AUTOMOBILE COUNCIL 2023
2023年4月14日(金)~16日(日)に幕張メッセにて開催の『オートモビルカウンシル2023』に行ってきました。
今回知り合いの方にお誘い頂いたので行くことが出来ましたが、実は私こちらのイベントのことは知らなくて、今までも1度も行ったことがありませんでした。
初めてのイベントなのでどのような感じなのかもわからずワクワク。夫の運転でM3で幕張メッセへと向かいます。
今回のイベントはオートサロンやモーターショーに比べると比較的小さめで、幕張メッセでの開催といっても開催場所はそのうち「国際展示場9-11ホール」のみ。
この国際展示場に向かう時って、ちょうど「911」に向かう感じに見えるのでなんだか嬉しくなるのはたぶん私だけではないはず。
会場に到着。
この見渡す限りのエリアがほぼイベント会場のすべてとなります。
オートサロンとかと比べると開催会場が小さめなので、ただ車たちをさーーーっと眺めて回るだけであれば、あっという間に見終わってしまうかもしれません…が、1台1台がとても興味深い車が多いため、どちらかというと、こんなに小さい会場であるのに気がつけばあっという間に時間がたってしまっていたという感じでした^^
オートモビルカウンシル2023についての記事や写真たちは様々なメディアに掲載されているかと思いますので、私はポルシェについてのみ書かせて頂きたいと思います。
では、まずはこの会場に入った時すぐ真下に見えていたこちらのポルシェたちから。
主催者テーマ展示:ポルシェ911 60周年記念企画「初期ナローからカレラGTまで」
今回主催者テーマ展示の1つとなっていたのが、ポルシェ911の60周年記念企画ということで、初期ナローからカレラGTまでの4台のポルシェの展示。
展示されていた4台を見ていきたいと思います。
1966年ポルシェ911
初期1966年型のポルシェ911で、SやTなどのバリエーションが加わる前のシングルグレードだった頃のモデルとのこと。
1,080キロしかないボディに2リッターSOHC 空冷水平対向6気筒エンジン(130ps)。
1973年 ポルシェ911 カレラ RS 2.7
いわゆる『ナナサンカレラ』として知られているモデル。
車重は1,090キロ、2.7リッターの空冷水平対向6気筒エンジン(210ps)。
1993年 ポルシェ959
2.9リッターのDOHC 水冷水平対向6気筒エンジン(450ps)。
ヒストリカルなポルシェについて知識がない私は、先日のポルシェガレージで959に出会った時に多くの方がこのモデルを憧れのポルシェとして見られていたのを見て、その後ポルシェ959に敬意を表しミニカーを購入しました。
あ、どうでもいい情報は挟まなくていいって?すみません(笑)。
2006 ポルシェ カレラGT
911ではないけれどこの場に展示されたカレラGT。ミッドシップV10エンジン(612ps)の6速MTのみのモデル。
以前、実際に走っている時の音を聞かせて頂いたことがありますが、本当に素晴らしい音でした。
ポルシェ出展ブース
では、続いてお隣にあったポルシェジャパンのブース。
ポルシェのバルブタイミング調整の実演
ポルシェジャパンのブースには車たちが展示されているエリアの隣に小さなワークショップみたいになっているスペースも。
ここでは1日数回実演も行われていて、私が見た回には1989年式930ターボエンジンのバルブタイミングの調整というのをされていました。
このエンジンのバルブタイミングを合わせる微調整というのはとても重要かつ職人芸なものとのこと。
見ていたら、何やらクランクシャフトを360度回転させるとバルブのところの値?が0.64とかになったのだけれど「これだとまだ足りない」みたいな感じで、再トライ。すると今度は値が0.68に。
ポルシェのワークショップマニュアルに記載されている930/68エンジンの基準バルブタイミング値は0.65~0.80なので、さっき調整された0.68ならOK…みたいな実演で、まあとにかく見ていて「なんだか良くわからないけど凄いな~」と。
つまり私はやっぱり全然わかってないのですが(笑)、でも凄さだけは伝わってきました。
わかる方に是非見て頂きたいと思った実演でした。
ポルシェのツッフェンハウゼン工場のレンガ壁紙
そしてここでは面白いことをまた1つ学んだ私。
このイベントに一緒に行った方が教えて下さったのですが、このワークショップにも使われているブリック(レンガ)の壁紙がありますよね。
これって、ポルシェのツッフェンハウゼン工場のレンガがデザインされている壁紙なんだそうです。
いやもうびっくり。こんなところにまでポルシェこだわりがあったなんて。知らぬ間にツッフェンハウゼン工場の外壁を見ていただなんて。
しかもそれだけではなく、このツッフェンハウゼン工場のレンガ壁紙には型番(PCG64472200)もついているので購入も可能。いや~面白いネタ(?)を教えて頂き感謝です^^
私もいつかどこかをレンガっぽくしたくなった時は、ツッフェンハウゼン工場にしてみようと思います(笑)。
今回のブースを囲っている壁の外側にはポルシェの歴史表。
これこそ壁紙にして自宅の廊下をこの表にしてしまいたいくらい^^
続いてポルシェジャパンブースに展示されていたお車を見ていこうと思います。
ポルシェ タイカンターボ・クロスツーリスモ
まずはこちらのタイカンターボのクロスツーリスモ。ぱっと見て普通ではないのが屋根に設置されているルーフテント。
このルーフテント、実際に実物を見てみたいと思っていたのでこの場で見ることが出来て私としてはとっても嬉しかったです。
こんな感じなのか~…と興味深々。
どこかでタイカン(または他のポルシェ)の上でこのテントを設置してキャンプしていたらなんだかすごくカッコイイな。
でもこのルーフテント、(車の上から)取り外したり逆に設置するには「体育会系の男子が最低2名」は必要とのことでしたので、そうなると一般的にはほぼ常設とかにしないと厳しいのかなと思ったり。
この場に展示されていたルーフテントは残念ながら階段をあがって中に入ることは出来ませんでしたが、下から手をのばしてスマホで撮影したテント内がこちら↓
なかなか快適そうで、大人2名+お子様1名くらいであれば寝ることが出来るそうです。
ポルシェ 2009年カイエンターボ (957型)
続いてはこちらの957型のカイエンターボ。
最近、初代カイエンなど以前のモデルのカイエンたちがまた脚光を浴びているわけですが、実際にこうやってオフロード仕様にモディファイされたカイエンはカッコイイ!
あとは1995年ポルシェ911 カレラ(993型)もありましたが、なぜか写真を撮っていなかった…。
さらに他にもう1台ポルシェジャパンブースに展示車があったのですが、それはあまりにインパクトがありすぎましたので(笑)、別記事にさせて頂きたいと思います。
※別記事(展示車新型ポルシェ911 GT3 RS)へのリンクはこの記事の1番下にあります。
会場にいた様々なポルシェたち
では、続いて会場内に展示されていたその他のポルシェたちを見ていきたいと思います。
過去に他のイベントで拝見させて頂いたポルシェたちも色々いらっしゃいました^^
これはポルシェ924カレラGTRだそう(もしかしたら924カレラGT?)↓
てっきり個人的にどなたかがこのようにカスタマイズされたのかと思ってしまったのですが、こういうモデルもあったのですね~。
自分のポルシェ無知さを思い知る瞬間です。
他にも様々なポルシェたちが展示されていました。
ちなみにこのイベントでは車両に価格表示がされているものはその場で購入も可能となっていたそうです^^ (価格表示がなくても応相談のものも)
クラシカルなものだけでなく、現時点で最新型のスピードスターの展示もあったのですがなかなかのお値段になっていてびっくり。
カーボンパラダイス:PORCOROSSO B-010
色々と見てまわっている時に、こちらのお車のまずはリア側を見て「あの車はなんだろう」と、まさかポルシェとは思わなかったのがこちら。
そして、前にまわって見てみたら「あれ、これボクスターでは??ポルシェだったの??」ってなりました。
大阪にあるカーボンパラダイス様が作られたこちらのポルシェはフルカーボン仕様の986ボクスター。車重は1,225キロ。通常より約150キロ軽くなっているとのこと。凄い。
カーボンパラダイスの社長様が、この986ボクスターに惚れ込んでしまったことをキッカケにこのお車が誕生するまでに至ったそう。
ちなみに、私がポルシェジャパンブースでポルシェの方とポルシェに関するオタク会話をしていたのが聞こえたとのことで興味を持って頂き、社長様からお声がけして頂きました。ありがとうございます^^
こういう出会いがある時が、まさにポルシェ大好きでポルシェオタクで良かったと思える瞬間です(笑)。
こちらのお車も本当に心底986ボクスターに惚れ込まれたからこそ作り上げられたものであり(社長様ご自身が作り上げられている!)、「好きだけでここまで出来るの??」というのが正直な気持ちなくらい本当にもう尊敬しかありません。
こちらのボクスターはもちろん走行も可能となっているものですので、今回のイベント参加にも大阪から自走されていたのだとか。
やっぱりポルシェは走らせるからこそポルシェですよね^^
カーボンパラダイス様は他にもフルカーボン製の964/993向けクーリングファンなども作られていました。
純正品より約47%軽量化されたというクーリングファンを私も持たせて頂いたのですが、持った瞬間「え、なに、これおもちゃ??」と言ってしまった(失礼すぎる)ほどの軽さでした(約370g)^^
社長様、お声がけ頂きとても光栄でした。ありがとうございました^^
カーボン製クーリングファン等ご興味ある方はこちらへ:カーボンパラダイス様サイト
株式会社RENDEZ-VOUS:ポルシェ911 ターボ3.0
最後はこちら、株式会社RENDEZ-VOUS様が出展されていたポルシェ911ターボ3.0です。
こちら、すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、車の所有権利を1/8で分割しましょうというサービス。
1人で所有するにはなかなか大変である貴重で希少なお車たちを8名で所有することで、その所有費用を安くおさえ楽しめるというもの。
詳細はこちらの株式会社RENDEZ-VOUS様サイトでご確認下さい^^→https://app.rendez-vous.tokyo/
今回展示されていたポルシェ930ターボ3.0は、日本国内で顧客向けにミツワ自動車から納車された第一号車とのことで、20年以上ガレージ眠っていた車両だそうです。
20年以上ガレージで眠っていただけあって、車内の香り(?)を試させて頂いたところ、うん、これはもう、すごかった(笑)。
カビのにおいなのでしょうか?
普通に考えたら耐えることが出来ないにおいですが(笑)、でも、もちろんこれらも含めてこれからすべて綺麗にレストアされていくとのこと。
そういう工程も含めて楽しめる方が1/8オーナーになられるのだと思います。
今はまだ埃だらけのこの目の前にあるポルシェが、これから中も外もメンテナンスされ綺麗にもなり、最終的には何十年も前の新車だった頃のポルシェのように走りを楽しめるようになる…というが良いのだろうなと思いました^^
ところでこちらの株式会社ランデブー様が出展されていたポルシェには1つだけ痛恨の間違いがあったのですが、さてそのポルシェの間違い探し。わかります?
正解はこれ↓
ポルシェのスペルがPorscheではなくPorche。やっちゃったな(笑)。
…というのもまたご愛敬^^
何にしてもこちらのポルシェ911ターボ3.0、なかなか出会えるお車ではないかと思いますのでご興味がある方はお問合せされてみてはいかがでしょうか。
ウェルカムパーティー
私が参加させて頂いた4月14日(金)は生演奏の音楽が聞けたりするウェルカムパーティーこみのプランであったようでしたので、夕方からは生演奏も会場内で始まりとても良い雰囲気。
それでも私たちは、いわゆるディズニーランドに行った時に「今、パレードやっているからアトラクションがすいてるよね!」とパレードを無視してアトラクションに向かっている人たちのごとく(笑)、生演奏中ですいている会場内を堪能させて頂いたのでした^^
さらにはこの生演奏が始まる夕方からはお酒の提供も始まったので、スパークリングを頂きながらの会場巡り。
なにこれ、もう最高。
私が飲んだくれているところを過去に何度か見られている(笑)ポルシェブースの方にも「お酒のグラスを持ち歩きながらのお姿、まさにいつもの通りという感じですね!」と言われたわけですが、うんうん、お酒を飲みながらのポルシェや車鑑賞はやっぱり最高です^^
あ、ちなみに車で幕張メッセまで来ていましたが、夫が途中で仕事の為に帰る際に車で帰ってもらったことから、私はもう運転する必要がなくなったので飲酒できていました~。
イベントでは他にも色々なグッズ販売等も。
フランスの方が作られているというこのガレージのミニチュア?みたいの、とっても可愛かったです。
初めて行ってみたオートモビルカウンシルは、実車たちだけでなく、色々なグッズや作品等を見たり購入できたりするのも楽しいイベントでした。
なんといっても、私としてはポルシェにとても詳しい先輩の皆さま方とこのイベントを周らせて頂けたことがとても嬉しく光栄でした。
おしゃべりするのが楽しすぎて、数メートル歩くごとに会話が盛り上がりすぎて立ち止まっておしゃべりしてしまって前に進めず…の繰り返し(笑)。
色々とまた勉強にもなった1日で、本当にとっても楽しかったです。今回お誘い下さり、またご一緒させてくださった皆さまに御礼申し上げます。ありがとうございました!
では、続いてポルシェジャパンブースで出展されていたもう1台のポルシェについて書きたいと思います。
続き→ 日本初公開の新型ポルシェ911 GT3 RS (992型)に会えた~
関連サイト:
◆オートモビルカウンシル2023
◆カーボンパラダイス
◆株式会社RENDEZ-VOUS
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