タイカンとは競合しないようにするとのこと
海外のメディアによると、ポルシェのパナメーラはここ数年のうちに、フル電気自動車のタイカンのEV兄弟になるべく、フル電気自動車モデルも発表されるかも…とのこと。
本当に?
パナメーラのプロダクトラインのバイスプレジデントであるThomas Friemuth氏が、先日の新型パナメーラ発表の際にオーストラリアのメディアに対し、パナメーラのフル電気自動車化が検討されているということを明らかにしたとのこと。
「市場がどこに向かっているのか、またタイカンの登場による市場の変化を見て、そして、今後未来に何が起きるのか。それはタイカンとは違う、パナメーラから来ている別の車…(it’s a different car coming from Panamera.)」
もしパナメーラがフル電気自動車化したとしたら、タイカンとバッティングするのではないかという懸念に対しては、パナメーラは高級セダンで、車内空間も広い大型のスポーツカーであり、4人の大人を乗せて快適に走ることが出来る…けれど、タイカンはそうではないことがわかる、と。
つまりはパナメーラを求める顧客と、タイカンを求める顧客はそうかぶらないと見ているようです。
メディアでは、実際のところヨーロッパで販売されているパナメーラのうち60%以上がハイブリッドモデルであることを考えると、パナメーラに今後フル電気バージョンを出すことをポルシェが検討しているのは、不思議な話ではないと言われています。
電気自動車化、まずはマカンと718モデル
とはいっても、まだまだこれからまずはフル電気自動車のマカンが2022年あたりに出されてきたり、さらにはMr.911 (718のプロダクトライン責任者でもある) のFrank-Steffen Walliser氏が、ケイマンとボクスターもその方向(フル電気自動車)に向かう可能性を今年初め頃に明らかにしていることから、パナメーラの電気自動車化はされるとしてもまだ先のことになるかと思われているようです。
時期718モデルについては、フランクさんいわく「6気筒というだけではないオプションの登場の可能性、それは全然違うものになる可能性」があるということを、ポルシェ992タルガの発表の際に語られています。
まあ、そもそも2019年4月の時点でポルシェのCEOであるオリバーブルーメ氏が、「718は電気化する」と言い切られていますし^^
参照記事:ポルシェ718ボクスターと718ケイマンがハイブリット化へ
ポルシェ911のフル電気自動車化はナイ
ちなみにフランクさんいわく、
「ポルシェ918スパイダーを見てわかる通り、電気自動車のスポーツカーを作ることは可能だと思っています…が、ポルシェ911の電気自動車を作るつもりはありません」
おー。ぱちぱちぱち。こうやって「911のフル電気自動車化はナイ!」と言い切ってくれるとなんとも私としては嬉しい^^
えーっと、それで、なんともとりとめのない話になってしまいましたが、とりあえずのところ、次に出てくる電気自動車はマカンで、その次にあり得るのが718ボクスターと718ケイマンで、そのあとくらいに、もしかしたらパナメーラもフル電気自動車バージョンが出てくるかも???というお話なのかな。
まだまだどうなるかわからないですが、とりあえずポルシェAGの方が「パナメーラのフル電気自動車化を検討中」と語られたということでしたので、頭の隅にでも置いておこうと思います^^