このブログはこちらの記事からの続きです→Porsche Rennsport Reunion 7 | 2023に行ってきました ④ゾンダーブンシュ、356、スポーツクラシック、ショップ
映画からのポルシェたち
続いてはまずは映画に登場にしたポルシェたちの展示についてから。
事前にアナウンスもされていた映画『カーズ』の主人公ライトニング・マックイーンと、彼女(元彼女?)のサリー・カレラの登場。
参照:カーズのライトニング・マックイーンとサリー・カレラがラグナセカで10年以上ぶりに再会へ
せっかくなので会いたいなと思っていた2台にもばっちり会うことが出来ました。
カーズのライトニングマックイーン、サリーカレラ
マックイーンは思っていたよりボテっとしたボディで厚みが。
こちらは実際には走行できないモックなのでより映画の中のキャラクターに忠実に再現されているのかと思います。
普段はLAのピーターセン・オートモーティブミュージアムに展示されているそうなので、今回は彼にとってはちょっとした旅行。
そしてこちらがサリーカレラ。
普段はドイツはシュトゥットガルトのポルシェミュージアムにいるので、今回彼女ははるばるとここまでやってきた形になります。
このサリーカレラは996型の911で作られているオリジナルなわけですが、1つ前のブログ内で気づかれた方いらっしゃったでしょうか?
それがこちら。
ゾンダーブンシュのブースの中に展示されていた1台のブルーのポルシェ。
ゾンダーブンシュの中にいたこのポルシェこそが、新しいサリーカレラでした。2022年型911のサリー・スペシャル。
見た瞬間「え!もしかしてこれはサリースペシャル??」って興奮しちゃいました。
参照:映画カーズに出てくるポルシェ911のサリーが20周年を記念して992型になっちゃう
このサリースペシャルはオークションにかけられ、約5億円で落札されている個体となっている為、今回はきっとその落札されたオーナー様のご厚意によってこちらに展示されていたものと思います。
参照:映画カーズに出てくるポルシェ911のサリーが20周年を記念して992型になっちゃう
サリースペシャルのボディカラーは、オリジナルのサリーと同じ「サリーブルー・メタリック」。
オリジナルの2台、そして新たなサリースペシャルとも会えて嬉しかったです。
サリースペシャルだけが別のところに展示されていたのは、やっぱり近くに置いてしまうとライトニング・マックイーンが新しいサリーの方に目移りしちゃって色々大変になるからだろうな(違う)。
トランスフォーマー、ミラージュ
続いてはこちら。
トランスフォーマー・ビースト覚醒 (Rise of the beasts)からの911カレラ RS3.8(964)。
参照:レンスポーツ・リユニオン7にトランスフォーマーの911カレラRS3.8やミラージュ達が登場
エンブレム(クレスト)もトランスフォーマーになってる~!
そして車の隣にはミラージュ。原寸大なのかな?高さ15フィート(約4.57メートル)。
小さなお子様を前に立たせて撮影しているパパたちがとても多かったです^^
オプティマスプライムとオプティマスプライマルも~。ちょっと嬉しい。他のお子様たちと同じように喜んで見ちゃいました。
ちなみにタイヤ部分を見てみると…
原型がポルシェなので当たり前ですが、ちゃんとミラージュだけはホイールの中央もポルシェクレストになっていました。
この日の夜、だんだん日が落ち始めてきたころメインステージではDJによる音楽(このDJ様、DJしながら途中バイオリンで一緒に演奏したりもされていました)が始まり、皆さんメインステージ前でくつろぎモードになってきます。
さすがに1日中歩いて疲れもMAX。私達もこの日会場内だけで歩いた歩数は2.3万歩。
このあと、メインステージにあるスクリーン2つを使ってトランスフォーマーが野外上映されるのです。
ヨギボーもどきみたいなビーズソファみたいのや、毛布なども夜の上映に向けて新たにメインステージ前に設置されました(自由に使える)。
さらには映画スタート前にはすべて無料でハンバーガー、コーンドック、プレッツエル、ポップコーン等々の軽食も頂き放題に。なにこれ最高。
…なのですが、実はこの時ちょっと霧雨が降ったりやんだりの状況になってしまっていて、かつ気温が一気に下がってもう寒すぎて寒すぎて。
映画が始まり、964が登場して走ったあとミラージュが登場するところまでを楽しみ、そのあとは帰ってしまいました。残念。
他のポルシェファンの皆さまたちとこの映画鑑賞することをとても楽しみにしていたので最後まで見たかったですが、風邪をひいてしまっては元も子もないので断念です。
でもちょっとの時間でも楽しかった。
RR7で開催されていたイベント
続いてはRR7内で開催されていたちょっとしたイベントなどについて書いておきたいと思います。
スケジュール上は様々なレース開催やトークショー、コンサートなど色々盛り沢山だったのですが、それらは公式サイトで確認できるかと思いますのでここでは公式サイトでは書かれないような部分を。
カイエン・オフロード体験
最初の方のブログにも書きましたが、コークスクリューが見える丘に向けてオフロードを走ってくれるカイエンのオフロード・シャトルサービスというものがありました。
そしてインフィールドエリアにはそれとはまた別にカイエンのオフロード体験エリアも。
やっぱりここで走られているカイエンたちも、もう真っ黒(真っ白)。
これがまたなんともカッコイイ。ドアハンドルを触ることも躊躇してしまうレベルの真っ黒さです。
ラフに作られたデコボコした道だったりを走ってくれる体験となっていて、ここでも使われていたカイエンはMY24の最新版。ハイブリッドでありません。
ドライバーさんと色々お話しながらの楽しい体験となりました。ドライバーさんいわく、前日は「この小さいエリアを永遠と走っているだけで21マイル(約34キロ)走ったよ!」とのことでした。
そんなに広くないエリアを、オフロード走行でゆっくりゴツゴツと進んでいくもので34キロ走り続けたというのは、ドライバーさんにとってはかなりの苦行であったのではないかと思いました(笑)。
それでも、こうして私達を乗せてくれた時もイヤな顔1つせずにとてもハッピーに楽しく会話し、色々と説明してくれて本当に良い人でした。楽しかった!
バックドロップ(ペイント)探し
他にあったスポンサーからのミニイベント的なものとしては、こちらのペイント会社のバックドロップさんのもの。
大きいペイント缶が目を引きます。
こういうのもまさに事前にニュースで見ていたような光景で、なんだかもういちいち感動。
今回作られたポルシェカラーのペイントと同じカラーたちのネイルも作られていたようで、こちらで自由につけることも出来ました。
私はネイルを乾かす時間が嫌い(待てずにすぐ何か触っちゃう)なので、イベントで塗ったらたぶん数分後にはぐちゃぐちゃになる未来が見えていたのでここでは試さず。
このバックドロップが行っていたミニイベントが「Scan The Can」というもの。
イベント場の色々なところにバックドロップのペイント缶が置いてあるので、それらを見つけてそこにあるQRコードを読み込むと「当たり」が出ることがあるというもの。
会場内にこうやってそっと誰かの忘れ物のように置いてあったりしました↓
ちなみに当たりの缶は場所で決まっているわけではなくて、各所でQRコードを読み込んだ時に人によっては当たりとなり、人によってはハズレとなる仕組み。
当たりが出たらブースに見せに行けば良く、まあ頂けるのしてもそんなにたいした賞品ではないだろうと思って行ったのですが意外にも(失礼)レザーのこんなキーホルダーを下さったので嬉しかったです。
このバックドロップの係のお兄さんも日本好きで、ここでも会話が弾み楽しかったな。1つ1つが本当に楽しい時間でした。
Mobile 1 Scavenger Hunt
他にスポンサーイベントとしてMobile 1が開催していたのが「スカベンジャー・ハント」というもので、指定された9つのポルシェを会場内から見つけ出して写真を撮りましょうというもの。
せっかくイベント会場内を歩き回っていたのでこれにも参加しました。全部の写真を撮り終えてMobile 1へ。
ここでも頂ける賞品はシールくらいでしょ、なんて思っていたらかなりちゃんとしたワッペンでした。これはRR7で買った洋服とかに付けられるやつ~。いいですね。
なんだか頂ける記念品1つ1つが期待以上のものたちで、かつ今回のイベントの記念にもなるもので最高。
あとはイベントではありませんが、会場内では日焼け止めも配られていました(無料)。
お兄さんやお姉さんがテキトウに会場内を歩いていたりして、イベント参加者に「良かったら使ってね~」と唐突に声をかけてきてくれたりしました。※写真ではアップで撮っちゃったので大きく見えますがミニボトルです。
ラグナセカの9月末/10月の気候は朝晩だったり雨が降ったりの時は体感温度が物凄く低く寒かったのですが、お昼間の太陽が出ている時は暑すぎてすぐに日焼けしてしまいそうな日差しでしたので、この日焼け止めで助かった方も多かったのではないかと思います。
RR7でのポルシェとアート
次は今回のイベントにおけるアート関連のお話。
会場のいたるところにアート。
トークイベントでポルシェアート作品を手掛けられているアーティストの皆さんによるトークショーも開催されました。
ポルシェアートにもとても興味がある私としては、これまた今まではスクリーンの中だけの世界の人たちであったアーティストさんたちと実際にお会いして、お話が聞けたというのは感動モノの出来事。
アーティストの皆さまにはサインも頂いちゃいました^^
こちらはDennis Simonさん。
何を隠そう、今回のRR7のアイコンとなる作品を手掛けられている方です↓
さらにAkiko StehrenbergerさんとLyne Lucienさんからはそれぞれの作品を小さくプリントされたもの(ちゃんとしっかりした用紙に!)にサインをして、それをくださいました。これは感動すぎでしょ。
アート作品をご本人から頂けるなんて。しかもポルシェ。
Lyneさんはハイチご出身のアーティストさんですが(写真の下2枚が彼女の作品)、もう1人のAkikoさんはお名前からして日本の関係もあるのかなと思い「日本語はお話になりますか?」と伺ってみたところ日本語は話されないそうで、さらにはお母様がもともと台湾の方なのですがAkikoというお名前をつけられたとのことでした^^
最後にこちらがChris Labrooyさん。
ポルシェがプールに入っている作品だったり、こちらの911の実車を使ったアート作品などに見覚えがある方も多いのではないでしょうか↓
このレーサーが実車の911で遊んでいる作品、すごーく好きです!と直接お伝えすることが出来ました^^
一見、寡黙で人とあまりコミュニケーションを取られるのが好きではないのかな?と思えたのですが、サインをして下さったあとにご自身が書かれた日付を指して「この書き方は英国スタイル」とにこやかに笑って下さって、ああ、なんだかアーティストさんだなと思いました。うまく伝えられないのですが(笑)。
参照:ポルシェの『The Art of Dreams』の一環『Dream Big』
他にも色々なアーティストさんがアート作品を販売されていて、中にはその場で作品を描かれている方も。
色を塗って自分のポルシェに
あとはアート関連のイベント的に設置されていたのがこちらの『Find your Porsche』。
色々なモデルのポルシェが白黒の線のみで印刷された壁一面の用紙。
その1台1台をイベントに参加されている人たちが自由に塗って、それぞれの自分のポルシェを作り上げることが出来るというもの。
911のカレラ(991または992)がなかったので、タルガにしましたが私も塗ってきました。
ただ、ちょうど新しい紙が貼りだされた時で皆さんがペンを使っていたために、私がゲットできたペンがオレンジ色とほぼ色が出ないピンク色のみ。
というわけで、ほぼ1色塗りっぽくなったポルシェを5分くらいで完成させたものになりますが記念として自分の足跡を残せてこれたので満足です^^
RR7 フード関連
あとは今回のイベント内での食べ物関連についてです。
いたるところにキッチンカーみたいのもあって、とにかくお酒もバンバン提供されていました。
こちらはビールだったり↓
テキーラも↓
食べ物系も色々あって、ちゃんとピザ窯で焼かれたピザの提供だったりもありました。
VIP向けやメディア向けなどには室内やブース内での食事提供もされていたようですが、一般参加の人たちはイベント会場内のフードエリアやインフィールドのキッチンカーエリアにて食べ物を調達し、食べる形となっていました。
これがまた気持ち良いのですよ~。
私達も芝生の上でビールタイム。
目の前に設置されていたスクリーンではその時開催されているレース中継だったり、会場の色々な場所からの中継だったり。
さきほどのポルシェの塗り絵からの中継なんてひどくて、中継のおじさんが「この下の方のポルシェは背の低い子供たちが塗っているんだろうね。ああ、もうちゃんと塗れてもいないね」とか、愛ある言い方ではあったものの言っていること自体は辛口で面白かった(笑)。
コークスクリューが見える丘の上には、朝9時からすでにビール提供が始まるビアガーデンもありました。
丘の上なのでちょっと肌寒いですが、ここでのビールはやっぱり飲んでおきたいものです。
というのも、これも事前に教えて頂いていたので興味あったもので、ここで提供されるビールの名前が「コークスクリュー・エール」とか「RR7 IPA」とかになってるのです。
実際に提供されるお酒は普通にそれぞれのメーカーからのお酒なわけですが、それでもこうやって名付けられちゃうと飲まずにはいられなくなるラグナセカマジック。
プレッツエルのお店なども。
で、ここがまたスゴイところなのですが、こちらのビアガーデンのビールとプレッツエル、なんと1人1杯&1個ずつ無料!
ポルシェファイナンシャルサービスからの奢りということで、名前などの情報提供をすることでビールとプレッツエルを頂くことが出来ました。
アンケート登録をすると頂けるこちらのチップたち。
これを交換して飲むビール(しかも無料なのに1パイントくらいと太っ腹)、かつこのビアガーデンからの景色は911 S/Tだったりして、なにこれもう最高。
こんな贅沢な環境でのビールってあります???
ポルシェ効果で1杯で十分気持ち良く酔えちゃう^^
さらにプレッツエルを食べながら眺めるコークスクリュー。
すべてが色々と贅沢すぎるポルシェ環境で、すべてが夢のようで、すべてにおいて興奮したラグナセカでした。
次のブログで最後となります。あと1つだけ続きます(長くてすみません)。続き→Porsche Rennsport Reunion 7 | 2023に行ってきました ⑥RR7で1番嬉しかったこと、その他
関連サイト:Rennsport Reunion 7 公式サイト
Rennsport Reunion 7 (2023) ブログ:
①911 S/T、ダカール、トランスシベリア、コークスクリュー
②トラクター、ビジョン357、スパイダーRS、ミッションX、GT3 R Rennsport、EV GT4
③タグホイヤ―・ヘリテージ・エクスペリエンス
④ゾンダーブンシュ、356、スポーツクラシック、ショップ
⑤映画、イベント、アート、フード
⑥RR7で1番嬉しかったこと、その他
⑦番外編
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