キー操作でのコンバーチブルトップ開閉
先日アメリカから来日されていたメカさんとお話しているなかで、「へ~」と思ったことがありました。
まあ、私が「へ~」と思うことはだいたいが性能や走りに関する難しい話とかではなく「知らなくてもいいんじゃないの?」という雑学なものばかりで、皆さまには「へ~」とはならないかもしれません(笑)。
でも共有しちゃう。
もうタイトルで内容を書いてしまっているのでおわかりかと思いますが、今回「へ~」と思ったのはまさに「アメリカではポルシェのコンバーチブルトップの開閉はキー操作ではすることが出来ない」というもの。
へ~。
でしょ?そんなことないです(笑)?
では、まずはキーを見てみたいと思います。
ポルシェ911 (991.2)のキー
こちらが私の黒カレラの鍵となります。つまりはポルシェ911の991.2型のキー。カブリオレではなく、クーペなのでそもそも開けることが出来る屋根はありません。
ポルシェ911 (992.1)のキー
そしてこちらがポルシェ911 (992.1)の鍵です。こちらは同じ911でもカブリオレなので、屋根を開けることが出来ます。
この2つのキーを並べてみると、うーん、意外と大きさとかも違いますね。992型の方が平べったい。
…って、991と992のキーの比較の話ではなかったので、これについてはまたいずれしっかり比較してみたいと思います。え?それはいらない?
今回、見比べて頂きたくてこの2つのキーの写真を撮ってみたわけですが、それがこの赤く丸した部分の違いです↓
992.1のカブリオレの方にはキーの1番下部分に「屋根を開ける為のボタン」がついています。
このボタンを押すことで、車の外にいてもキー操作で屋根を開け閉めすることが可能となっています。
こちら、キー操作でコンバーチブルトップを開けている様子です。車内には人がいないことがわかるかと思います↓
このキー操作での機能が、なんとアメリカにはないというのですよ。知らなかった!
なぜ出来ないようになっているかはたぶん安全上の理由ではないかとのことです(子供などがキーを触ってしまって開閉している時に誰かがはさまっちゃうリスクがあるとか→すぐ訴えられる国なのでメーカーとしては危険要素は最初から削除、みたいな)。
よってアメリカに納車されるポルシェのカブリオレのキーには1番下のルーフ開閉ボタンがありません(私の991.2のキーみたにただの黒になってる)。
このことを知ってからインスタグラムなどで海外の人が911カブリオレのルーフ開閉をしているリールを探してみてみたのですが、確かにどれも車内に人がいて、車内からの操作で開け閉めしていました。
こちらがマニュアルに掲載されているキー操作でのコンバーチブルトップの開閉について↓
実際、このマニュアル(の英語版)を見て「僕のカブリオレのキーにはD部分がないのだけれど?」と疑問に思われているアメリカの方などもネットで見かけました。
その疑問への返答は「USではキー操作ではルーフ開閉出来ないよ、変更したければここで出来るよ」とMODS4CARSというサイトが紹介されていたりしました。なるほど。
まあでも、そこまで必要にかられてキー操作でルーフ開閉することはないかなと思うのですが、どうなのかな。
ちなみに私はインスタグラムの動画用などの時にしか、キー操作でルーフ開閉することはほぼありません(笑)。
とりあえず、アメリカではキー操作ではカブリオレの屋根の開け閉めをすることは出来ない、というお話でした!