フェイスリフトされた第2世代のパナメーラ
2020年8月26日にポルシェが、フェイスリフトされたパナメーラを発表。
日本国内においても、2020年8月27日より予約受注が始まりました^^
現在の2世代目のパナメーラが発表された2016年から、4年の時を経てのフェイスリフト(改良型)。
今回の改良された新しいパナメーラは、すっごく速くなったとのことで、いわゆる今までの「パナメーラターボ」はなくなり、代わりに630馬力(463 kW)、最大トルク820 Nmを誇るというすっごく速い「パナメーラターボS」と、その他に新しく「パナメーラ4S E-Hybrid」がラインアップに加わったとのこと。
他にもパナメーラGTSなどパナメーラの他ラインアップもありますが、ここではパナメーラターボSと、パナメーラ4S E-ハイブリッドについてを中心に見ていきたいと思います。
パナメーラターボS
8速デュアルクラッチの四駆セダンである、このパナメーラターボSは、スポーツプラスモードで0-100kmがたったの3.1秒(0-60マイルが2.9秒)という恐ろしい加速を実現。はや!
最高時速は315 km。
先代のパナメーラターボよりも80馬力アップ、トルクは50Nmアップ。その4リッターV8ツインターボエンジンは徹底的に見直されたそうです。
また、コーナリング性能を最大化できるように
- 3チャンバーエアサスペンション
- ポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム(PASM)
- ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)を含むロール抑制システム、ポルシェダイナミックシャシーコントロールスポーツ(PDCCスポーツ)
が、各モデルにあわせて最適となるようカスタマイズされているとのこと。
そして、まさにこの新しくなったパナメーラターボSが、先日ニュルブルクリンク北コース(20.832km)において、7分29秒81というラップタイムを記録したモデル。
この記録は公式にエグゼクティブカークラスでの新記録とされています。
参照記事:
◆ 新しいパナメーラがニュルブルクリンクでのラップタイムで新記録達成
◆ オンボードビデオ:新しいパナメーラのニュルブルクリンク7:29.81
パナメーラ4S E-ハイブリッド
新たに導入されたパナメーラ4S E-ハイブリッドは、システム最高出力560馬力(412kW)。これは以下の2つが組み合わされて達成されるもの:
- 最高出力440馬力(324kW)の2.9リッターV6ツインターボエンジン
- 8速デュアルクラッチトランスミッションのPDKに組み込まれた136馬力(100kW)の電気モーター
標準装備されたスポーツクロノパッケージとの組み合わせにより、その0-100㎞加速は3.7秒。最高時速は298Km。
バッテリー総容量も17.9kWhへ拡大(従来のハイブリッドモデルは14.1kWh)。
エネルギー使用効率も改善され、パナメーラ4S E-ハイブリッドの電気のみによる航続距離は最大54㎞(WLTP EAER City)/64㎞(NEDC)に。
新型パナメーラモデルのデザイン
従来まではオプションであった『スポーツデザイン フロントエンド』が標準装備となるそう。
また、パナメーラターボSでは、フロントの大型のサイドエアインテークと、ボディカラーと同じ色のエレメントが特徴となり、これが水平につながっていることで車両自体をワイドに見せているとのこと。
ライトも特徴的で、フロントのライトは従来よりも大幅に離して配置され、リアのライトはトランクの上をライトストリップがシームレスに配置され、新開発の左右のLEDテールライトクラスターを流れるように連結。
ホイールは新しく3種類の20または21インチホイールが追加され、合計10種類のデザインが用意されたとのことです。
ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム(PCM)とアシストシステム
ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム(PCM)には、
- 改良されたボイスパイロット(オンラインボイスコントロール)
- アップルカープレイ
などの新しい機能やサービスが追加。
安全面へのアシストシステムとしては
- ナイトビジョンアシスト
- PDLSプラス付きLEDマトリックスヘッドライト
- ヘッドアップディスプレイ
などをオプションで用意。
日本では標準仕様となる装備
他国の仕様ではオプションとなっている以下の機能たちですが、日本仕様の新型パナメーラでは標準装備となるそうです。
- レーンキーピングアシスト
- アダプティブクルーズコントロール
- レーンチェンジアシスト
- サラウンドビューを含むパークアシスト
Panamera Turbo S Sport Turismo Panamera GTS Sport Turismo
新型パナメーラ日本国内価格
以下が2020年8月27日付での、日本国内における新型パナメーラの価格となります。
モデル | トランスミッション | ハンドル | 本体価格(税込) |
パナメーラ | 8速PDK | 右 | 1,249万円 |
パナメーラ4 | 8速PDK | 右 | 1,299万円 |
パナメーラ4 エグゼクティブ | 8速PDK | 右 | 1,419万円 |
パナメーラ4 スポーツツーリスモ | 8速PDK | 右 | 1,346万円 |
パナメーラ4S E-ハイブリッド | 8速PDK | 右 | 1,877万円 |
パナメーラGTS | 8速PDK | 右 | 1,949万円 |
パナメーラGTS スポーツツーリスモ | 8速PDK | 右 | 1,988万円 |
パナメーラターボS | 8速PDK | 右 | 2,882万円 |
2021 新型パナメーラスペックまとめ
新パナメーラのオンラインワールドプレミア動画
2020年8月26日にオンライン(デジタル)にてワールドプレミアされた新パナメーラの動画がこちら。