本格的なレーシングシミュレーター
東京都港区は赤坂にある「東京バーチャルサーキット」、通称「TVC」に立ち寄らせて頂いたので、ご紹介を。
夫がこちらのレーシングシミュレーターの体験をさせて頂いていたので、そこに私もまたちょこっと顔を出させて頂いた感じです。
時間貸の駐車場がビルの目の前にあるということでしたが、どのくらいの空き状況なのかもわからずで、ドキドキしましたが、行ってみたら日時も良かったのか、余裕で停めることが出来ました。
しかも、この東京バーチャルサーキットが入っている建物のホントに目の前なので、ここに止められたらめちゃめちゃ楽です(上記写真で、私が911を止めている真後ろのビルがTVC)。
東京バーチャルサーキットで、ドライブシミュレーターを見学
中に入ってみると、まずは受付兼ラウンジっぽくなっていて、適当に座ってくつろげるような場所。
その奥に行くと、レーシングシミュレーターの部屋が2つあります。
ポルシェ911 GT3 (996)でのサーキット走行シミュレーション
そのうちの1つのシミュレータールームには、なんと、ホンモノのポルシェ911は996のGT3が!!本物のポルシェ911 GT3を切って、レーシングシミュレーターに改造されたものが設置されていて、それで実際のシミュレーション走行を行います。凄い。
ドライビングシミュレーター目の前にあらわれるスクリーンは、私が想像をしていたものをはるかに超える7メートルの巨大スクリーン。本当にサーキットをそのまま運転しているような錯覚に陥れる、物凄いシミュレーターです。
かつ、こちらの実車を使ってのレーシングシミュレータは
『ステアリング:実車同様の重さと挙動をほぼ完全に再現。ダウンフォースがかかると重みを増し、縁石に乗ったときや、マシンの挙動が乱れたときなど、実際のレーシングマシン同様のトルクでのキックバックを再現』※TVCサイトより抜粋
とのことで、ドライビングにはレーシンググローブが必須という、とにかく本格的なもの。
シミュレーターのセッティングは様々な車に変更可能
もちろん、設置されている車がポルシェGT3だからといって、GT3での走行練習しかできないというわけではなく、そこはシミュレーターなので、様々なセッティングに変更することが可能となっており、色々な車種に変更してシミュレーションすることも可能であれば、さらに個々にタイヤ圧や車高を調整するなどの細かい調整も可能となっているそうです。
そしてシミュレーション走行したデータはすべて記録され、それを解析することでドライバーのくせやタイムを縮めるポイントを的確に見極めていくことが出来るという…。
フォーミュラカーのレーシングシミュレーターも完備
さて、そのお隣のお部屋には続いて、なんとフォーミュラカーのレーシングシミュレーターが!!
『2008年レッドブルのF1マシンRB4と同型のマシン筐体でパドルシフト、2ペダルのフォーミュラ仕様。フォーミュラ独特の着座ポジションやハンドリングは実車と同じ感覚。ブレーキのフィーリングもレーシングマシンそのもので乗用車に比べると非常に硬く、体全体で踏みつける感覚。特にフォーミュラならではのダウンフォースの感覚はプロレーシングドライバーも絶賛。』※TVCサイトより抜粋
とのことで、これまた巨大スクリーンを前に、フォーミュラカーでのレーシングシミュレーションが出来てしまうという、凄いところでした!!
「せっかくなのでどうぞ!」と、こちらのマシンに乗らせて下さったのですが(運転はしていません(笑))、フォーミュラカーに乗り込んだことなんてないので、あまりの「え!こんなに寝転がっているくらいの状態で乗るの!」と、びっくりでした。
最初にまず普通に座って乗り込んだ時は「えーーー、こんな窓とか屋根とかなくて、こんな低い状況で、300㎞前後の走行するとかありえない!」って、相当な恐怖心を感じたのですが、「もっと寝そべるように奥深くに入っちゃってOKです」といわれ、言われるがままのポジションに入ってみると。
「あ、なんか落ち着く」ってなりました(笑)。狭いからかな。でも、それでもこの状況でサーキット走行するとか、私にはもうまったくシミュレーターでもやりたくないくらい、オソロシイ話だと思いました(笑)。こんなことされているF1ドライバーさんとか凄すぎる!!!
世界主要100か所以上のサーキットの体験走行が可能
ちなみにこちらのレーシングシミュレーターでは、世界主要100箇所以上のサーキットを走行できるそうで、F1開催コースは全コース収録だそうです。
日本のサーキットとしては「オートポリス・岡山国際サーキット・鈴鹿サーキット・富士スピードウェイ・筑波サーキット・ツインリンクもてぎ・SUGOインターナショナルレーシングコース」が走行可能だとか。私からすると「他にどこがあったっけ?」と思えるくらい、十分すぎるのではないかと。
シミュレーション映像をスクリーンに投影しているプロジェクターたち↓
いや~、とにかく、本当に行くまではただ「レーシングシミュレーター」としか夫から聞いていなかったので、こんなにも本格的な物凄いシミュレーターだとは想像もしていなかったので、驚きの連続だったのでした。
レーシングシミュレータ走行で酔う!
あまりに本格的すぎるので、普段、車酔いをしない人でも、このシミュレーターでは酔うことが結構頻繁にあるそうなので、そこそこ年齢がいっている方には(笑)、酔い止めの服用が推奨されます。
それを聞いた時、思わず「え、シミュレーターで酔うんですか!」と言ってしまったのですが、そう言った瞬間、ちょうどシミュレート走行していた方がスピンして、そのスピンした画像が巨大スクリーンに映し出されていたのを見て…「う。これ、酔います」と、速攻で納得(笑)。
ホント、普通に走行できていたら酔わないかもしれないですが、ちょっとでもふらついてしまったり、スピンしたら、もう即酔えそうな感じでした。これをさらに運転席から見ていたら、確実に酔えるな、と(笑)。
本格的にサーキット走行をシミュレーションしたい方には、とっても良い場所かと思います。なんともアットホームな雰囲気もあるので、慣れれば慣れるほど、楽しめる場所になるのではと思いました。
この日はちょっと私はまたあまり時間がなかったので、長居できませんでしたが、また機会があったら見学しに行ってみたいと思います。