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ポルシェがTハイブリッドとは違う次世代ハイブリッド技術を特許出願

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アキシャルフラックスモーター(Axial Flux Motor)を使った新しいハイブリッド技術

またまたポルシェが特許を出願したようです。

特許申請された今回の内容は、簡単にいうと『エンジンとトランスミッションの間に薄型のモーターを組み込み、ハイブリッド化しても駆動系の長さを延ばさずに高トルク密度と優れた冷却性能を両立出来る構造』というもの。

このシステムは内燃エンジンとトランスミッションの間にアキシャルフラックスモーターというものを配置するのが特徴だそう。

アキシャルフラックスモーターとは非常に薄い円盤状でエンジンの出力軸とトランスミッションの入力軸の両方に直結され、両者が同軸上で一体的に回転する構造。

さらにこのモーターは独自の冷却構造を持ち、ステーター部分を冷却液が直接流れるよう設計されていて、冷却空間はカップ状でモーター外周のリング部にも流体が循環。

これにより、発熱の多いステーターだけでなくローター周囲の熱も効率的に逃がせるようになっているとのことです。

モーターとエンジンの間には二重マスフライホイールが組み込まれエンジンからの振動を吸収(モーターのベアリングへの負荷を軽減、耐久性を高める)。

またこの構造はPDKとの組み合わせを想定しているようです。

では、ポルシェ911の992.2型から登場したTハイブリッドと何が違うのかというと、今回の特許はモーターの位置と仕組みがまったく異なるようです。

TハイブリッドはPDKにモーターを一体化して、さらに電動ターボを組み合わせて加速時のレスポンスを高めるパフォーマンス補助型ハイブリッドなのに対して、今回の特許はエンジンとトランスミッションの軸上に薄型モーターを直接組み込んで駆動そのものを電動化する構造、という感じ?

…って、もう私の頭ではあまり追いついておらず(笑)、間違ったことを書いてしまうのは問題なので、ご興味がある方はこちらから特許出願内容を是非ご確認下さい(ドイツ語):DE102024123642 - Hybridantriebssystem eines Kraftfahrzeugs mit Axialflussmaschine

海外メディアではこの技術について「この薄型モーター構造はGT3のような高回転型自然吸気エンジンに理想的では?」という見方もありました。

この方式ならターボを追加せずにモーターでトルクを補えるので、GT3らしさを保ったまま電動化出来るからということで。

なるほどね~…と、思いつつも、え、いやいやいや、まだGT3(もしくはGT3RS)はハイブリッド化しなくても良いのですよ^^?

※注釈※
特許出願されたからといって、必ず今後のモデルに適用されるとは限りません。

出典:DE102024123642 - Hybridantriebssystem eines Kraftfahrzeugs mit Axialflussmaschine

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