ニュルブルクリンクに戻ってきたテスラ モデルS プレイド
この前から何回かに分けて書いてきたのですが、テスラのイーロン・マスク氏が「テスラをニュルブルクリンクに持って行くよ(=ラップタイム計測するよ)!」とか、テスラが公式に「来月、ニュルに戻ってきた時にモデルSで7:05のタイムが出せるよ」と言っていた…という話の流れがあります。
これらの発言がされたのは先月のこと。つまりテスラが言っていた「来月にニュルで」というのは、つまり今月である2019年10月を指しています(ややこしい(笑))。
ここまでのテスラ(vs ポルシェタイカン?)のやり取りについては、よろしければ以下をご参照下さい^^
ここまでの流れ:
① テスラがタイカンに挑戦…したいけど、ニュルブルクリンクの予約し忘れちゃた?
② 結局のところテスラモデルSはニュルでのラップ計測をするのか(続き)
③ テスラは来月、ニュルブルクリンクに戻ってくる?
さて、それで。
ついに「来月」となった今、テスラが本当に約束通り、ニュルブルクリンクに戻ってきたとの情報が。さすがテスラ、ちゃんと約束を守ります。
さて、今回ニュルにやってきたテスラ・モデルS。3つの電気モーターを搭載しているという「Plaid (プレイド)」。きっともう、ラップタイム7:05を出す気満々のはず!
今回は何色の車で来たのかな?と、まずはお車たちを見てみましょう…。あ、1台は赤ですね。
あと、もう1台は青ですね。
…って、えええええ。
いやいや、ボディカラーなんて、なんでも良かったのです、そう、問題(?)はこちら。
見て、見て、この後ろ姿!ディフューザーがすっごいことになっちゃってます(笑)。あ、笑ってはダメなのかな。ごめんなさい^^
いや、でもこれ、現段階ではプロトタイプの車といえど、今後もすぐに市場に出てくるような生産モデル用ではないですよね??
これで出てきたら、それもまたびっくりですが^^
…な~んて思っていたら、まさにそれに答えてくれたのがイーロン・マスク氏。2019年10月16日にツイッターで、こうツイートされました。
そう「ニュルブルクリンクで記録をつくった仕様の車を、2020年夏くらいにプロダクションモデルとして生産するよ、だから(今回ニュルで走らせるテスラは、それは単に)トラック専用モデルというわけではないよ」と。
おおぅ。
このすんごいディフューザーとか、凄いエアーインテーク付きプレイドモデルを出しちゃうのですか??…いや、まだこの仕様のテスラが記録を出したわけではないので、これになるかは決まっていないのですが^^
今回、ニュルブルクリンクを走っていた2台のテスラ・モデルSプレイドのプロトタイプのタイヤについては、何のタイヤであったかまではわからなかったそうです。
でも、トレッドがほとんどない、ハイパフォーマンスな夏用タイヤではないかとのこと。
大きなブレーキキャリパーと、あとは太いタイヤをフィットさせる為に、前回目撃されたモデルSと同様に、フェンダーが拡張されています。
フロントフェンダーのエアーアウトレットも、かなり拡張されているそうで、これによって、物凄い勢いでタイヤの内側にあるブレーキの冷却をさせようとしているのではないか、と。
リアにも高めのスポイラー。
もう、ここまできたら、思い切って物凄い大きなウィングとかつけてきちゃったら、それもまたそれで「もう、イーロンったら!」ってなりそうで面白そうだったのですが…あ、って、これ、遊びではないのですよね^^
もう、アメリカのメディアとかも皆さん、かなり面白がって今回の一連の「テスラがニュルで走るの?」を楽しんでいるようにしか見えないので、ついつい遊び心で見てしまいます^^
さらには、今回言われているモデルSについては、たぶんシリーズの中では最も高価なものになるであろうけれど、イーロンマスク氏は「それでも競合よりは高くならないよ」と言っているそう。
その「競合の価格」は明らかにポルシェ・タイカンであると思われるのですが^^、その「それより高くならない」価格が、$150,000ドル超えのタイカンターボを指しているのか、$185,000超えのタイカンターボSを指しているのかは、わかりません…。
あ、そうそう、こちらの赤い車は「7人乗り」だそうです。
いずれにせよ、まずはテスラのモデルSが、どのような仕様で、どのくらいのニュルブルクリンクのラップタイムを公式に記録するのかを楽しみに待ちたいと思います。
もう、公式ラップタイムが発表される「その日」は非常に近いのではないかと思われます。またテスラが止まってしまって「また来月戻ってくるね!」とならない限り!!
テスラ・モデルSはオートパイロットでニュルブルクリンクを走る?
最後に1つ。
どなたか一般の方が今回の件についてコメントしていたものに「テスラはきっと、ニュルを完璧に走る為に、オートパイロットにニュルのコースを覚えさせているに違いない」と書かれていたのですが、確かに~。
(↓こちらは今回、目撃されたモデルSの動画です)
これで、実はプログラムされたオートパイロットで最速記録をだしたら、それまたすっごく面白い結果です。まさに、テスラにしか出来ないでしょうし!!!
…まだまだ、そんなことは起きないとは思いますが、色々楽しみです^^また続報が出たらアップしたいと思います。
出典:
◆ Look at the huge diffuser on this prototype Tesla Model S at the Nurburgring
◆ Tesla Model S Plaid: Everything We Know
◆ Elon Musk氏公式ツイッター