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ポルシェに自分の指紋を印刷する

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ポルシェの新しい指紋印刷オプション

2020年2月24日にポルシェが紹介した記事がなんともちょっと衝撃的でした。

というのも、ポルシェのフロントフード(ボンネット)部分に、オーナーの指の『指紋の模様 』を印刷してしまうというオプションの紹介だったのです。

…って、この文章だけ見たら何を言っているのかわららないくらい、謎なオプションですよね(笑)???

ポルシェ・ダイレクト・プリンティング技術

簡単に言ってしまえば、ポルシェが開発した「ダイレクト・プリンティング」技術を使うことにより最高の品質のグラフィクスを車のボディに「印刷」することが可能になった、ということ。

今回、そのボディに直接印刷するとう技術を示すためのデザインとして「指紋」を選んだのは、たぶんですが

  • (指紋の)デザインが複雑であること
  • 1人1人の指紋の模様は違うことから、パーソナライズ出来るということを強調したかったから

ということなのかな?と思ったりしています。

顔写真とかでも良かったのでしょうけれど、それはさすがにどうなのっていう感じかと思われるので^^、だったら「指紋の模様」はデザインっぽいし、唯一のものだし、いいんじゃない?みたいな?違う?

実際、指紋だけではなく今後は「何か他のオーナー特有のデザインが利用可能となる」と書かれています。

よって、やりたければ網膜や虹彩のパターンなども出来るようになるのかと(←私の勝手な予想です^^)。

この自分の指紋の模様をポルシェのボディに印刷するオプションは、ポルシェセンターを通じて利用可能とのこと。今後どのくらい広がりを見せるのでしょう…。

ポルシェいわく「個性というものは、ポルシェオーナーにとって非常に重要と考えています。そして、指紋以上に個人的なデザインはありません!」と。

ポルシェ・テクノロジーセルの設置

この指紋印刷を可能にする為に、さまざまな分野の人たちがプロジェクトチームを作り協力して成し遂げた成果なのだそうです。このプロジェクトの為に、ツッフェンハウゼン(Zuffenhausen)のトレーニングセンターの中に「テクノロジー・セル」というものを設置したそう。

そのテクノロジー・セルにおいて、新しいソフトウェアとハードウェア、そして塗装と製造プロセスを開発&テスト。

トレーニングセンターに、このテクノロジーセルを配置したのは意図的なもので、これは先駆的な技術を研修する為にも利用されるとのこと。

とにかく、今回のこの印刷技術は、今までの塗装技術では出来なかったデザインを車のボディに印刷することが可能になるとうことが凄いこと。

もちろん、フィルムなどでラッピングされているわけではないので、従来のラッピングされたボディよりも、見ためも触った感覚も良いわけです(と、ポルシェが言っています)。

ダイレクトプリンティングはインクジェットプリンターと同じ仕組み

印刷技術は、いわゆるインクジェットプリンターと同じような仕組みらしく、プリントヘッドを使って、3Dの物(この場合、車のボディ)にインクを出しすぎることなく、印刷していくとのこと。

インクを出すノズル部分を個別に制御できることから、正確に印刷することが可能となっているそうです。

この技術には3つの技術を調和させる必要があるため、非常に複雑。その3つの技術というのが、以下の3つ:

  • ロボットテクノロジー(コントロール、センサー、プログラミング)
  • アプリケーションテクノロジー(プリントヘッド、グラフィックハンドリング)
  • ペイントテクノロジー(アプリケーションプロセス、ペイント)

Porsche Exclusive Manufakturによる施工

ポルシェを購入した顧客が、今回のこの「ダイレクトプリント」方式でのポルシェ911塗装を希望した場合、まずはオーダーしたポルシェ911が出来上がったのち、Porsche Exclusive Manufakturがそのボンネットを解体することから始まるのだそう。

そして、顧客とコミュニケーションを取りながら、顧客の指紋模様の印刷プロセスに入っていくのだそうです。

ポルシェの指紋は生体認証に悪用されないの?

…と、ここで私が思ったのが

「これ、次のミッション・インポッシブルの映画とかで、生体認証(指紋認証)が必要なところまで、トム・クルーズが認証をアンロックする為に必要な指紋が印刷されているポルシェ911をぶっとばしていって、それでロック解除するシーンが出来るな」

ということでした。

でもでも。やっぱり皆さん、考えることは同じ。

いや、そういうわけではないのですが、やはり懸念するところは「個人のセキュリティ問題」。なんといっても大きく印刷されているのは個人特有の指紋なわけで。

でも大丈夫。こちら、ちゃんと「生体認証には使えないように加工したもの」を印刷しているそうなのです。

よって、厳密にいえば「その人の指紋100%そのもののデザイン」ではないのかもしれないのですが、生体認証に使えなくするというのは必要な処理かと思われるのでしかたがなく、その方がやはり安心・安全なので、絶対に良いと思います^^

ポルシェ指紋デザイン印刷オプション価格

さて、そういったセキュリティー問題を解決した指紋デザインがロボットにより車のボディに印刷されたあとは、クリアコートが施され、さらには最高品質の基準を満たすために、ハイグロス・フィニッシュに研磨され、アセンブルされ完成。

こうして高品質な印刷技術が施される指紋印刷オプションは、ドイツで7,500ユーロ(約90万円)となっていて、2020年3月から提供開始。

この今回のポルシェに指紋を印刷する技術のことについて紹介していた、とある海外記事には

「ポルシェオーナーって、だいたいいつも車についた指紋を拭き取るのに必死なのに、こんな大きな指紋がついちゃったら、脳卒中でも起こしちゃうんじゃないの?」

って書いてありました。いや~、それは確かに(笑)。笑いました^^

出典:(公式) A Porsche as personal as your own fingerprint

911Supercars上


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911Supercars 記事中



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