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Porsche: ポルシェ ◆私の愛する黒カレラ (991.2)

井戸水によって出来たと思われるイオンデポジットだらけになったポルシェ911をぴかぴかに戻す

投稿日:2021年9月29日 更新日:

黒カレラを洗車しても汚いままで、水垢みたいな汚れが全く落ちないという初めての体験

先日筑波サーキットのジムカーナ場で朝から夕方までさんざん定常円旋回をやらせて頂いて、とても有意義でとても楽しい1日を過ごしていました。

こうしたドライビングレッスンに参加した時は必ずといって良いほど広場にはたっぷりの水が散水され、その上での走行を重ねるため車はびちょびちょに。

レッスン終了時にはもう真っ黒のカレラが真っ白になるくらいになります。

いつもは、そのような状態になっても数日内に洗車すればガラスコーティングして頂いている私の黒カレラは水洗いをするだけで、またつるつるぴかぴかの黒光している911に戻ってくれていました。

よって、今回も洗車すればまた綺麗になると信じ切っていたのです。

今回定常円をやった日は家に戻ってきたのがすでに19:30くらいになっていたので、その日はそのまま地下駐車場に車をとめて終了。

翌日は地下駐車場内においたままにして、その翌日(つまりは走行した日から2日後)に地下駐車場から直行で洗車場へ向かい、いつもの通り水洗いしたのでした。

…が、あれ。落ちない。

汚れがまったく落ちません。洗車したあとでこの状態↓

2021年6月末(つまりは約3か月前)にガラスコーティングを再度やって頂いたばかりだったので、洗っても洗っても何1つ汚れが落ちないカレラを前に「え?何がどうなってるの?」と状況が理解できませんでした。

このような鱗状の水のシミみたいのがびっしりとボディについていて、まったく取れないのです↓

それだけではなく、ホイールの汚れもとれません。

ホイールも同じく6月末に再コーティングして頂いているのですが、するっと汚れが取れるところと、まったく取れないところがあります。

ここだとわかりやすいでしょうか。同じ力で、同じように水洗いしたら、いつものようにするっと汚れが取れるところと、まったく取れないところがすぱっとわかれているくらい。

なにこれ。↓

こちらが実際にホイールを洗ってみた時の動画です。動画だと水さえついていないようにうつってしまっていますが、水をたっぷりつけて洗っている状況です。

いつもなら、このくらいこすればコーティングされたホイールなら汚れがするする綺麗になるのに、まったく汚れが落ちません↓

とにかく、ボディもホイールも、どこもかしこも洗車しても車は汚いままでもうどうにもならない。

どうして良いかわからないので、洗車場からそのままポルシェセンターに行って相談させて頂きました。

本当にどうして良いのかわからなくて。

この時ポルシェセンターでも、そこにあったいくつかの溶剤を使ってボディを磨いて下さったのですが、やっぱりそれらでもまったく汚れは落ちず。

結局、ポルシェセンター経由では「すべて(汚れのところを)磨き直して再コーティング、ストーンガードは貼り直し」になるということに。

それでも、私としてはガラスコーティングして頂いたばかりなのに、それをまた取ってやり直しになるということには抵抗がありました。

もちろん金銭的にももったいないと思ったこともありますし、それよりも「今後またドライビングレッスンに参加する度にこうなってしまうことがあるなら、そのたびに研磨→コーティングやり直しになるの?!」という疑問があったからです。

ここからはとにかくもうポルシェオーナーの皆様にどうしたら良いかのご助言を頂いたり、自分でも原因を調べることに没頭する時間が始まりました。

とにかく、時間がたつにつれ「もしかしたらもう黒カレラは綺麗には戻らないのかもしれない」などの不安がよぎりはじめ、どんどん情緒不安定になっていくので、皆さまにご助言を頂く時もかなり慌てて切羽詰まってしまって、皆さまはお忙しいかもしれないのに色々と自分勝手に聞いてしまっていたかと思います。

失礼があったら本当にすみません。この場をお借りしてお詫び申し上げます。もう、黒カレラと私を助けて欲しいという気持ちでいっぱいでした。

そうして色々とご助言を頂いてきたなかで教えて頂いたある『1つの溶剤』に期待を込め、そちらをオーダー。

その溶剤が届くまでのたった1日という時間、たったこの1日でも「こうしている間にカレラの汚れがもっと硬化、浸透してしまうかもしれない」と思うといてもたってもいられない。

ポルシェセンターで、ホイールだけはパーツクリーナーで地道にこすったら少しずつ汚れが落ちたと聞いたことを思い出し、出来ることはやっておこうとこの日まずはホイール磨きに。

ちょうど少し前にブレーキローターを磨いた時に使ったパーツクリーナーがあったので↓

でもこれ、本当に大変な作業でした。ぜんっぜん簡単に汚れは落ちてくれません。

パーツクリーナーをつけて数ミリ四方ずつちょっとずつ進めていく感じ。

それでも細かいところは残ってしまうし、早くカレラを何とかしてあげたくて目の前のことしか考えずに手袋をしないで作業してしまっていたら、マニキュアでさえもパーツクリーナーでどんどん溶かされてきて、それはもう自分の指も醜い状態に。

あたりはだんだん薄暗くなってきたこともあり、汚れも取り切れず、作業が果てしなさすぎて本当にもう泣きたくなりました。

もう、このまま黒カレラさんはずっと汚いままになってしまうのかもと思うとつらくてつらくて、カレラにも申し訳なくて。

そんな汚れたカレラを見るたびに心が痛くなって、もう本当になんていうか、気を抜くと気持ち悪くなってきてしまう(はきそう)というくらいの体調。

集中治療室のベッドの上で「今夜が峠です」と言われた黒カレラのベッドの横にすがって「死なないで、黒カレラさん!!」と号泣しているみたいな、そういう心境でした。

え?狂ってる?

いやー本当に、でも、そういう心境だったのです。本当にもう想いはずっと「戻ってきて、黒カレラさん!!!」という願いばかり。

カーピカイズムのステイン&スケールクリーナー

…と、そして!!その翌日。

届きました、救世主。

ポルシェオーナー様に教えて頂いたこちらの溶剤です。それがカーピカイズムさんの『ステイン&スケールクリーナー』というもの。楽天市場、アマゾン等のネットで購入可能です。

酸性のクリーナーです。

こちらの製品について教えて下さったポルシェオーナー様は、私と同じく「ガラスコーティングされたポルシェ911に同じようなイオンデポジットのようなシミが出来た時にこちらを利用している」とのことでした。

よって、私の期待としてはガラスコーティングを残したまま、911をまた元通りに綺麗に戻せるのでは、と。

私と同じような状況でお困りの方がいらっしゃったらと思いましたので、今回の私の体験と施工結果を書いておきたいと思いますが、こちらの製品は「酸性」であり、非常に危険です。

利用時には必ず「手袋、マスク」を着用されて下さい。また車につけた時も早めの拭き取り、最後にはたっぷりの水で流す等、使ってはいけない素材等、事前に説明書をしっかりと読まれて、書いてあることを徹底して頂きますようお願い致します。

そうしないと、逆にお車や皮膚を傷つけてしまうことにもなりかねません。

カーピカイズム ステイン&スケールクリーナーの使い方

それでは、こちらのカーピカイズムさんのステインクリーナーを使って黒カレラを綺麗にしていきたいと思います。

ステイン&スケールクリーナーの使い方を簡単に書くと:

  • 乾いたボディに利用する(でもその前に洗車してホコリ等、取れる汚れは取っておく)
  • クロスにステイン&スケールクリーナーを数滴つけて、車の30cm四方くらいずつにつける。
  • クリーナーをつけた部分を綺麗なクロスで乾拭きする
  • 違うクロスで水拭きする
  • これを繰り返し、汚いところをすべて施工する
  • 最後に水をたっぷり使って洗車、全体を洗い流す

です。

今回私が施工のやり方で参考にさせて頂いた動画がこちらですので、施工前に確認すると「ああ、こんな感じでやるのかな」というのがわかって良いかと思います ↓

https://youtu.be/JM2Paac1KDo

では黒カレラを綺麗にした工程を見てみましょう。

今回、私は夫に手伝ってもらって作業をしました。作業を屋内でやった為、ボディにライトを当てながら施工しないとシミが落ち切ったかどうかが判断できなかったことから、私はライトでボディを照らし、夫が実際のふき取りをしてくれました。

まずはこの酸性クリーナーを使っても自分の車のボディに問題が起きないか、大丈夫かどうかを確認する為、最初は目立たないところに少しだけクリーナーをつけてみて様子をみます。

今回、左リアタイアの前辺りで試してみました。

酸性クリーナーをつけてみます。

そのあと、ほぼ時間をおかずに乾拭き…したら、この通り。おおお。黒光りが戻ってきてる!!!しつこいですが、水などで洗ってもまったくこうはならず、真っ白のままだったのです。

さらにこのクリーナー&乾拭きした部分を水ぶきして、さらに少し時間を置いて様子を見ましたが特に問題なさそうでしたので、少しずつ作業を進めていきます↓

最初は慣れないので、使ったクリーナーが少なすぎたりといった「ちょうど良い感じ」がつかめなかったのですが、やっているうちに「このくらいつければOK」というのが感覚でわかってくるかと思います。

それでも、そんなにびちょびちょになるほどつけるわけではありません。

どんどん進めていくと…うーん、凄い!

車の前の置いてあった緑色のバケツが綺麗にボディに映り込み始めました↓

慣れてくると、酸性クリーナーをつける適量がわかり、かつクリーナーを塗ろうと決めた数十センチ四方内をタテタテ・ヨコヨコな感じで少しずつ塗り進めることに慣れてきて、なかなか美しく仕上げることが出来るように。

もう、ドアの半分くらいが鏡面のようになってきました↓

黄色の矢印のあたりに見えている線がストーンガードの境目なのですが、ストーンガードの上もばっちり綺麗になっているのがわかります↓

でも実は、このドアハンドルに近い部分はステインの付き方がより激しいところだったようで、クリーナー→乾拭き→水拭きをして「綺麗になった!」と思ったのもつかの間、しっかりボディが乾いてくると、このようにまだウロコ状のイオンデポジットが浮き出てきていました↓

というわけで、まずは全体を1度綺麗にしたあとにもう1度車全体をしっかりとチェックして、このようにステイン残りがある部分には再度クリーナーを使って綺麗にしていきました。

さらには、アルミホイールもクリアコートがされているものであれば利用可能とのことだったので、こちらのクリーナーを使って同じ様に綺麗にしてみたところ、あああ、もう昨日の泣きそうになりながら磨いていたのが嘘みたいに、するすると綺麗になりました↓

とりあえずボディすべての汚れは取れた(と思う)&ホイールもすべて綺麗にしたので、あとは最後の全体的な洗車です。

本来なら中性洗剤を使っての洗車がしたかったのですが、この日はカーシャンプーを買いに行く時間が取れなかったことから、水をたっぷり使っての水洗いをしました。

とにかく目的はボディについた「酸」を流しおとすこと。

そして…完成!

横からみてもこのような感じです。

ああああ、もう昨日の涙とは違って、今度は嬉し涙です。ホイールもぴかぴか、ボディも黒光りしてぴかぴかに。

集中治療室で泣き崩れていた昨日が嘘のようです(いや、ICU入ってない(笑))。

この洗車が終わった頃はすでに夜中だったのですが、それでも私の目の前は明るくなって、もうまた幸せな未来しか見えなくなってきていました。どこまでも単純な私^^。

というわけで、大満足な結果で黒カレラはぴかぴかに戻ったとは思うのですが、なんにしてもやはりこの日はまだその確認をしていたのはあくまでも「地下の光の下」。

よって翌朝、太陽の日の光の下で汚れが残っていないかを確認したくて朝から黒カレラを太陽の光の下でチェックです。

うん、ぱっと見るといつもの通りのぴかぴかなカレラになっている気がする。感動。嬉しすぎる。

めちゃくちゃ汚かったサイドも美しく周りがうつり込むまでになっています。

うつりこんでいるのがアスファルトなので、汚く見えるかもですが(笑)、実際にはぴかぴかで綺麗です!↓

もう1回、ここで今回最初に洗車した時のあとの、汚れがまったく落ちなかった時のカレラの状況を見て下さい。

こんなのでした↓

さわっても、なんというかもう汚れが完全にぴったりくっついてしまったのか「さらさら」な感じなくらい。

それが…こうなりました。嘘みたいでしょう!さわっても、つるつるです↓

素人の私の感覚からだと、たぶんガラスコーティングは残っているのではと思える感じですが、今度またその辺りについては雨の日に水の滴り落ち方などを見て再確認したいと思います。

…と、完全復活をとげたように見える黒カレラですが、実はこの鏡面仕上げみたいになった美しいボディに見えても、よーく見るとまだ洗い残しがありました。

この黄色の矢印あたりにある、大き目の丸い白い斑点です。これらは残念ながらまったく取れる気配がなく、やはりイオンデポジットの洗い残しだと思います。

その他の細かい点々は、車のボディの色がジェットブラックメタリックというメタリックカラーなので、そのメタリックのきらきらが写っているだけで汚れではありません。

こちらがリア部分。

ここも鏡みたいにまわりがうつりこむほど美しくなっているように見えますが、実際に目でみるとまだ1~2本、線状にイオンデポジットの点々が流れ落ちたような汚れが取り切れていませんでした。

というわけで、続いては:

  • 取り切れていなかった汚れの部分を再度、酸性クリーナーで綺麗にする
  • 窓ガラス用クリーナーも購入出来ていなかったので、購入してガラスを綺麗にする
  • カーシャンプーを購入し、再度全体を洗車する

をしたいと思います。

またそれらが完了したらご報告させて頂きたいと思いますが、今回ひとまずは黒カレラがここまで美しく復活しましたということをお伝えできたらと思います。

同じようにお困りの方、諦めずにがんばってみて下さい!

そうそう次回にも書きたいと思いますが、今回このようにカレラが汚くなってしまって悲しくはなりましたが、だからといって定常円旋回をするドライブレッスンに参加したことを後悔したりすることは一切ありませんでした。

今後も「汚くなるからもう参加しなーい」なんて思うこともありません。

コーティングされていても汚れる可能性はあるということも理解し、またこういうレッスンで車が汚れるのも自己責任の上で参加しています。

ただ、それでも汚くなったカレラを戻したい、そして今後も「また綺麗に戻せる」と思って安心して参加したいということから、今回色々と調べたりしてみました。

続き→『筑波サーキットの散水用の水は井戸水でした:イオンデポジット対策について

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