Willy: 1984 Porsche 911 3.2 Carrera Safari
世の中には色々な人がいるもので、ポルシェ911のルーフにテントをはって、キャンプ生活をしちゃう人もいるようです。
あの、それはつまり「ポルシェでキャンプに行く」というより、「ポルシェの上にテントを設置して寝泊まりする」なのです(笑)。…いや、そういうことを否定しているのではありません。ただただ、凄いな!!と^^
例えばこちら、ポルシェ911カレラ4S(996型)の上にテント設置している、911オーバーランダー(911を使って移動/キャンプ生活をする人)。
出典:Porsche 911 Topped With Tent Is Not A Typical Overlander
雪だって関係ありません。凄い!
KMRの凄いポルシェ911、Willyという名の911サファリ
こんな感じで、ポルシェ911の上にテントを載せて楽しみたいというニーズに、今回さらに、さらに、凄い形で答えてくれたのが、アメリカはウィスコンシン州にあるケリー・モス・ロード&レース(Kelly-Moss Road and Race)、通称『KMR』というショップ。
彼らが1984年のポルシェ911 3.2カレラを使って、ウィリー(Willy)という名の「911サファリ」を作り上げたというのです。
車はほぼ分解、再構築され作りあげられたようですが、現在の911よりもホイールアーチは約3インチ(約7.6cm)大きく、内側のフロントアーチには5インチ(約12.7cm)のクリアランスがあり、大型のBGグッドリッチタイヤがつけられています。
LT245/65/R17 BFGoodrich All-Terrain KO2タイヤに、17x7インチ Braid Fuchのレプリカホイール。
ボディにも、物凄いカスタマイズがされているので、この911の重量はわずか2,500ポンド(約1,134キロ)しかないというのに、ありえない強度とサポート力があるそうなのです。
3.4リッター水平対向6気筒エンジンで、340馬力を生み出す、れっきとした「走る車」でもあります。座席は革製のレカロ。
911サファリの強度はこれを見れば一目瞭然
この物凄い強度を持つといわれるサファリ911「ウィリー」。
KMRが顧客からの質問で「どのくらいの強度があるの?ルーフにテントとか設置して大丈夫なの?」というものに映像で答えていました。
KMRのお兄さん、自信をもって「その答えは…これよ」と。(I guess here is our answer.)
その答えがこちら。じゃーん!↓
…って、え、なに?…ってなりますよね(笑)。私はなりました^^
ポルシェの上にポルシェを載せる
そう、これ、このWilly the Safari 911の強度を示すために、Willyの上に、ポルシェそのものをのっけてしまったのです。そして「ポルシェを載せても大丈夫だよ」と。
さすがアメリカ人、やることが違う(笑)。
この「ポルシェ on ポルシェ」をする時の工程が動画になっています。
まず最初にWillyの上にポルシェを載せる為のベースを設置して…
機械式のリフトで上にあげられているポルシェの真下にWillyを停車。
そこに、ゆっくりと位置を合わせながら、ポルシェを下ろしていきます。
最終的に、ポルシェをポルシェに載せ終わったら、リフトから車を押して移動させていきます。
この時、KMRのスタッフの皆さんで、上のポルシェを手で支えながら、下のポルシェを押して動かしているのですが、上のポルシェ、手で支えていても「がたんっ」ってズレたら、手では支えきれないのでは…と思ったりするのですが(笑)。
まあ、でもなんとなく、やっぱり動かす時には支えちゃいますよね~。
これ、ズレて上のポルシェが落ちたりしたら、2台とも致命的な破損を受けるのではないかと思われることなので、よくやったな~と思います^^
とにかく、こうして「Willyの強度はポルシェでさえも、そのルーフで支えてしまう!」という、物凄い強度がアピールされたのでした。凄すぎる!
KMRの連絡先
こちらのWilly the Safari 911、興味がある/欲しい方はKMRまでご連絡を^^
車の詳細と、より沢山の写真は以下サイトにて確認可能です:
Kelly-Moss Road and Race(KMR):Willy: 1984 Porsche 911 3.2 Carrera Safari
KMRコンタクトメールアドレス: info@kellymoss.com