2022年上半期ポルシェ販売台数は145,860台
先日、ポルシェジャパンによる日本国内での2022年上半期のデリバリー台数が発表されていましたが、今回はポルシェ全体ワールドワイドでの2022年上半期デリバリー台数が発表されました。
2022年1月~6月におけるワールドワイドでのポルシェ販売台数(新車)は前年同期比-5%の145,860台。
ポルシェAGのセールス&マーケティング担当取締役のDetlev von Platen氏いわくポルシェとそのディーラーたちは、外的要因や先が読めない色々なことばかりであった2022年上半期であったけれど良い感じでやってこれましたと語られています。
上半期(1~6月)のポルシェデリバリー台数表
2020年からのものを掲載していますが、前年同期比の数字は2021年と2022年を比べたものとなります:
ポルシェ販売台数 (ワールドワイド) | 2020年1~6月 | 2021年1~6月 | 2022年1~6月 | 前年同期比 |
ワールドワイド | 116,964 | 153,656 | 145,860 | -5% |
ヨーロッパ | 32,312 | 40,435 | 43,087 | +7% |
(ドイツ) | 10,702 | 13,094 | 13,785 | +5% |
北米 | 29,102 | 44,023 | 40,528 | -8% |
(アメリカ) | 24,186 | 36,326 | 32,529 | -10% |
アジアパシフィック、アフリカ、中東 | 55,550 | 69,198 | 62,245 | -10% |
中国 | 39,603 | 48,654 | 40,681 | -16% |
中国でのコロナパンデミックが影響
2022年上半期、色々なことが起きていましたがその中でもポルシェの売上にとって結構なインパクトがあった出来事といえば、中国でのコロナ感染拡大の復活。
なんといっても中国は今のポルシェにとってとても重要な位置づけとなっている、多くの台数を販売している地域なわけです。
その中国がコロナ感染拡大復活によってロックダウンしたこと等々により、継続的なサプライチェーンやロジスティクス関連の課題が沢山でたようで、数字で見てもわかる通り中国でのデリバリー数は昨年同期比で-16%。
ちなみに中国で、ポルシェだけではなく「プレミアム/ラグジュアリー部門」での車の販売は2022年1月~5月の期間で前年度同期比-23%であったそうなので、それを考えればポルシェは-16%で済んでいるので、まあよくやった方とも考えられているようです。
ワールドワイドの各地域で見た時、今回上半期前年同期で比べた時に唯一プラスとなっているのがヨーロッパ。ドイツ単体で見てもアップ。
ポルシェモデルごとの販売台数
こちらが各モデルごとの2022年上半期デリバリー台数となります:
モデル | 2021年1月~6月 | 2022年1月~6月 | 前年同期比 |
カイエン | 44,050 | 41,947 | -5% |
マカン | 43,618 | 38,039 | -13% |
911 | 20,611 | 21,616 | 5% |
タイカン | 19,822 | 18,877 | -5% |
パナメーラ | 13,633 | 15,604 | 14% |
718 | 11,922 | 9,777 | -18% |
やっぱり強かったのはカイエン、続いてマカンというSUV勢。それに911、タイカン、パナメーラ、718(ケイマン&ボクスター)と続いています。
ポルシェはとても前向きにQ3に向かっているとのことで、引き続き顧客たちへのポルシェというユニークなブランド体験を提供することにフォーカスされるとのこと。
出典:(公式)Porsche posts 145,860 deliveries in first half-year
関連記事:
◆ 日本国内での2022年上半期のポルシェ新規登録台数
◆ 北米での2022年Q1ポルシェ販売台数
◆ ワールドワイドでの2022年Q1ポルシェ販売台数
◆ 2022年第1四半期のポルシェAGの売上高と営業利益は増加(ん?)
◆2021年ポルシェ(全体&日本国内)での新車販売台数
◆ 2021年のポルシェまとめ:アニュアルレポート2022