシリーズ:マクラーレン720S
恐るべし0-100kmが2.9秒、0-200kmが7.8秒。最高出力720PS、4.0リッターV8ツインターボエンジン。
富士スピードウェイに着くまでの間に、「今日、もし570Sと600LTがあって、その乗り比べをすることが出来たら、絶対に私も乗る!」って興奮して話していたのですが…やはりさすがに600LTはありませんでした(涙)。まあ、そうですよね。残念。
プロ・レーシングドライバー山野兄弟
さて、そしてこの日のマクラーレンイベントで、私が楽しみにしていたことの1つとして、1番大きかったことは、何と言っても今回のテストドライブのインストラクターが、プロレーシングドライバー山野ご兄弟だったということ!
ポルシェの時のレーシングスーツは白ベースですが、この日はマクラーレンなので黒。また印象変わってカッコ良かったです^^
山野さんといえば、ポルシェ(って、あ、マクラーレンイベントなのにごめんなさい^^)。
弟の直也さんには、ポルシェの軽井沢ラリーの時のジムカーナイベントで、直也さん運転のジムカーナ走行に同乗させて頂いたり、その後、ご兄弟で参戦されたブランパンGTの応援に行かせて頂いたりと、私の中で勝手にもうめちゃめちゃ親近感を持たせて頂いているドライバーさんたちなのです。
この日、まずはマクラーレンの方からの簡単な説明があったあと、山野ご兄弟によるご挨拶、それからこの日のジムカーナコースとやることの内容の説明などがありました。
参加者にはリストバンドが配られ、オレンジ色がAチーム、シルバー色がBチーム。それぞれ時間差で走行します。私たちはシルバーのBチーム。
こちらが、お話されているのが直也さん。
そしてこちらが哲也さん、お兄様です。
まず最初に、自分の車でコースを覚えるために、山野さんたち先導の車の後ろを、自分の車でゆっくりついて走り、その次は自分の車で普通にコースを走り、最後にはマクラーレンに乗り換えてコースを走る、という流れです。
まずは、コース把握の為に、ゆっくり走行。
自分の車でコースを走るわけですが…
この時は、我が家の場合、ポルシェGT3での走行なので、私が走らせてもらいました~。楽しい~。
ただ、このあと走行は(私は)やらなかったので、今となっては、やっぱりこのあとのフル加速での走行もやらせてもらえば良かったかな…と、ちょっとひよってしまった自分に反省。
フェラーリ488 Pistaさんも
今回、他に参加されていた方々のお車も拝見させて頂いたのですが、びっくりしたのがフェラーリ488っぽいお車がいたので「あれ、488かな?」と思って近づいてみると…なんと、488は488でも、488 Pistaさんでした!
オーナー様とも少しお話しさせて頂きましたが、まさかここで488ピスタさんに会える&ピスタさんの走りが見られるなんて思ってもになかったので、なかなか感動的でした^^
コーンズで止まっているピスタさんもカッコ良かったですが、やっぱり走っている姿はより、カッコイイ!
他にも、ポルシェやメルセデスがいる中、ランボルギーニはガヤルドさんがいました。
「お、ガヤルドさんもいるね」なんて話しながら、とりあえず、まずは設置されたマクラーレンのテントの方に向かったわけなのですが、そこで「こんにちは」と声をかけられたので、こちらからも「あ、こんにちは^^」と、何気なくご挨拶をしようと顔をあげると。そこには見覚えのあるお顔が!
なんとも物凄い偶然で、知り合いの方も、今回のイベントに参加されていたのでした。こんな所でお会いするとは!しかも、先ほど拝見したガヤルドがこちらの方が増車されたばかりの新しいお車だったのでした。2重でびっくり。
知り合いの方にもお会いできて一緒に遊べるようになったので、この日のイベントは楽しさ倍増でした^^
ちなみにケータリングでは、パンとか飲み物が用意されていて、好きに頂くことが出来ました。
P15の駐車場には、マクラーレンのとっても気持ちの良い音が鳴り響き続け、本当に何とも幸せな空間に。
夫も、今回用意されていたマクラーレン4台全てに何度も乗らせて頂けて、とても楽しかったようです。
マクラーレン720Sを全開で踏んでからの、フルブレーキとか、なかなかできる経験ではないですよね!!
プロドライバーによるジムカーナ走行への同乗
さて、そして。
この日、自分でマクラーレンを走らせる以外にも、山野ご兄弟が走行されるマクラーレンの「助手席に同乗させて頂く」ことも出来ました。
いや~もう、そんなの乗らないわけありません!
この日、まずは直也さんに570Sクーペで同乗走行して頂きました。
軽井沢のジムカーナ同乗の時は、ポルシェ911の後部座席に乗らせて頂いていたので、なかなかとっても狭かったのですが(笑)、今回はマクラーレンの助手席でゆったりと、フロントの景色を楽しみながら乗らせて頂けて何とも贅沢。
いや、走行中はめっちゃ速い&曲がるので「ゆったりと」という表現はあくまで座席の広さのことだけであって、同乗は「優雅」ではありません^^ でも、そんな激しい走行が、また楽しすぎる!
そして本当に、何が贅沢って、またこうして当たり前のように、山野さんの運転の隣に乗せて頂いてジムカーナ走行して頂けるということです。感動すぎる。本当にありがとうございます。
プロドライバーのジムカーナ走行の助手席に乗らせて頂くと、もう「凄い」としか言いようがありません。
走行している場所が駐車場スペースということもあり、そんなに距離がない最初のストレートなのに、いきなりのフル加速で130kmくらいまでもっていき、そこから一気にフルブレーキして減速した後に、曲がっていきます。
「すご~い!!」とか、色々騒ぎながら乗っている私に、山野さんも笑いながら運転して下さっていて、そんな同乗走行の様子を動画に録っていたので、あとからその様子を夫に見せたら「なんだか、本当~に楽しそうだね!」と言われました(笑)。
いや~、実際、本当~に、楽しかったです^^
さらに、この日はもっともっとありえない贅沢をさせて頂きました。そう、それは。直也さんに続いて、今度はマクラーレン720Sでお兄様の哲也さんのジムカーナ走行にも同乗させて頂けたのです。
哲也さんの走行に同乗させて頂くのは初めての体験です。この写真、とっても好き↓
哲也さんの助手席に乗らせて頂いた時、直也さんも来て下さっての3ショット。嬉しい~^^ ありがとうございます!
ご兄弟共に凄いドライバーさんで、お2人ともとっても凄いことに違いはないのですが、それでもご兄弟で何か走り方に差があったりするのかな?、それが素人の私にもわかるのかな?なんて、思いながら同乗させて頂きました。
結果…。
素人の私でも、あからさまに違いがわかるぐらい、ご兄弟の走りは全然違って感じました!!
いや、でも何がどう違うと、専門家みたいに書けるほどわかっていないので、それは書けずでごめんなさい(笑)。
でも、助手席に乗っていて「感覚で違いを感じられる」感じで、本当にお2人の走行はまったく違って感じました。
もちろん、車が570Sと720Sであったという違いも、大きいかもしれないですが。
私の感覚をなんとか表現してみると、お2人ともとても温厚で優しいのですが、いざ車を走らせるとなった時に、直也さんはよりジェントルで優しい運転という気がしました。
と、いっても誤解ないように書いておきますが、あくまでも物凄く「速く、鋭い走りの中で、あえて哲也さんと比べた時にどうか」の時の印象です。それが哲也さんより、より優しいというか。
そして、哲也さんの方がさらに攻め込む感じというか、もう設置されているコーンの近くに車が移動した時には、私からはコーンが「視界から消えて見えなくなる」ような、「これ、私だったらすでに全部のコーンを飛ばしてるに違いないよね?」と思えるくらいの、本当にコーンが消えるくらいの攻める感じに、感じられました。
哲也さんとの時も、すごーい!と感動しながら楽しんでしまい、もう本当に、今回のこの2回、同乗走行させて頂いた時間、それは実際の走行時間にしてみればあっという間だったわけですが、なんだかあの短い時間の中で、めちゃめちゃエキサイトして楽しませて頂いて、日常の生活では味わえない興奮があり、ホント、この日の経験だけで、かなり若返えらせて頂けた気がします(笑)。
本当に本当に、最高でした!
山野哲也さん、直也さん、ありがとうございました。きっとまたどこかで、図々しく乗らせて頂くかと思います^^
そしてまたこの日は、山野さんと大好きなポルシェについても沢山お話させて頂けて、本当に幸せな時間でした。ありがとうございました。
参加者の皆さんも、かなり何度も何度も、納得するまでマクラーレン4台にそれぞれいっぱい乗らせて頂き、最高に素敵な時間を過ごされていたことと思います。
最後は山野ご兄弟と、マクラーレン東京の代表の方からのご挨拶があり、皆さんでマクラーレンたちと記念撮影をして終了となりました。
ちなみにマクラーレン東京の代表の方も何度かお見かけしたことがある方だったので、それにもびっくりした1日^^
山野ご兄弟のお話によると、よりキビキビした運転を楽しみたいならスポーツシリーズの570S。
逆に、ワイルドでもあるけれど、実はよりコントローラブルなのはスーパーシリーズの720Sの方だとのこと。
これだけパワーがある凄い車であっても、マクラーレンは安全性も高いので、安心して運転できるとのことでした。
さらに哲也さん曰く、お仕事柄、哲也さんは世界中の様々な車に乗る経験や、日本でも国産車メーカーのテストドライバーをやっていたりするので、沢山の車に乗られている経験がある&知っているわけですが、そんな哲也さんが
『世界中の様々な車と比べたうえで、マクラーレンが1番、車と人間が一体化して走れる車だ』
とおっしゃっていました。
マクラーレンほど、ドライバーと車が一体化して走れる車はなく、これはもう凄いことだ、と。
マクラーレン、本当にかっこいいです。そしてカッコイイだけでなく、性能と安全性も兼ね備えていて、最高のお車だと思います。
私もずっと「いつの日かマクラーレン」と言い続けて、もうだいぶ月日が流れていますが(営業様、ごめんなさい(笑))、本当に、いつの日かマクラーレンを自分の車として運転できる日が来て欲しいと思います^^
この黒の570Sスパイダー、カッコ良かったな~。スーパーカーは派手な色がいいよね!と、言いつつ、やっぱり真っ黒の車を見てしまうと、マクラーレンでも黒が欲しくなってしまう…。
マクラーレン東京の皆様、いつもとっても紳士で優しい営業様、そして、常に優しい笑顔で、とても温厚なお2人なのに、いざ車に乗り込めば、感動的な物凄い体験をさせて下さるプロドライバーの山野哲也様、山野直也様、また、この日ご一緒させて頂いた皆様、本当にとても楽しい1日をありがとうございました!
※山野ご兄弟のお写真掲載は、許可を頂いて掲載しています^^