ノルウェーは「世界で圧倒的にナンバーワンのテスラの国」と言われているそうで、それは「国民1人あたりのテスラの数が世界で最も多いから」だそう。
純粋に販売台数だけで見れば、米国や中国の方が売れてはいるそうですが、それでも国民1人あたりのテスラ量が最多であるのはノルウェー。
そんなノルウェーにテスラのCEOであるイーロンマスク氏が2022年エネルギー会議に参加する為に滞在されていました。
それにあわせてノルウェーのテスラオーナーたちは、イーロンに向けて普段からのテスラに対する不満を爆発。
17名のテスラオーナーが集まり、テスラで「HELP」という文字を作成し「イーロンマスク氏と会わせてほしい」ということを訴えたそう。
というのも、テスラオーナーたちは様々なテスラに関する問題を抱えている為、それらの問題をイーロンさんと共有し解決してほしいということを話し合いたかったということが目的。
テスラオーナーが抱えるテスラ問題
ちなみにテスラに対するオーナーの苦情たちは以下の通り:
- 寒い時に車が動かない
- 寒いとドアハンドルが開かない
- やたら軋む音がする
- 暖かい時に車が動かない
- 座席に泡(Bubbles)
- フロントシートががたがたする
- トランクリッドが雨水だらけになる
- オートパイロットがちゃんと動かない
- インターネットが遅く正常に機能しない
- ワイパーがちゃんと機能しない
- 道路のバンプを越すと車が軋む
- 装飾モールが緩む
- ライトがちゃんと機能しない
- ドアが正常に機能しなくなる
- 勝手にドアが開く
- コンピューターが動かない
- ディスプレイ画面の周りに黄色い縁がある
- 窓が完全に閉まらない
- 勝手にシステムがリセットされる
- 充電に問題がある
- 電力が弱まる
- (特にモデル3で)新車なのにサビがある
- 再塗装の必要があるくらい塗装がひどい
- ずっと充電無料と聞いていたのに、新しい充電ステーションは車に適合しない
- テスラが言っているよりバッテリー寿命が短い
- エアコンに問題がある
- 車を修理にだしても全ての問題が解決されるわけではない
- テスラから連絡しますと言われるが、連絡は来ない
- 電話でテスラにつながるまでには長時間待つ必要がある
いや~、なかなかありますね(笑)!
それにしても「寒い時に車が動かない」と「暖かい時に車が動かない」って。まあ、個体によるのでしょうね…。
今回のこういう抗議の為の行動は「ハンガーストライキ」と呼ばれています。
本来の意味としては「イーロンさんに会わせてもらえるまで私達(参加者)は断食するよ!つまり、会わせてくれなかったらこのまま死んじゃうよ!いいの?」という感じでストライキを行っているという意味(もちろん、今回のは訴えていることに違いはありませんが、ハンガーストライキというのは名称だけであり実際に皆さんがイーロンさんに会えるまで断食するわけではありません)。
でね、でね。
この「ハンガーストライキをやったぜ!」というツイートがされたのが2022年8月28日のこと。
そして、イーロンマスク氏がその翌日である2022年8月29日にツイッターに投稿したのがこちら。
内容は「友人の勧めで最近定期的にファスティング(断食)してるんだよね~&健康だなと感じる」って(笑)。
これがノルウェーでのハンガーストライキに対するコメントなのか、本当に悪い偶然のタイミングでちょうど自分のファスティング体験についてつぶやいたのかはわかりません。
でも、テスラに対するハンガーストライキをやったという翌日に「断食、ちょっと健康になる感じがしていいよ」とつぶやいちゃうイーロンって(笑)。
車の問題をなんとかしてほしいと願うオーナー様たちからしたら笑いごとではないわけですが、なんとも「もうイーロンったら!」ってまた言いたくなっちゃうような出来事でした^^
続き(?)→ もう、イーロンったら!(4回目):この前のサイバートラックvsカレラTは1/8マイルレースだったそうじゃないの~
出典:
◆Tesla Hunger Strike: Norwegian EV Owners Want Elon Musk to Hear Their Complaints
◆Tesla Customers In Norway Go On Hunger Strike To Protest Poor Vehicle Quality
◆Erlend Mørchさんツイッター
◆Elon Maskさんツイッター