そのデザインは1953年のポルシェ550クーペっぽい
2021年2月2日に、ポルシェがとある『スポーツカーのデザイン』を、ヨーロッパの欧州連合知的財産庁(European Union Intellectual Property Office / EUIPO)に提出されたようです。
こちらがEUIPOサイトでポルシェの特許申請がされているページ→EUIPO RCD File Information 008422067-0001
昨年公開されたルマン・リビングレジェンドに似てる
このポルシェが提出した車のデザインは、2016年に考案され、その後昨年の11月に初めてポルシェによって公にされたルマン・リビングレジェンドにそっくり。
このルマン・リビングレジェンドは、1953年のルマン24時間レースに出場したポルシェ550クーペにインスパイアされたもの。
ボクスターベースのモデルとなっていて、フロントとリアボンネットが反対向きに開閉するタイプで、かつバタフライドア。給油口はボンネットに。
ポルシェによると、このルマン・リビングレジェンドは「物凄い音の8気筒エンジン」とのことなので、たぶんNAではないかと推測されています。
特許申請されたポルシェモデルのデザイン
今回、特許申請されたポルシェのデザインは、このルマン・リビングレジェンドとまったく同じというわけではないわけですが、確かにとても良く似ています。
もちろん、車メーカーは実際にこれらのデザインを使用しない場合であっても、とりあえず特許や商標登録をしたりすることはよくあることだそうなので、今回、こちらのデザインの特許申請がされたからといって、ポルシェが今後必ずこのデザインのモデルを作るとは限りません。
でも、もしこのデザインが利用されることがあるのであれば、ボクスターベースの何か限定モデルを考えているのかもしれない、と海外メディアは伝えています。
とにかく、何が珍しいかというとこのデザインは、フラット8エンジンを収容することが可能ということ。
Autocarというメディアが報じたポルシェ関係者の話によると、ポルシェは2011年にフラットエイトの設計を検討していたとの話もあるので(V8ではなく、水平対向8気筒)、このフラットエイトの設計を検討していたという話自体にもさらに信ぴょう性が出てくる気もしますね^^
今回申請されたポルシェのスポーツカーデザインの特許、利用される日は来るのでしょうか^^?
出典:
◆ EUIPOサイト
◆ Porsche Patent Hints at Retro-Inspired Supercar With Butterfly Doors
◆ Here Are 12 Of The Wildest Porsche Concepts You've Never Seen Until Now