フォーミュラEを感じにお台場へ
2024年3月30日(土)に東京はお台場で東京湾沿いに作られた2,582 kmの市街地コースをフォーミュラEカー(電気自動車)たちがレースするという『ABB FIAフォーミュラE世界選手権第5戦:Tokyo E-Prix』が開催されました。
私は残念ながらチケットを取ることが出来なかったので、当日は自宅からテレビ観戦。
そしてその翌日、どうしてもやりたいことがあったのでお台場へと向かいました。
レース翌日もまだ東京ビッグサイトではイベントが開催されていたりもしたので、せっかくならそこものぞいてみようかなと思っていたのですが、この日の東京は最高気温26度と3月にしてはかなり暑くなったため、そこまで行く元気が出なくて車でコースの方へ。
車の中からちらちらと設営されたコースを見たりしました。
本当にチラ見という感じですが^^、それでもちょっと現場で雰囲気を味わえたので良かったです。
「昨日、ここでレースされていたのか~」って。
目的はファミリーマート
さて、この日わざわざお台場に行った最大の目的は「ファミリーマートに行くこと」でした。
もちろん、ファミリーマートは自宅付近にいくつもあるのであえてお台場まで行く必要もないのです。いや、正確にはこちらは江東区新木場にあるファミリーマート。
今回、私にはあえてフォーミュラEで盛り上がっているこの週末に行くのがこのファミリーマートでなければいけない理由がありました。
その理由、この写真を見てわかる方いらっしゃるでしょうか?
わからない?
じゃあこの写真では?
えーい、大ヒント。
ファミペイ会員募集中。
そう。わかりました??ポルシェ好きな方ならもうわかったはず。
このファミリーマート、先日ポルシェ99XフォーミュラEレースカーが撮影された店舗なのですよ。
このポルシェ99Xエレクトリックの写真が公開されたのを見た瞬間、夫と私は「あれ、このファミマってあそこじゃない?」ってなっていたのです。それで「だったら行かなきゃ」って。
いや、なぜ行く(笑)?
今回、私たちがファミマに行った時間帯はお昼間だったので撮った写真を出来る限り加工でポルシェ99Xに近づけてみました。雑仕事ですみません…。
ただ単にこれがやりたいだけの為に新木場ファミマへ行きました。こんなことにも付き合ってくれる夫にも感謝、ふふふ。
いや~、でも「数日前にここに99Xが停まっていたのか」って思うと、なんとも嬉しくなっちゃう。
出来るだけ同じような構図で撮ろうと思っていたのですが、どうにもならないのが車の高さの差。違いすぎる。
こうしてみるとカレラTの方はサイズ感を間違えて合成したみたいに見えちゃう(ちゃんとその場で撮影した写真です)^^
ポルシェ99Xエレクトリックと同じような構図で同じファミマでカレラTの撮影が出来たことに大満足していたわけですが(※ちゃんとファミマで色々お買い物もさせて頂きました)、もう1つ私の中で「なるほど」と腑に落ちたことがあったのです。
それがこちら。
わかります?
ここの部分。看板が割れてる!
そうか、そういうことだったのか!!
先日公開されたポルシェの写真を見た時に、この上のライト部分の「Family Mart」は消してあるのに「ファミペイ会員募集中」とか他の部分のファミマ名は消していなかったので「外国の人がフォトショップしたから、ファミペイとかは日本語でわからなかったのかな」なんて勝手に理解していました。
でもきっとこれは「看板が壊れていたから修正せざるを得なかった」という、ファミマの名前を消すためではなく、壊れた看板を綺麗に見せる為に「修正せざるを得なかったのだ」ということに気づいたのです。
これに気づいた時は自分がコナンになったような気持ちで「名前を消したんじゃない、隠さなければいけないものがあったんだ!」って謎がとけてスッキリ(笑)。
フォーミュラE 観戦
フォーミュラE翌日はこのようにファミマにいって99Xに想いをめぐらせていたりしたわけですが、フォーミュラE当日はちゃんとおうちからですが観戦しましたよ~。
フォーミュラEって初観戦だったので、実は何も理解せずにみはじめたのですが見ていると何やら「アタックモード」というものが存在。
これは通常300kWのところ各ドライバーが最大総電力を350kwに引き上げることが出来るモードとのことで、必ずレース中に2回はこれを使わなければならないとのこと。
よって合計8分間のアタックモードを2回にわけて各ドライバーさんが使うわけですが、開始された時にこのATTACK MODEというところに効果音とともに誰が使いはじめ、何分そのモード時間が残っているかの分数が表示されていました。
「なるほどね~」と見ていた私が気になったのは、ABB社の名前がいっぱいあることに感動したり(そりゃそうなのですけど)、コース脇の駐車場に停まっているピンクの車はタイカンじゃないの??とかそんなことだったり^^
そうそう、タイカンといえば途中に入ったセーフティカーもタイカンでした。
そうだったのね~。なんだか嬉しい。
今回初めてフォーミュラEを観戦してみて思ったことは「電力消費を考える戦略が重要ということはわかった、でもそれを考えながら走らなければいけないというのはレースとしてどうなんだろう」ということ。
もちろん、そういう電費についても含めた戦略が勝敗を分けるというのがフォーミュラEレースの醍醐味なのかもしれませんが、途中1位と2位が入れ替わった時も1位を爆走されていたニッサンの方は抜かれた時に電費の関係で無理は出来なかったとも聞くし、なんというか最後の最後にみんながスローダウンすることもありえるのかなと思うとなんとも不思議な感じに思えました。
ちなみにこの日、本来であればラップ数は33周だったそうなのですが途中でイエローフラッグが出た時間の関係で、最後の最後に2周が追加となりました(合計35周に)。
それがわかった時点から、本来なら33周でぴったり電気残量0%にするところを35周いけるように調整されたわけですよね?
今回の東京の市街地コースはコースもとても狭く見えたので、抜く・抜かれる時も相手のミス(電力消費関連も含む)がなければ抜くのは相当難しいのではないかとも思えました。
ポルシェも最後の最後まで3位に入っていましたが、勝負をしかけたところで4位に。表彰台ぎりぎりで惜しかった~。
それでも今回5位に入られた#94のパスカル・ウェーレイン(Pascal Wehrlein)さんがドライバーズランキングではトップになったという快挙。おめでとうございます^^
それにしてもフィニッシュラインを超えたあと(35周)の皆さんのお車たちの電気残量、どうなってるの。凄い。
ほぼ皆さん「0%」。これ、万が一0%以下になったらフィニッシュラインを超えたらもうほぼ電力欠で動けない??
今回35周ラップにあわせてこうなったわけですが、これが実は「追加ラップ5周」とかになっていたら、今回よりさらに追加された3周のためにより電力消費を抑えなければいけなくなるわけで、そうなるとやっぱり全体の速度が落ちたりするの??
それってフィニッシュに向けてだんだん遅くなってくる…ということ??
いまいちフォーミュラEについてまだ理解が出来ていないのですが、いわゆる普通のガソリン車のレースとは違うのだと、違った楽しみ方をするべきものなのだなと思いました。
でも、やっぱり「レースだ!」っていうだけで最初から最後まで気持ちが高まって興奮して全部観ちゃった。楽しかったです^^
ファミマで(勝手に99Xとの)コラボも楽しめて最高でした!
出典:(公式)Pascal Wehrlein now leads the drivers’ standings after Formula E’s debut in Tokyo