トンネルを検知したらトンネル内走行設定に自動で切り替わる
またまたポルシェさんが面白い特許出願をされたとのことで、その内容は『トンネルモード』。
ポルシェいわく、トンネル内を走行する際には:
- トンネル内で発生する独特な騒音を好む人
- トンネル内での走行の騒音を不快に思う人
がいるとされ、これらに対応するためにトンネルモードを設定できるようにするというものみたい。

車両がトンネルに侵入することを検知したら、まずは車からそのことをドライバーに通知。
そしてドライバーが事前に設定していたモードがアクティブになるとのことです。
設定は2つのモードから選択が出来るとのことで、それぞれのモードでの作動を簡単に書き出してみると以下の通り:
第1モード:トンネル内の音を楽しみたい人向け
- トンネルに入る直前に自動的に窓を少し下げ、外の反響音を取り込む(乾燥した天候の場合)
- 外気温が低い場合は暖房やシートヒーターも自動にON
- スポーツモードを起動
- 排気バルブを開放
- トランスミッションを自動で1つシフトダウン
- 電気自動車の場合は合成エンジン音を再生することも可能(複数から選択できる)
- カブリオレの場合、トンネル前の休憩所で車をオープンにするように通知
- トンネル通過中に人工的な残響を合成することも可能
第2モード:トンネル内での音を静かにさせたい人向け
- トンネル内の外部騒音を検知するマイクを使用し、ノイズに対してノイズキャンセリングを実行
- トンネル通過中に外部騒音を大幅に低減、静かな空間を維持
みたいな感じのようです。
これらのモードを好きな方(第1・第2)でアクティブにも出来るし、もちろん使わなくてもOKとのこと。

いや~、トンネルに入ると勝手に1つシフトダウンするわ、スポーツモードは起動されるわ、さらにはバルブ開放!…って、一定数の皆様がトンネルに入る時に手動で行っていること(笑)?を、すべて自動でやってくれちゃうというわけですね。
個人的にはオープンカーの場合には、トンネルが近づいてきたらドライバーに「トンネルが来るよ!屋根あけて!」って通知がくるというのが面白い^^
逆に静かにしたいという人向けのモードがあるのも良いですね。
これら特許出願されたものは必ず実装されるものではありませんので、今後このトンネルモードが出てくるのか、また出されるとしたらどのモデルにどのような形で出てくるのかはわかりませんが、出てきたらちょっと試してみたいかも^^
出典:
◆特許出願内容(ドイツ語)
◆Porsche Tunnel Mode Puts Engine Acoustics On Autopilot
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