ターボがあるターボと、ターボがないターボ
色々なメーカーの車たちを競わせる動画は色々とありますが、今回見たのは同じポルシェというメーカーが作られている違うモデルでのドラッグレースで1/4マイル(約400m)の速さを競うというもの。
ポルシェの何のモデルを競わせたかというと、それは以下の2台:
- タイカンターボS
- ポルシェ911ターボS(992)
これは面白そう!!
タイカン・ターボS。迫力あります。
そして、なんといってもこちらのタイカン・ターボSの特徴は「ターボじゃないし」ということ(笑)。
そう、ターボじゃないのです!!だって電気自動車…。でもターボ。
いいの、タイカンはターボでいいの!そういうものなの!!
こちらが992型のポルシェ911ターボS。
こちらは正真正銘、ターボな水平対応6気筒のガソリンエンジン。
ターボなんです。ホントに。
さて、この「本当にターボ」な911と「本当はターボじゃないよ」なタイカンターボSを競わせるこのドラッグレース。
結果が楽しみです。
だって、911ターボSが速いのはもうわかっていることですし、でもタイカンも今まで何度となくその物凄い加速を動画で見てきていました。
ポルシェ911ターボSとタイカンターボSスペック比較
まずはスペック比較から。
ポルシェ911ターボSは650馬力。
トルクは800Nm。
車重は1,650キロ。
それに比べて、タイカンターボSの馬力は761馬力。
さらには1,050Nmという驚異のトルク。これ、タイカンが圧勝なのでは?だって違いすぎる。
が、しかーし。
タイカンはフル電気自動車。重たいバッテリーを沢山積んでいることから、その車重はこれまた脅威の2,300キロ。重たい!!!
お値段的には139,000ポンド/約1870万円(タイカンターボS)と、154,000ボンド/2,072万円(911ターボS)と、911の方が少しお高い感じです。
さっそくですが、ドラッグレーススタート。
もうね、びっくり。
あっという間に911が前に出ちゃう。
どんどんタイカンを引き離していきます。
911を運転している方はもう大興奮(笑)。「何、この車!!」って。
いや、もう本当に見ていても「何、その車!!!」っていう感じで、911の本領発揮というか、911ってやっぱり凄い。
いや、タイカンも凄い。でも、911凄いのです。
1/4マイル(約400m)のドラッグレースの結果は、ポルシェ911ターボSが10.2秒。
そして、大差がついているように見えたのですが、タイカンターボSも実は10.3秒。
見ているとめちゃめちゃ差がついているように見えるのですが、その差は数値で見るとたったの0.1秒。レースの世界での0.1秒の違いの凄さがよくわかりました。
ちなみに同じく1/4マイルをテスラ・モデルSが走った時の記録は…
タイカンターボSよりもさらに0.1秒遅かった10.4秒。
ポルシェ911、凄いな~。
タイカンターボSだけを単体で見ていたら、それこそ凄すぎると思っていたのに、こうして比べてみると911ターボSの凄さがさらにわかります。
こういう1/4マイルを何も気にせずポルシェ911を全開で踏み続ける…とか、本当にいつかやってみたいです。絶対に凄い。いつの日かやる!!!(どこで^^?)
★追記(2020.7.17)★
先日、Porsche NOW Tokyoにてポルシェジャパンの方が「ローリングスタートの場合はタイカンターボの方が速い」とおっしゃっていましたので、ご参考までに^^
動画はこちらから↓