ポルシェAGの発表とかではないのですが、オーストラリアのポルシェ(Porsche Cars Australia)のマネージングディレクター兼CEOであるDaniel Schmollinger氏がメディアに語ったお話によると、ポルシェ911は少なくとも2030年まではフル電気自動車化されないとのこと。

すでに出されているTハイブリッドシステムは、ポルシェが911に対してフル電気自動車への置き換えをするのではなく、内燃機関を搭載し続けるという方向性を示すものなのだとか。
よって911は今のところ現状維持となるそう(ICE+Tハイブリッド)。
ポルシェが内燃機関の寿命を延ばすためのもう1つの手段として合成燃料も開発してきているわけですが、Schmollinger氏によるとそちらの技術はまだ主流になるには程遠いとのこと。
そして2ドアスポーツカーとして最初にフル電動化されるのはご存知の通り、718モデルたち。

ポルシェとしては、まずは718EVを出してポルシェの電気スポーツカーを顧客たちが「受け入れる準備が出来ているか」を測る指標になりそうだと海外メディアでは言われています。
ゼロエミッションを達成しなければいけない等はあるものの、EV需要が低迷していることから、ポルシェとしては今、911をフル電気自動車化することはそもそも現実的ではなく、これは911を電気化してもらいたくないと願っているポルシェファンたちには嬉しいこと^^

ちなみに以前の911の開発のトップであったフランク-シュテファン・ヴァリザー氏 (Frank-Steffen Walliser氏)は、2019年の時点で:
■ 911にハイブリッドテクノロジーを適用することには問題ないと思う。ただし、それが「ハイブリッドにしたいからハイブリッドにする」という理由ではなく「その方がより良い車になるから」であれば問題ないということ。
■ ハイブリッド化するなら、その時は必ずより良い911になっていなければならず、911が911として成立していて、車重やスロットルレスポンスに関してもすべて良くなるからこそ、でなければならない。
■ フル電気自動車化した911は全く考えられない。
■ 市場はまだまだ燃焼するエンジンを求めていて、フル電気自動車がそれらの希望をすべて満たすことは出来ないと考えている。
■ 今後世の中はもっと変わっていくだろうし、環境問題においても色々と変化があるかもしれない…けれど、私が思うに(そのような電気自動車化しなければならない状況になったとしても)、ポルシェ911が1番最後に電気自動車化される車になると思っている。
と語られており、さらにそのあと2023年くらいの時点でポルシェとしても
『ポルシェを象徴する911モデルのみを、現存する唯一の内燃エンジンモデルにすることを目指している』
ということで、911を可能な限り長く内燃機関モデルとして残す方針が示されていました。
さらに現在のEV需要低迷等を考えると、今回話が出てきた『2030年まで911のフル電動化はない』というのは、まあそうですよね、と納得できるもの。

といっても、怖いのは時間の流れる早さであって、もうね、歳を取ってくると月日が流れるのが本当に早いのですよ。あ、これは私の問題か(笑)。
今は2026年。
2030年なんてきっとあっという間に来ちゃう。
その頃、世の中的(規制や様々な世界状況)がどうなっているのか、ポルシェがどうなっているのか、その時の911の存在はどうなっているのか…早く知りたいような、知りたくないような。
考えても何もかわらないし、わからないので、私はとにかく今まで通り、今楽しめるポルシェを日々楽しませて頂きたいと思います(なにその結論(笑))。
出典:
◆No electric Porsche 911 this decade
◆Porsche Rules Out A 911 EV For Now, But The 718 Is Taking One For The Team
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