ポルシェ911で集う楽しいイベントの同窓会
ポルシェ911で、みんなで楽しく走りながら、決められたチェックポイントに立ち寄っていくスタンプラリー形式のイベント『ポルシェ・ザ・ラリー』。
こちら、現在はポルシェ正規販売店であるEBIグループの
からポルシェ911を購入しているオーナー向けイベントとなっています。
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過去のThe Rally開催は以下の通り:
- 第1回目ラリー:2018年6月2日~6月3日
- 第1回目ラリーリユニオン:2018年11月11日
- 第2回目ラリー:2019年10月26日~27日
こちらのラリーイベント、本編であるThe Rallyが1泊2日で行われ、そのあとに数か月たってから、その同窓会ともいえるべきイベントである「リユニオン」というものを開催して下さるという流れになっています。
リユニオンは、あくまでも過去にラリーに参加したことがある方の同窓会となっていて、本編のラリーと比べると日程も日帰りになっていたり、走行も先導車がいるわけではなく自由走行だったりと、より自由で簡易的なミニ・ラリー版という感じ。
今回、第2回目のラリーのリユニオンが2020年11月3日に開催されたので、またまた参加させて頂いてきました~^^
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ザ・ラリーへの参加権は争奪戦
こちらのリユニオン、ラリーの縮小版ともいえるものであるため、参加できる台数も少し減ります。第2回目のラリー本編の参加定員(台数)は50台だったのですが、リユニオンの定員は30台。
過去に参加された方というのがリユニオン参加条件となるので、ピンポイントで11月のたった1日の日程での開催のイベントだと、すでにその日に予定が入っていて来られない方などもいるかと思うので、30台も定員があれば十分では…なんて思ったりもしたのですが、ここは絶対に甘く見てはいけないところ。
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このラリー、本編もそうですがリユニオンでさえも「申込開始時間と同時に申し込まないと絶対に参加できない」と、気合をいれて参加申し込みに臨まないといけないものなのです。これもう、絶対。
今回の私も、申し込み時間前に入っていた仕事に「今日はもう何があっても、絶対にxx時で抜けますからね!!」と宣言して、申込数分前にはPC前で待機。
申込開始となった瞬間、申込する!!!…って、気合いれて「もう、これ恥ずかしいけど、私、たぶん申込したのダントツ1番だったんじゃないの」なんて思いあがってみたものの…あとから聞いたところ、こちらのラリーリユニオンの申込は、申込開始から約4分半ですべて満席となったそう。
4分半ですよ!
なんの有名なコンサートのチケットなの?っていうレベル。ポルシェ911オーナー様たち、みんなパソコンやスマホの前で、私と同じようにその時間前から待ち構えていたわけですよね?え、暇人なの?(←人のこと言えないのに、超失礼^^)
ラリーで出会った911のオーナー様たち、皆さん本当に良い方々ばかりで、みなさんにお会いしたくて、本当に私、皆様のことがだーい好きなのですが、この、あの、申込の時だけは…みんな敵なのよ!!!(違う、そんな風には思っていません(笑))。
でも、本当に参加できるか出来ないかは、個人の頑張りと運しかないので、ここはもうそれぞれが頑張るしかないと思って、とにかく気合で臨みました。
皆さんが気合いれて頑張るのだから、それで自分が間に合わなければしょうがないな、と。
でも絶対に行きたいから、とにかく真剣にこの参加権争奪戦に臨んだのでした^^
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チェックポイント1:KINGSWELL
さて、前置きが長くなりましたが、そんな感じで今回またラリーリユニオンで再会したオーナー様たちとお話した時も、当たり前ですがやっぱり「申込はスタート時間と同時にやりましたよ!」っていう方ばかりでした。面白い。
今回のラリー・リユニオンは第2回目(2019)のラリーのランチ会場の1つであった山梨県甲斐市にある『Kingswell』というイングリッシュガーデンが美しいレストランからのスタート。
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この場所でランチをした第2回目のラリー本編の時には、私達夫婦はポルシェ911 GT3で参加していましたが、今回はもうそのGT3がいないので、ポルシェ911 カレラでの参加です。
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まずは受付。
名前を伝えて、2色から選べるポルシェのマスク入れなどを頂きました。
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コロナ感染予防対策もばっちり
あとは、そうそう、もちろん最初は検温と手の消毒も。
ラリー運営スタッフの皆さまも、参加するエントラントたちも全員がマスク、またはフェイスマスク着用必須です。
この現在のコロナの状況下において、なんとかラリーリユニオンを安全に開催する為に、運営して下さっている皆さまはこれまた今まで以上に大変なご準備をして下さっていて、皆さまには本当に感謝ですし、参加された方々も皆ソーシャルディスタンス、マスク着用などをしっかり徹底されての参加であり、素晴らしいなと思いました。
これ、ポルシェのソーシャルディスタンス表示↓ ポルシェ1台分離れようねって、可愛い^^
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さらには出発までの待ち時間には、朝ごはんとして(?)マフィンとコーヒーの準備もありました。
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この日はまたしても本当に、もうこれ以上ないというほどの良いお天気で、朝早い時間なのに日が当たるところでは暑いくらい。
そのような素晴らしい天候に恵まれたなかで、朝からイングリッシュガーデンで頂くコーヒーはめちゃめちゃ最高。
さらに、ちょこちょこお会いし始めるエントラント様たち皆さまが以前お会いしている方々なわけなので「あ!!お久しぶりです~」ってなって、本当に楽しい。
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朝からすっごーくおなかをすかせていた私でも、結構どすんとおなかがいっぱいになったカボチャのマフィン。
小さく見えますが、しっかりカボチャ入りで十分なボリュームでした。
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どんどん集まって来られるエントラントさんたち、本当にこれこそが「リユニオン」「同窓会」という感じで、とにかく懐かしい!の一言。
面白いもので、ザ・ラリーのイベントって1泊2日ではあるものの、基本的には自分たちの911で、各自走っている時間が1番長いわけで、皆さんで一緒にずーーっと話したりしているわけでもなかったのです。
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話す機会といえば、朝食・昼食・夕食・その後の飲み会(そんなのないけど勝手に開催)、そしてあとはスタンプラリーのスタンプ場所に止まった時の雑談等々。
それが、たったの1泊2日。
いってみれば、それだけなのです。それなのに、なんでこんなにもまたお会いすると「あ~!!!また会えた~」って嬉しくなっちゃうんでしょう。
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やっぱりそれは同じ『ポルシェ911が好き』という共通点があるうえでの出会いであることから、お話してもきっと何かこう通じるものがあるというか、何かこう、いいんだろうな~。うん、いいな~。
相変らず良くわからない理由で勝手に納得していてすみません…。
でもね、ほとんどお話したことがない方でも、それでも「あ、またお会い出来ましたね、こんにちは!」って本当に嬉しい笑顔になれる、そういう関係がこのラリーイベントにはたっくさんあると思っています。
どの方々も、皆さま楽しそうに様々な方との再会を楽しまれていらっしゃいました。
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再会の喜びは、エントラントさん同士の話だけではなく、運営スタッフの皆さまにおいても同じことで、どのエントラントさんも運営スタッフの皆さまとの再会も喜ばれていましたし、もちろん、もうEBI関係の方々大好きな私は、やっぱりまたまたスタッフの方々とも再会することができて、とっても嬉しかったです。
朝の出発までの待ち時間が、あっという間にすぎてしまうくらいの楽しいおしゃべりのひと時でした。
もうこのまま立ち話をしつづけて今日は終わりでもいいかも?って思えるくらい。ん?何しにきた(笑)?
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ついにスタート時間となったので、開会式の始まりです。またこういう光景を見られるのがとっても幸せ。
運営委員長からのご挨拶を聞きながら、今から始まるまた楽しいポルシェ911 ザ・ラリーのリユニオンにワクワクすると共に、今日1日、事故や何の問題も起きず、皆で楽しくポルシェ911で走り終えられますように、と願うスタートです(←運営スタッフ?)。
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911に乗り込み、いよいよ出発。
今回のリユニオンは前述の通り、先導車がいるわけでもなく「このルートで走って下さい」というコマ図があるわけでもなく、目的地のみが決められているので、その目的地までは自由に走行していくスタイルです。
よって、走る順番もゼッケン番号やグループ分けもありません。
そんな今回のリユニオンのスタートは、期せずしてポルシェ911 GT3 (991.2)の後ろからの出発となりました。
2019年に私達が参加した時の車両が白のGT3 (991.2)、そして今回が2018年に参加した黒のカレラであったので、まさに、そのラリーに参加した時の2台が並んでいるような気分になりました。
GT3の後ろを走れるの嬉しい。
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では、行ってきま~す!とスタッフの皆さまに手をふって、お見送りされながら出発…した瞬間、おおおおーーーーーい、ちょっと、GT3がもう豆つぶみたいに小さく遥か彼方に行っちゃってる~(笑)。
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もう、皆さん相変らず速いんだから…!
といっても、もちろん速く走らなければいけないわけではありません。だから、ラリーに参加したからといって速く走らねば!ということも一切なく、今回、私達も区間によってはの~んびり自然を楽しみながら走ったりして楽しみました。
もちろん、速いといっても法定速度も決めれられているので^^
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まず目指すはマルス穂坂ワイナリーというワイナリー。
コマ図がないため、各自ナビなどを使ったりして好きなように目的地に行くことが出来ることから、ここはやはり1番最初に出発された車をついつい、皆さん追いかけてしまうわけです。
「目的地は一緒なんだから、ついていけばいいよね」
と。
だから、先導車となってしまった方はちょっとした緊張感があったはず(笑)。
コマ図があるメインのラリーイベントの時でさえ、ついついなんとなく前の911にについていってしまうことがあるので、先導が道を間違えて、皆さん続いて間違えて、結局全員でUターン…みたいなこともありましたし^^
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でも、911がつらなって走るのがまたとても楽しいことの1つなので、やっぱり前の911について行っちゃう傾向にあります。
ふと、後ろを見るとこうして空冷さんが走ってきていたり。
こういうふとした瞬間の眺めが、とても非現実的に感じるのです。それがとっても心地良い。
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そうこうしているうちに、目的地ごとに必ず目印としてたてられているポルシェの旗が見えてきました。
ああもう、この目的地にあるポルシェの旗を見るだけで懐かしい。
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チェックポイント2:マルス穂坂ワイナリー
見えてきました、最初のチェックポイントであるKingswell(集合場所)に続いて、実際には開会式後に走り始めてから最初のポイントである、マルス穂坂ワイナリー。
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駐車場ではスタッフの皆さまが車を誘導して下さいます。
誘導されるがままに停めていくと、その駐車場はあっという間にポルシェ911だらけに。
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マルス穂坂ワイナリー、初めて訪れる場所でしたが、お洒落な建物で素敵でした。
そしてここ、なんだか見たことあるな?なんでだろう?…と考えてみると、実はここ、事前に見ているのです。映像でですが。
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何の映像かというと…それはポルシェ・ザ・ラリーの運営局から開催日に向けて事前に送られてきていた映像。
今回、事前の詳細説明なども密を避ける為に、スタッフの方が事前に注意事項や各チェックポイントの紹介などを映像にまとめたものを、エントラントに送って下さっていたのです。
ちょうど良く知っている方がその動画に出演されていたので、すみません、夜な夜な見ながら、もうなんだか見ているこちらが恥ずかしくなってしまって、ニヤニヤしながら見てしまいました(笑)。
こういうのもまた楽しいのですが^^
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出来る限りの感染リスクを減らす為、事前に出来ることは動画で共有したりと色々な対応をして下さって、本当に色々と考えられての開催なのだなと思ったと同時に、事前になんとなく動画でチェックポイントを見ていることで、その場に親しみもわいて良かったです^^
チェックポイントではさっそくスタンプを押して頂きました。
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こちらのワイナリーでは、美味しいぶどうジュースを頂きました。
さらにはワイナリーのショップで、ワインの販売もされていたので、エントラント様たちも結構購入されていましたよ~。
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我が家も2本だけゲットです。
そのうちの1本は、なんとこのラリーリユニオンの日であった11月3日に解禁されたという山梨ヌーボーです。それはもう記念に飲むしかないでしょ!(おうちに帰ってからの話です、念の為^^)
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ワインショップがある場所から下の駐車場を眺めると、やっぱりそこにはポルシェ911たち。
この、大自然のなかにたくさんのポルシェ911という光景が、本当にとっても素敵で「あ~幸せだな~」と感じる時間です。
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では、続いて次のチェックポイントに向けて出発。長居すると、ついついワインの試飲とかしたくなっちゃいそうだし(笑)。
前を走るはポルシェ911 50th アニバーサリーエディション。
最初に駐車場に911がずらっと止まっている時に、色だけ見て「あれは何色なの?!」と思って、思わずオーナー様に質問してしまいました。
その色は「ガイザーグレーメタリック」というお色だそう。こちらのお色の50周年記念モデルが今回、2台参加されていました^^
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後ろには赤い996カブリオレ。
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木々の紅葉も始まってきていて、色づいているところはとても綺麗でした。
窓を全部開けて走ってちょうど良いくらいの気持ち良さで、まさにこの11月という時期に、これ以上ないと思えるドライブ日和。ラリーに参加されるエントラント様、そして運営スタッフの皆さんは毎回、晴れ女・晴れ男ばかり!
奇跡的に「前日まで大雨」とか「直前までぱらついてる」という天候であっても、ラリーが始まる時間までにはピタっとやんで、これ以上ないという快晴と、素晴らしい景色が広がってくれるようになるのです^^
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…と、お天気最高!という話をしたあとの写真が、なぜこれなの…という気もしますが(笑)、さきほどのお天気最高な景色を見て走り続けていると、次に向かうは八ヶ岳高原の方で、そちらに近づくにつれて、気温は下がり、辺りは濃い霧に包まれてきました。
こんな感じ↓
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でもこれは、お天気が悪いというわけではないので、逆に「今まで快晴の暖かかった太陽いっぱいの世界から、唐突に濃霧におおわれた深い寒い山奥に入っていく」という感じがなんとも幻想的というか。不思議というか。
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チェックポイント3:八ヶ岳高原ヒュッテ
3つ目のチェックポイントである八ヶ岳高原ヒュッテに着く直前には、すでにチェックポイントに着かれて、そのあと同じ道を戻ってこられる911とすれ違い始めたわけなのですが、すれ違うほんの数メートル先まで911が対向から走ってきているということがわからないのです、見えない。
よって、唐突に霧の中からひゅっと現れる911たち。その突然、霧の中から現れる911たちを見るのもなんとも良かったです。
突然、現れるカッコイイ911。「あ!911来た!」って思った瞬間には、もうすれ違って消えていく911。はぁ、なんて素敵。
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八ヶ岳高原ヒュッテに到着して、スタンプを押して頂きに行きました。
さっきまでは半そでの方もいたところ、ここではダウンを着られている方も。私は相変わらずポルシェで興奮していたからか、あまり寒さを感じず…でしたが(おかしい)、それでもひんやり感はありました。
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八ヶ岳高原ヒュッテは東京は目白に旧尾張徳川邸(尾張徳川家19代当主徳川義親公爵の邸宅)として建てられ、その後、八ヶ岳高原へと移築された由緒ある洋館とのこと。
階段の親柱には色々なポーズをしている木彫りの熊さんたちがたくさんいて、この熊さんたちがとっても可愛かったです。
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こちらの八ヶ岳高原ヒュッテの洋館をバックに、お車たちの撮影も行われました。※プロカメラマンによる愛車撮影は別途申込が必要。
そういった撮影風景などを洋館の中から眺めてみると、そこにはスピードスターの姿も。
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私達は今回は愛車撮影のお願いもしていなかったので、特に写真は撮らずにこのまま次のチェックポイントに移動しようかと思って車を移動させようとしました。
そうしたら、運営の方が「是非、お車の撮影をどうぞ」と言って下さったので、お言葉に甘えて私達の黒カレラさんも洋館の前で撮らせて頂きました。※自分たちで撮ったりするのは自由。
なんというか、いつもそうですが、ポルシェ911の写真を撮る時って、なんかこう自分の子供の写真を撮るような気分というか。嬉しい。
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え?そんなこと言ってるけど、子供の写真は全然撮っていないじゃないのって?なぜ知ってるの!
私のスマホには車の写真たちばかり。いいのかな、これで^^
では、2020 ポルシェ・ザ・ラリー・リユニオンについては、後編に続きます。
続き:ポルシェ The Rally -Amazing Moment- リユニオン 2020 (後編)
関連記事:
◆2018年6月2-3日 ポルシェ ザ・ラリー アメージングモーメント2018
◆2019年10月26日-27日 ポルシェ ザ・ラリー アメージングモーメント2019