全国をまわるBMWスタンプラリー2021
2021年7月くらいからでしたでしょうか、BMWのスタンプラリー2021が始まったのです。
このスタンプラリーで全国からの参加者3,345名のうち、全国2位になりましたのでご報告をかね、このBMWスタンプラリーについての体験記を書いておきたいと思います^^
私、このイベントについては2020年にも開催されていたとかまったく知らなかったのですが、2021年の夏に何かで偶然このイベントを知って、とっても軽い気持ちで夫に「ねえ、こんなのやってるみたい。今度、関西に行く用事があるからちょっとやってみない?」と声をかけたのです。
直前にBMW M3が納車されたばかりということもあり、沢山M3で走ってみたい気持ちもあって。
さらにはちょうどこのBMWスタンプラリーを知った時に関西に行く予定があったので、私としては「自分が住んでいる都内とその近郊、そこに関西方面で今度行く時に取れそうなところのスタンプを取っておけば、そこそこ上位に入れちゃうんじゃないの?」なんていう軽い気持ちで。
今の私からしたら、この時の過去の私に言いたいのは、もうたったの一言(あ、一言じゃなかった)。
「ばっかじゃないの」
「甘すぎる」
「BMWのスタンプラリーをなめてるの?」
です^^
BMWのスタンプラリー、今回こちらに参加させて頂いたうえで、このイベントがどういったものだったかということを表現させて頂くと、それは「駆け抜ける喜び」でもなく「Freude am Fahren」でもなく、ハイ、もうこれにつきます。
それは…「狂気」。
BMWのスタンプラリー、ハッキリ言って狂気です。夫は「執念かな」と言っていました(笑)。
これは、上位20位くらいに入られた方であればご理解頂けることかと思います。そして上位10位に入られた方は、愛をもって言わせて頂きますが、うん、皆さま十分に狂ってます(笑)。
BMWスタンプラリー2021概要
今からは私たちが全国をスタンプラリーでまわった時の写真をはさんでいきたいと思います。
地元の方は「あ、これここ!」ってわかったりするでしょうか^^?
さて、BMWスタンプラリー2021とは2021年7月から2021年12月24日まで開催されていた、全国にある208か所のスポットをまわるデジタルスタンプラリーです。
スマートフォンでスタンプを集めていく方式。
ただし、途中コロナ感染拡大の影響で8月からの約2か月間は「中止」期間となっていて、2021年10月11日(月)から改めて再開されていたイベントとなります。
さらに最初から設置されていた全国208か所のスタンプポイントに加え、期間限定で出されるスポットもいくつかありました。
これら期間限定スポットは、決められた期間(だいたい1つの週末くらい)にしか取ることが出来ないスポットであったので、これらを取れたか取れないかが最後の結果を左右する大きな要因の1つでもあるスポットたち。
BMWスタンプラリーの賞品ですが、上位10位に入った方のみにBMWのライフスタイルグッズが贈られるとのアナウンスが最初からされていました(ただし賞品内容は終了後までわからない状態)。
ライフスタイルグッズ…たぶんマグカップとか、1番良くてもキャリーケースやアパレル系かな、なんて思っていたのですが(実際の賞品は後述します)、ハッキリ言って上位10位に入られた方は、どこかの時点からもう賞品のことなんて考えてもいなかったのではないかと思います。
少なくとも、私と夫にとっては「賞品」はもうどうでも良いことであり、いったい何のためにこのスタンプラリーをやっているのか?とたまに自問してしまうほどの狂気で挑み始めていました。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本当にそれほど過酷なスタンプラリーでした。
だって、上位に入るためには確実に全国200か所以上はまわらなければ達成出来ず、しかもその200か所は観光地とか都心部だけではなく、山奥だったり、なんだかもう意味不明な場所にあったりするのです。
…と、ここで誤解して頂きたくないのですが、このスタンプラリーに参加して辛かったのかというと、まったくもってそんなことはありません。
「楽しかった!」「やってよかった!」しかありません。
楽しいからこそやっていたのであって、楽しくなければやるはずもありませんから^^
今回、このスタンプラリーに参加させて頂いたおかげで、日本全国本当に端から端まで行ったことがないところを沢山走らせて頂き、自分たちの計画では行かないであろうところを沢山周らせて頂き、様々な自然を体験し、沢山のことを思い、思い出が出来、本当にすべての時間が楽しかったです。
2021年12月に、1度このブログでちょっと弱音をはいたことがありました。「時間が足りない」と。
まさにこの時がBMWスタンプラリーに最も時間を使っていた時で、夜通し日本全国を走り回っていたのです。
夜通しといっても、仕事もあれば子供たちもいますので、使える時間(夜~翌日の明け方)までを走り通したり、遠いところ(北海道や九州)は週末を使って一気に40時間で2,200キロ走り通したりして完走しました。
1人での運転時は、24時間(そのうち途中睡眠を数回に分けて合計2時間ほど)で約1,200キロを走るのが平均的なドライブだったかな。
そのような感じで、大変だけれど楽しいのです。やっぱり運転するの好きなんだな~と思います^^
上位参加者の方々とZOOMで良いからお会いしてみたい
今、BMWのスタンプラリーが終わって思うことは、上位10位に入られた他の参加者の皆様とお会いしてみたい、ZOOMでも良いのでお話してみたい、ということです。
コロナがなければとにかく一緒に飲みたい^^ 上位10位に入られている方々なら、待ち合わせ場所が日本全国のどの場所であっても参上されるはずですから(笑)!!
私と夫の中で、上位10位に入られていた皆さまはずっと良きライバルでした。
どなたともお会いしたことも存じ上げてもいないのですが、まさにストーカーのごとく、日々皆さまの動向を追っていました(←本物のストーカーじゃないの(笑))。
★追記★
スタンプラリー終了後、SNSやこのブログを通して1位(Tさんの方)、6位、7位の方とつながることが出来ています^^ 嬉しい!!
というのもBMWのスタンプラリー、どなたがいつどこのスタンプを何時にゲットしたかが見えるのです。
よって、それを日々確認しては「あ、xxさんが〇〇のスポット取った!ついに〇県まで行ったのね!」とか楽しんでいました。
皆さまとこのスタンプラリーで体験、経験したことを語りたいのです。
「神の子池の辺り、電波弱くなかったですか?」とか、実際にその場に行って、このスタンプラリーをされた方でしかわからない、あんなこと、こんなことを共有したいのです。
また、上位10位に入られている方の中でツイッターにアカウントを持たれている方がいらっしゃったので、スタンプラリー中はその方の動向を拝見させて頂きつつ、その方が飛行機のチケットを取ったのを見たら、夫に
「xxさん、この週末たぶん北海道に飛ぶよ!」
とか、彼女が出来たらしいという情報をみたら
「ああ、xxさん、幸せそうで良かった^^」
と、ストーカーしながら微笑んでおりました(あ、本物のストーカすぎ…危なすぎる(笑))。
BMWスタンプラリーは知力・体力・時の運
ある程度年齢が行かれている方は(笑)、どこかで聞いたことがあるフレーズかもしれませんが、このBMWのスタンプラリーはまさに『知力・体力・時の運』が必要なものでした(上位に入る為には)。
『知力』
まず、ただ単純に「いくつかスタンプポイントを周れば良いよね」という感じであれば特にまわるポイントについて真剣に検討する必要はありません。楽しくドライブして目的地につけばそれで十分楽しく、それで良いと思います。
ただ、いざ上位を目指そう、コンプリートを目指そうとなってくるとまず直面することが「時間が足りない」なのです。
24時間365日、自由に時間が使えるのであればこれも問題ないかと思うのですが、私達夫婦のように仕事をしつつ、子供たちもいて…となると使える時間が限られてしまうため「使える時間内でいかに効率よくスタンプポイントを周るか」が重要になってきます。
というわけで、ここから我が家がどのようにスタンプラリーを攻略していったかを書きたいと思います。
うんうん、もう変態全開で行きますよ(笑)!もう私が変っていうことは皆さまご存知かと思いますので躊躇せず行ってみましょう。
例えばこちらが我が家が九州をまわった時の計画表です。
このように効率良く周ることが出来るルートを事前に決め、それぞれの距離と所要時間、また場所によっては時間外は閉鎖になる道路があったり、時間外は入れないポイントがあったりもするので、すべてを事前にリサーチして計画をたてます。
我が家は地理をはじめとするこういったことが得意な夫がすべてこれらの計画表作成をこなしてくれました。
毎回、この計画表を手に「今、予定より10分ビハインドだ」とかを確認しながら走るのです。ふふふ、もうミッションでしょ。
さらには。
最後の方になってくると「敵を知る」ことも重要となります。
というのも、上位10位での競いはもう「誰がどのポイントを取った、誰がどのポイントを落としている」ということを把握することで、自分があと何ポイントとっておけば何位にはいれるかがわかってくるからです。
というわけで、上位10位の方すべてのデータを管理していました(変態 of 変態)。
どの方がどのポイントを取っているかの確認、そこから「この地域で1ポイント落としているここはもう取りに戻らないだろう」とか「ここはすでに雪で閉鎖されたから取れない」とか、そういったことから色々判断し、自分たちがあと何ポイントとれば良いかを把握していました。
『体力』
この「体力」については言うまでもありません。とにかくひたすら運転ですから、その「体力」です。
私たちの場合、夫がメインでの参加者でしたので夫が1人で周る時もありましたが、行けるところは夫婦で周っていたので「運転手が2人体制」であっただけでもかなり良かったと思います。
運転手さん1名で参加され上位に入られている方は本当に尊敬します。凄い。凄すぎる。
2人で走っている時「トイレと給油」以外に車を停めることはほぼありませんでした。ひたすら交代で運転し、運転してない方は助手席で「寝る」のが仕事です。交代できるように^^ 業務、業務。
私、普段も明け方から起きていることが多いので夜中~明け方は比較的元気なことが多いので私がこの時間帯を担当することが多かったのですが、もうね、とにかく怖かったです。真っ暗な中を走るの!
都内の夜中とは全然違うのですよ。本当に「真っ暗」。
例えばこのスタンプスポット↓に行った時には真っ暗闇の中「着いた~」って思ったら、いきなり目の前には暗闇に浮き出されている彫刻が。
ひえーーーーー。怖いぃぃぃぃ~!!
今回、スタンプポイントの1つに鈴鹿サーキットがあったので、私は初めて鈴鹿サーキット(前だけですが)に行くことが出来ました。
さらに考えてみたら私はオートポリスにも行ったことがなかったので、近くのスポットに行った時についでにちょっと寄ってみたのですが、もう、真夜中のオートポリスは真っ暗すぎてオートポリスかどうかもわからないし!
怖くてすぐ逃げ帰りました(笑)。本当に、実際には道路の溝でさえ見えないのですよ!外灯の1つもないのですよ!↓
オートポリス近辺の道も、私が通った道が悪かったのか??真っ暗闇の「ここでいいの??」という道。何も見えない~怖いぃぃぃ~!↓
(寝ているにしても)隣に夫がいても怖くてしかたなかったのに、これ1人で周られていたとしたら本当に怖すぎるでしょ!って思っていました。恐怖。恐怖。恐怖。
ライトが当たっている「正面」は見えるけれど、右に曲がろうと思った時にライトが当たっていない「右側」は真っ暗で、道路があるかどうかも見えなくて怖くて曲がれないという体験をしたのはこのスタンプラリーが初めてでした(笑)。
長くなってきたので次に続きます^^
続きはこちら→『BMWスタンプラリー2021で全国2位になりました:後編』