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Porsche: ポルシェ ◆私の愛する黒カレラ (991.2)

ポルシェクラブ宇都宮主催イベントでポルシェ911のドリフト練習

投稿日:2021年9月28日 更新日:

ポルシェ911を自由自在に操ってみたい

以前から何度かポルシェのドライビングレッスンであるポルシェトラックエクスペリエンス(PTX)や、砂子塾といったドライビングスクールに参加させて頂き、大好きなポルシェ911をもっといっぱい理解して知る為に、色々な練習をさせて頂いてきていました。

最初はそのレッスンの中にある「定常円旋回」という、言ってみたら円をくるくる走ってまわる練習も「どうしてただまわって走るのだろう?」という何もわかっていないところから始まり、今では「車の挙動を知るにはこの定常円での練習がとても有効で、かつ重要」と理解できるところまできました(学びが遅い)。

さらに、そうなると今度は「もっとポルシェ911のことを知って、もっと自分で自由に911をコントロールできるくらいになりたい」と思いはじめ、「911でドリフト出来るようになる」ということを自分の中での目標の1つにしたのが2021年3月のことでした。

この3月に開催された砂子塾で世界の荒聖治さんに911でのドリフトのやり方を教えて頂き、自分の人生において初となる「10mだけドリフト出来た」という体験をしていました^^

その後コロナの状況もあり、なかなかドリフト練習をすることが出来ずやっとのことつい先日ポルシェエクスペリエンスセンター東京 (PEC)で、また「ポルシェが滑る感覚」を少しだけ思い出させてもらっていたくらい。

そして、そのPECからたった数日後のこの日。朝からまたしても興奮しながら911でお出かけです。

集合場所近くについたら、いつもの通りまずはガソリン給油から。もう今から走る気満々。

ここでガソリンをいれると、一気にわくわく度合いがあがってくるのですよ~。「さ~、今から走れる!!」って。

というわけで、到着。着いた場所は筑波サーキットのジムカーナ場。

この日はこちらをポルシェクラブ宇都宮の皆様が貸し切って下さり、ドライビングレッスンを開催して下さったのです^^

都内のポルシェクラブにもどこにも属していない私が、色々なご縁を通じてポルシェクラブ宇都宮様のイベントにビジター参加させて頂くことが出来ました。

これもまたポルシェがつないでくれたポルシェオーナー様たちとのご縁であり、このような素敵な出会いや様々なことには本当に感謝しかありません。

ポルシェクラブ宇都宮主催のこのドライビングレッスンイベントには、会長様をはじめとしてポルシェ…いや、ポルシェだけではなく車全般の運転についての知識、実力がある方が沢山いらっしゃることから、そういう皆さまからとても丁寧にドライビングテクニックや理論等について教えて頂くことが出来ました。

さらには少人数制なのでさんざん走ることが可能です。この日も本当に濃い1日^^

ひたすら定常円での練習をさせて頂けるということで、今回は私だけではなく夫も参加させて頂きました。

夫はフェアレディZでの参加です。

こちらのポルシェクラブ宇都宮様主催のドライビングレッスンイベントですが、最初に書いてしまうと『とっても良い』です!!

正直に言ってしまうと「誰にも知られなくない、今後も私だけこっそり参加させて頂きたい」と思ってしまうイベントでした。あああ、なんて器の小さい…。

でも、ポルシェクラブ宇都宮の皆様はとても寛大で「沢山の車好きな方たちと一緒に楽しみたい、楽しんで頂きたい」と希望されていらっしゃいますので、泣く泣くご紹介したいと思います(←器の小ささ全開(笑))。

参加するにはポルシェクラブに所属している必要はなく、車が好きで練習したいという気持ちがある方であればビジターとしての参加が可能です。

参加費はかかりますが、それもほぼジムカーナ場を貸し切る為の料金であったりという必要経費を参加人数で割っているくらいなものですので、良心的すぎるほど良心的です。

参加してみたいと思われる方はポルシェクラブ宇都宮にご連絡をとって頂くか、私にメール、SNS、コメント等からご連絡頂いても大丈夫です^^

※ただ、ジムカーナ場等の施設の方が予約でいっぱいであったりもするので、毎月開催されているとかではなく、年に数回の開催となるようです。

筑波サーキットジムカーナ場でポルシェ911ドリフト練習

さて、ではこの日参加させて頂いた時のことを書かせて頂きたいと思います。

ジムカーナ場にはしっかりと散水も(この日は良いお天気の日でしたので、途中で何度となく散水して下さいました)。

この日、最初に座学にて色々な基礎知識(から応用まで)を教えて頂き、その後実際の走行に入ります。

私が最初の1本目の走行をする直前に散水車での散水。そして、散水が終わり「では、どうぞ」となった時…が、これなのですが、見て見て!

やっぱりスタート時間は『9:11』!!

やっぱり、と書いたのは初めてドリフト練習をした2021年3月の時も最初の1台目がスタートした時間が9:11だったのです^^

もうこの走行スタート時間を見た瞬間、「今日は絶対に良い日になる」って確信しました。単純(笑)。

走行時には、PSM (ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム)はOFFで↓

最初、会長様が定常円で学ぶべきことをベーシックなところからある程度のところまでを実践して教えて下さいました。

それを受けて、私もまずはベーシックなところからもう1度スタート。

とりあえずまずは初心に戻って「オーバーステア、アンダーステアを感じる」からはじめ、その次に「スピンさせる」をやってみよう…と思ってやってみたのですが、もうね、3月に練習した時から半年以上がたってしまっていて、この「スピンさせる」という感覚でさえも忘れてしまっていました。※先日のPECで滑らせたのは違うやり方&状況も違うので。

思うように滑らせる(スピンさせる)ことさえ出来なくなっていることにショックを受けつつ、会長様を始め皆さまに改めてご教授を頂きました。

教えて頂いた結果、またコツを少しずつつかみ、なんとか「スピンさせよう」と思えば、911をほぼ100%スピンさせることは出来るようになりました。

これは嬉しい^^

でもですね。

この私の「911をスピンさせる」では、ドリフトにはつながらないのです。

どうやっても、ただスピンしてしまうだけで、滑らせるだけで、そのまま美しくドリフトという形でのスライドには行きません。

ここからが本当に大変でした。

自分でもわかるのです。言われたことは「もっと低速で滑らせられるようになること」。それは理論では痛いほどわかるのです。頭では100%(たぶん)理解しました。

でも、自分ではまだまだ実際にはそのように911をコントロールすることが出来ない。本来であれば時速30~40kmでドリフトスタート出来るはず。なのに、私の場合は強引に時速50kmくらいでないと滑らせられないのです。

この私の「滑らそう」と思ってやるのはかなり暴力的というか、強引というか、とにかく「とりあえず滑らんかい、おりゃー!」みたいな、本当になんというか品のない滑らせ方。

わかっているのです。

今回教えて頂いた皆さまが車をドリフトさせる時も、以前、荒さんにやって頂いた時も、本当に皆さまもう時速30~40kmから「じゃあ、やりますね」と、いたって自然に「え?」と思わせる間もなくドリフトを開始されるのです。

でも、私は「うりゃーーー!」っていう感じでないと、911を滑らせ始められないのです。

何なの、この差は!!

通じ合ってない!

もう全然、私はまだまだ911と通じ合えていない!!!と痛感。

午後になって、皆さまから師匠と呼ばれる方が到着され、その師匠様にも直々教えて頂きました。

師匠様、新型スープラで登場です。

始めて間近で見る実車のスープラ。Is that a Supra? すっごくカッコ良かったです!写真よりも実車の方が何倍も素敵と思えました。

助手席にも乗せて頂き、スープラでのドリフト&ドーナツ体験までさせて頂いちゃいました^^

午後はさらにこちらの師匠様にもご教授頂き、やる気満々になったところに、さらに!

ふと窓を見ると…。ん?なにやら黒カレラさんの窓にゴミがついています。

それが、これ↓

うわ。

私からしたらもう、これはペガサスにしか見えませんでした。思い込みの激しさ(笑)。

でも、なんだかこうポルシェからも応援されている気になって、より「よーし、もっと頑張る!」ってなりました。

※ポルシェとペガサスの関係はまた今度書きたいと思います。

っていう余談はどうでも良いとして、とにかくあとはひたすら自分の感覚で911とわかりあえるように色々と走ってみるのみ。

私は911とわかりあえないのに…と嫉妬する

もう、本当にあの、本当に実は嫉妬していました。

以前、荒さんが私の911を走らせて下さった時にも嫉妬したのです。「私の運転では(911は)こんな走りはしないのに、荒さんならこんなにも素直に言うことを聞くのね」って。

今回もそうでした。

他の皆様が私の911を運転して下さると、911は当たり前のように低速からも美しくドリフトを開始して、当たり前のように美しく滑っていくのです。

でも私の運転に代わると、とたんに「なに?」という感じで美しくすべってくれません。

すべては私の実力不足ということは、よーくわかっています。理解しています。

それでも、なんというかこう「あ、私はこんなにも911のことが大好きで、黒カレラさんのことが大好きなのに、私はまだまだ片思いなのだ」と痛感するのです。

他の皆様が黒カレラを美しく操られることに嫉妬するのです。これ、本当に。「え、どうして?」って。なぜ、私はわかりあえないの。と。

結局は、こんなにも大好きな911でもまだまだ私は片思いなのです。つらい。

いやでも、こうしてまだまだ片思いな状況を楽しませてもらえるのも幸せなことかな^^

いつの日か通じ合える日が来ると信じて、これからも911との日々を楽しみたいと思います。

結局この日、私は自分が思った通りにまだまだ911を走らせることは出来ませんでした。でも、それでも以前よりもまた少し前進したことは確かかと思います。

ほんの少しですが(たぶん以前の10mを越していない(笑))、それでも自分で「こうやったら滑らせられる」という感覚が前よりもわかったような気がしています。

数メートルですがドリフト出来てるって感じられる時もありました。まだまだですが。

ちなみにこの日一緒に参加させて頂いた夫は、とても実り多い日だったようで、かなりの手ごたえを感じ、定常円をドリフトしたまま一周とかできるようになっていました。凄い!

そうそう、この日はボクスターで見学に来られていた女性の方もいらっしゃいました。

女性ポルシェドライバーさんと会うと嬉しくなります。今回はまずは見学&少しの体験のみとのことでしたが、こういうことをきっかけにきっとポルシェのさらなる楽しさに感動されていくのでは…と思いました。

女性ドライバー様にもお会い出来て嬉しかったです^^

ポルシェ911 GT3ツーリングパッケージを運転させて頂く

最後に、今回のドリフト練習の際にポルシェ911 GT3 (991.2)で参加されていた方に「この車でも是非やってみて下さい。GT3の方がよりドリフトさせやすいと思います」と言って頂きました。

それでも、やっぱり私のこの運転技術では人様のGT3をドリフトトライさせて頂くのは無理!と思い、駐車場内だけをまずは走行させて頂きました。ありがとうございます^^

なかなか運転する機会がないポルシェのマニュアル車です。

さらにそれが今回はGT3。感動。

私にGT3のMTなんて運転出来るのだろうかと不安いっぱいだったのですが 、数か月の間またMT車の運転をしていない私でも、なんとか普通に運転することが出来ました。

GT3のMTはもっと難しいのかと思い込んでいましたが、そのようなこともなく楽しく運転出来そうで、今後やっぱりMTのポルシェも欲しいなと思ってしまった体験となりました。

助手席体験もさんざんさせて頂きましたが、やっぱりGT3は良いですね~。音も走りも本当に最高です。

私にはもったいなさすぎるということがわかっていながらも、やはり欲しくなってしまう1台です。

またいつの日か、GT3で楽しめる日が来るといいな…。これもまた今の私の夢の1つかな。やっぱり憧れの車となるGT3でした^^

この日、9:11に筑波サーキットジムカーナ場での走行をスタートしてから終了時間の16時になるまで、とにかくひたすら走らせて頂きました。

それでもまだまだ自分にとっては足りないくらいで「あともう少しやらせてもらえたら、もう少しコツがつかめそうなのに!」という思いでいっぱいでした。

学びが遅い自分のせいなのですが。

なかなかコツがつかめずにいた私ですが、最後にはポルシェクラブ宇都宮様から『がんばったで賞』みたいのを頂いてしまいました(すみません、正式名称がわからずでテキトウに名付けてしまってます…(笑))。

頂いたのはMartini Racingのエスプレッソ用カップ&ソーサー。可愛い^^

毎回のイベントごとにこうして最後にどなたかに賞?ギフトが頂けるそうなのです。なんだかもう本当に申し訳ないくらいでしたが、とても嬉しかったです。

大切にします。今後、こちらのカップたちを見るたびにさんざん定常円でカレラと遊んだこの日のことを思い出すと思います^^

本当にありがとうございました!

黒カレラの汚れが落ちない

最初、スタート前に撮った黒カレラの写真がこちらです。

6月末にガラスコーティングをやり直して頂いて、ぴかぴかつるつるの状態。

それが、16時すぎの時点ではだいぶ汚れてしまいました。

ジェットブラックメタリックの黒カレラが、ほぼ真っ白。

いつもドライビングレッスンに参加した後にはこのように真っ白になってしまうほど汚れてしまうのですが、レッスン後にこのように汚くなってしまうカレラのことも大好きなのです。

いっぱい、いっぱい、一緒に楽しんだなと思えて、汚くなった分だけ、それだけいっぱい一緒に走ったのだな、と。

ただ…今回の汚れはかなりひどくて、今まで定常円をやってここまで汚くなってもガラスコーティングをして頂いていたからか?水洗いするだけでまたぴかぴかに戻っていたのですが、今回は戻りませんでした。

ううーん。なぜ?

ほんの2~3か月前にコーティングしなおして頂いたばかりなのですが…いや、だからといって100%汚れがつかないとはもちろん思っていません。

それでも、ガラスコーティングしてもらっていてもこんなにもついた汚れが落ちなくなってしまうということもあるのなら、もしかしたらドライビングレッスンとかに参加する黒カレラは今後はもうコーティングしてもらう必要はないのかな?

…色々と考えさせられる出来事でした。

汚くなってしまって汚れがまったく落ちないカレラを見ると本当に悲しくて泣けてくるのですが、ポルシェオーナー様たちから色々とアドバイス頂き、現在汚れが落とせそうな薬剤を注文中。

汚くなってしまって洗車しても綺麗に戻らなくなってしまった黒カレラについては追ってまたご報告させて頂きたいと思います。

この日、朝5:38に自宅を出発して筑波サーキットに向かってから帰宅するまでの走行時間は10時間10分でした。

走行距離は200kmでたいしたことはありませんが、とにかくひたすら10時間運転していた1日でした。

走行スピードも平均値でいえば、ドリフトでは最高時速でも50km、帰り道も渋滞していたのでたいしたことはありません(平均時速20kmって(笑))。

でも、10時間黒カレラと一緒に走ることを楽しめて本当にとても幸せな1日でした。

まだまだ「自分の911を自由自在に操れる」までは私は程遠いところにいます。

それでも、少しずつわかりあえているような気がします。

これからも、もっともっと私の黒カレラから認めてもらえるように、片想いではなく、もっと両想いになれるようになっていきたいと思います。

今回、私の車でドリフトして下さった皆さまたちから「この911はちょっと(ドリフトさせるには)難しい。それだけ安全な車、優秀な車ですね」と言って頂けました。

実際、私くらいのスキルの人間であれば、PSMをオフして強引にすべらそうと思っても大変なくらいなので、日々の街中での運転くらいではよほどのことがないかぎり滑ることがない安心安全な優秀な車だということも再認識することが出来ました。

「もっと簡単にドリフトできる車で練習したあとに、911でやってみた方が良いのでは?」というアドバイスも頂きました。

でもやっぱり、私の目的は「何がなんでもドリフト出来るようになりたい」ではなく「自分の黒カレラをもっと知ることが目的でのドリフト出来るようなりたい」なので、この自分の911でドリフト出来るようになることだけが私にとっては重要なのです。

とにかく私はこんなにも滑らそうと思ってもなかなか難しいとなってしまう、車としてとても優秀な911をもっと思った通りに操ってみたい。…そう思うので、これからもまたどこかで機会を見つけて練習したいと思います。

いつの日か、もっともっと911と通じ合える日を夢見て。

色々と走らせてもらって、体験させてもらって、わかりあえないところがあればあるだけ、もっとわかりあいたいと思わせてくれるポルシェです。

ポルシェクラブ宇都宮の皆様、そしてこの日参加されていた皆さま、とても有意義で濃くて楽しい時間をありがとうございました。

やっぱりポルシェは最高です!!…あとはなんとか黒カレラを綺麗に戻すだけ^^

続き井戸水によって出来たと思われるイオンデポジットだらけになったポルシェ911をぴかぴかに戻す

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