イギリスのフライトシミュレーター「Vantage Simulations」
戦闘機や飛行機を実際に飛ばすことは、その操縦をすることに憧れを抱いている方は多くとも、現実の世界ではなかなか簡単に出来ることではないかと思います。
よって実際にフライトすることは出来ないけれど、その操縦をする楽しさを味わいたいという方々のなかには、パソコン上のフライトシミュレーターなどを利用することでその操縦体験を楽しまれている方もいらっしゃるかと思います。
さらにはそんなシミュレーターでフライトしている方々の中には、やっぱり世界的大ヒットとなったトップガンマーヴェリックにハマった方も多くいらっしゃるかと思われ、今回そのような方へとても楽しそうなプログラムが出来たようです。
ちなみに私も例にもれず、過去のトップガンを見直してからマーヴェリックを観に行ったわけですが、同じく子供たちにも過去作品から見直させていました。
マーヴェリックを見終わったあとの長女の感想としては「違う女性なのにやっぱりポルシェなの?」。うーん、なんて素直な感想(笑)。
ああ、また話がそれてしまいそうなので戻します^^
今回、イギリスのフライトシミュレーター会社であるVantage Simulationsがトップガンマーヴェリック内でのフライトシミュレーションのsimパッケージを提供するということがニュースになっていました。
これは映画の中に出てきた2つのミッションを60分間体験できるというものだそう。
F-35B Lightning II Fighter Jet
Microsoft Flight Simulatorなどでもマーヴェリックのプログラムがあったりしますが、今回のはさらに本格的なもの。
Vantage Simulationsが用意したのはF-35B Lightning II Fighter Jetのコックピットのレプリカ。
それにはHOTAS (Hands On Throttle and Stick) のフライトコントローラー、22インチのタッチスクリーンパネル、そしてランディングギアにSVTOL (Short Take-Off and Vertical Landing)コントローラー完備。
目の前に広がるのは3つの1080p HDプロジェクターが湾曲しているスクリーン。
ミッション1:マーヴェリックサイドワインダー
最初のミッションはマーヴェリック・サイドワインダーと呼ばれ、映画のように成功の可能性を最大化する為に最後のミッションに必要となるトレーニングセッション。
シミュレーターで飛ぶ場所はもちろん、映画と同じ場所を使っていて、China Lake Naval Air Weapons Station (NAWS)から離陸、その後イザベラ湖のサイドワインダーバレーまで飛行、そこから低空飛行の練習となるもの。
ミッション2:マーヴェリックダガーワン
2つめのミッションであるマーヴェリック・ダガーワンでは、空母からの離陸となり敵の領土に侵入、ウラン工場を攻撃してからまた空母に戻るまでのドッグファイト。
最初の練習ミッションでは2回チャンス(double takes)があるものの、2つ目のミッションは1発勝負のみとのこと。
このトップガンマーヴェリックのフライトシミュレーションは10歳以上から楽しむことが出来、そのお値段は99ポンド(約16,000円)。なかなかなお値段がしますね。
残念ながらこのシミュレーターは可動プラットフォームではないとのことなので、マシンの動きはありません。それでも、その代わりに最先端のトランスデューサーを組み込んでいるので、実際の航空機に乗っているように感じさせることが出来ると言われています。
シミュレーターに詳しい方には何を言っているかわかるかと思いますが(私にはわからない(笑))、使われているのはF-35の飛行力学にLockheed Martinのオリジナルソフトウェア、武器のシステムにはVRS TackPac、リアルな風景にはOrbxを使用しているとのことです。
イギリスでのお話なので日本でもこのシミュレーターを試せるのかというとそれはなかなか難しそうですが、フライトシミュレーター&トップガンファンの方であれば、1度はフライトしてみたいプログラムですね^^
出典:
◆シミュレーター予約&詳細サイト
◆For a Small Amount of Cash, You Can Now Fly the Top Gun: Maverick Missions Yourself
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